概要
500年前、悪魔の襲来を退けた後にアードラシア帝国で皇族への忠誠を誓い、勇爵の称号を授かった勇者アムスベルグ家の跡取り娘。17歳。
勇者の末裔に相応しく14歳で近衛騎士隊長に任命されるほどの実力で『神童』とまで謳われている。
第七皇子アルノルト・レークス・アードラーの幼馴染みだが、アルノルト本人は苦手意識を抱きながらも大切に思っている。弟のレオナルト・レークス・アードラーとも付き合いが深く、二人を愛称で呼ぶ仲。
人物
桜色の髪に翡翠の瞳の美少女。剣も魔法も優れた実力者で、既に勇爵家の称号とも言える聖剣を召喚する事が出来る才女。一方、胸の発育が乏しいのを気にしており、指摘されると後述のアルノルトの蔑称とは違うベクトルで激怒する。
品行方正ではあるのだが、力押し一辺倒の側面が強いのが難点で父親にも問題視されている。
幼少時、子供心で城を遊び歩いていたところで外交で献上する宝玉を割ってしまったのをアルノルトが庇い、牢屋に入れられたことをきっかけにアルノルトに絶対の忠誠と恋慕を抱く。ただし、SS級冒険者シルバーとしてのアルノルトとは犬猿の仲。
そのため、アルノルトが『出涸らし皇子』と呼ばれるのを誰よりも嫌い、そう呼んだ相手には例外なく怒りを向ける。また、アルノルトの蔑称改善のためにかなり強引な鍛え方をして屋敷にもよく遊びに来ていたために両親や家臣の騎士達からもアルノルトはもはや馴染みとなっている。
付き合いの長さと人間性故に苦手意識を持たれているが、実はアルノルトにとっては初恋の相手で、勇爵家が帝位争いに不干渉という規約を抜きにしても帝位争いからも距離を置かせようとしていた。そのため、シルバーであることさえも明かしていない。
一方のエルナも付き合いの長さからアルノルトが才能があるのに、本気を出さないのは『自分の評判が下がれば、その分レオナルトの評判が上がるため』と見抜いていた。
アルノルトを巡るライバルのフィーネ・フォン・クライネルトとは早い段階で打ち解ける一方、オリヒメ・クオンやシャルロッテ・フォン・ローエンシュタインとは性格などの相性から大人げない喧嘩をする。
関連タグ
アルノルト・レークス・アードラー レオナルト・レークス・アードラー