概要
2024年4月25日からテレビ朝日系「シン・時代劇」枠で放送される、新撰組の日々を描いた時代劇である。主演は前田拳太郎と奥智哉。
登場人物の演者は主演を筆頭に戦隊モノの出演者または2.5次元俳優が大半を占める。主に新撰組間の人間ドラマ模様がメインだが、BLもといブロマンス要素もやや描かれる。
出演
主人公
鎌切大作(かまぎり だいさく)
演 - 前田拳太郎
丘十郎とともに壬生浪士組に入隊するが、その出自は不明。
何処か掴みどころの無い飄々とした性格でありながら、新人にしてかなりの実力を見せている。
しかし沖田からは「迷いが無さ過ぎる」と評されている。その正体は……
深草丘十郎(ふかくさ きゅうじゅうろう)
演 - 奥智哉
元は茶屋を営んで平和に暮らしていたが、父を庄内に斬り殺されたことで壬生浪士組の入隊を志願する。大作からはからかい半分で「丘ちゃん」と呼ばれている。
新選組
近藤勇(こんどう いさみ)
演 - 高野洸
局長。偶然によって藩士から丘十郎を救い、父の今際の勇姿を立派だと称えた事から、彼の憧れかつ目標となる。
沖田総司(おきた そうじ)
演 - 藤岡真威人
一番隊長。新撰組随一の達人の1人。
同時に新選組随一の美形で、他の隊士達の兄貴分かつ憧れの的。
『線が細い幸薄の美少年』という従来のイメージ像が強い事で有名だが、本作では中の人の親譲りの顔の強さもあり『口数の少ない剣一筋の硬派な美男子』として形作られている。
土方歳三(ひじかた としぞう)
演 - 阪本奨悟
副長。近藤の右腕で、鬼の副長として恐れられている。
次第に異名通りの容赦の無さを見せるが、大河ドラマのこの人ほどではなく、ナチュラルに人を罠にかけたり無理矢理法度で隊士を縛ることはしない。
余談だが、中の人は舞台版で鬼狩りの主人公を演じている。
また、夏のファンミーティングイベントにて中の人が出演しているミュージカル版脇差の剣士の話がチラリと出てきており、キャスト発表時には「元の主を演じるのか!?」などの声も上がっていた。
山南敬助(やまなみ けいすけ)
演 - 永田崇人
新撰組の総長。近藤や土方とは道場時代からの親友で、知の面で近藤を支えている。大作、丘十郎のお目付役となる。
原田左之助(はらだ さのすけ)
演 - 柊太朗
十番隊長。槍の名手で、豪快でストレートな性格のため、大作からは「豪快槍」と呼ばれている。
斎藤一(さいとう はじめ)
演 - 庄司浩平
三番隊隊長。剣の腕は沖田と並ぶ強者で、共に打ち込み稽古をしている。
南無之介(なむのすけ)
演 - 羽谷勝太(幼少期:大園尭楽)
大作と丘十郎よりも一足早く壬生浪士組に加わった新人隊士で、彼らとともに山南隊に振り分けられる。新之丞はかつての乳兄弟であり、常に一緒に居ようとする。
松永新之丞(まつなが しんのじょう)
演 - 杢代和人(幼少期:伊達颯斗)
オリジナルキャラクター。南無之介がかつて仕えていた武家の次男。
鵺野の養子となっていたが、彼に邪な目で見られるのを嫌ったため逃げ出し、彼の手下から追われていたところで南無之介と再会し、壬生浪士組の屯所で養生しつつ隊士入りした。剣の腕は弱いが、左之助も女性と間違えたほどの美貌の持ち主。
渋皮喜平(しぶかわ きへい)
演 - 簡秀吉
大作と丘十郎と壬生浪士組に入隊した新人隊士。芹沢鴨に気に入られ、よく使いに出されている。
密かに屯所を抜け出し遊女と会っていたが、そのことから長州の間者と疑われ、さらにある理由から大作からも詰め寄られる。そのまま「実家に帰された」という理由で以後姿を消し、主要人物の中では最初の退場となった。
色々と不遇なキャラクターとなってしまったが、以後も周りから引き合いに出され、大作からも悔やまれているあたり、扱いは遥かにマシと言える。
芹沢鴨(せりざわ かも)
演 - 三浦涼介
頭取。派手な服と物言いが特徴的だが、発言は的を得ているものが多く、自分なりに丘十郎や近藤を気にかけ諭している。
伊東甲子太郎(いとう かしたろう)
演 - 駒木根葵汰
参謀。近藤が新たな交渉人として呼び寄せた。
鈴木三樹三郎(すずき みきさぶろう)
演 - 松本仁
甲子太郎の実弟。兄を心酔している。
その他
庄内玄悟(しょうない げんご)
演 - 上野凱
長州藩士。七也を斬り殺した丘十郎の敵。
深草七也
演 - 戸次重幸
茶屋を営んでいる丘十郎の父親。店に逃げ込んできた佐幕派藩士を匿ったことで庄内に殺されてしまう。
演 - 佐藤流司
突如大作と丘十郎の前に現れた謎の男。丘十郎は彼の言葉に感化され、異国への憧れを抱く様になる。