我が名は、アイゼンミョウオウ…
箔なのもとに歩み優位が性分なり…
今こそ、祖が力をかさいや…
概要
『女神異聞録ペルソナ』および『ペルソナ2 罰』における南条圭の初期ペルソナ。
異世化した病院でゾンビと出くわした時に、主人公・マーク・ゆきのさんと共にペルソナ能力に覚醒した。
元になった神格は愛染明王である。
容姿
本来の愛染明王は男性の姿で描かれるのだが、ペルソナシリーズにおいてはレザースーツとガーターベルトを着用した女性のような姿をしている。
その見た目のせいでよくアンソロジーでネタにされていた。
『罰』ではさらに、フェイスベールや前垂れを思わせるキャタピラのような装飾が加えられた(タイトル画像の姿)。
デザインを担当した金子一馬氏によると、自身の上流階級に対するイメージを反映させたとのこと。一世を風靡した同じ名字の持ち主のイメージが入っている可能性も…。
能力
『女神異聞録』『罰』両作品ともに南条の初期ペルソナとしての登場という事もあり、戦闘能力に関してはかなり控えめである。
特に『女神異聞録』では、扱いの難しい初期ペルソナの一つとして知られている。が、最初から使用可能な「ハンマ」で最大HP依存の大ダメージを与えることができ、ランクを上げれば味方の攻撃命中率を強化する「スクカジャ」を習得することから、使いようによっては意外な活躍を見せることも。
『罰』ではストーリー途中からの参戦という事でレベルが引き上げられている。本作では「スクカジャ」に加え、特殊な条件を満たせば魔法攻撃力を強化する「マカカジャ」も使用可能に。同作のマカカジャは有用な反面高レベルのペルソナしか習得しない魔法であり、首尾よく習得できれば大きな助けになる。ただし、最初から使える「ハマ」が性能の低い単体即死攻撃でしかないことや、スクカジャの利用価値が低下したことにより、レベル相応の平凡なペルソナといった印象が強い。