WEB版のネタバレも含むので注意
概要
アードラシア帝国北部代表を務めるローエンシュタイン公爵家の孫娘。通称シャル。
かつてローエンシュタイン家は皇帝ヨハネスに娘を妃として差し出し、それが第三皇子ゴードンの母。つまり、シャルロッテはゴードンの親戚ということになる。
一方、ローエンシュタイン公爵の旧友でもあるツヴァイク侯爵の孫娘であるが、ローエンシュタイン公爵には息子がいたために彼女はツヴァイク侯爵家の後継者候補となっている。
人物
金髪に虹彩異色の瞳の美少女。アルノルト・レークス・アードラーの母ミツバと同じ病にかかっている。
雷神と謳われるローエンシュタイン公爵の才能を受け継ぎ、雷の魔法を操る。魔法の才能はザンドラを除けば帝国最高峰。
また、皇太子の死に端を発した北部貴族への冷遇とその受け皿になったために死亡した祖父ツヴァイク侯爵の件があって彼女も皇族に良い印象がない。
活躍
ゴードンが帝都での反乱に失敗した後、北部貴族は積極的に鎮圧にも反乱にも関わろうとしなかった。その中で祖父の葬儀中に現れた当初は素性を隠していたアルノルトと出会い、正体を明かされてからは友誼を結んで北部諸侯連合の結成に協力する。
アルノルトのことは祖父から聞いており、当初はレオナルト・レークス・アードラーと思っていたようだが兄の方だと聞いてやや落胆した。しかし、血筋や肩書きについて語らってからはアルノルトを信頼するようになり、ツヴァイク侯爵家として北部諸侯連合に真っ先に参加する。後にレオナルトとも合流して反乱鎮圧に協力、北部貴族が事実上レオナルトの勢力に加わる大きな足がかりになり、皇族と北部貴族のわだかまりの解消にも尽力する。
祖父達の後を継いで北部代表となってからは正式にツヴァイク侯爵として北部の全権代官となったアルノルトの補佐をする中でフィーネ・フォン・クライネルト、エルナ・フォン・アムスベルグとも出会う。同時にアルノルトに好意を寄せるようになるが、フィーネやエルナと違い余り表には出していない。
関連タグ
藩国のマリアンヌ王女の亡命を助力した後、トラウゴットが藩国の王として結婚した後は藩国方面の国境を預かる身となり、自然とトラウゴットとの交流も増えることとなる。
王国討伐の際には北部に留まって後方からの支援に徹していたが、ヴィルヘルムの凱旋とそれに伴うアルノルトの訃報に憔悴、またヴィルヘルムをよく知るトラウゴットが本物ならやらない弟の死を自分の名声のために利用するという暴挙に憤慨して討伐に出ようとそれを諫める中、帰還したアルノルトに真っ先に抱きついて出迎え、帝国貴族ではフィーネを除けば最初にアルノルトがシルバーであったことを知らされる。
その後、ヴィルヘルムの遺体が悪魔の依り代になっている可能性を聞かされ、帝都から脱出したルーペルトに続く形でヴィルヘルムへの反乱に参加、エリク達が自らの命と引き換えに召喚したゴルド・アードラーによって病の元凶が滅ぼされたことで全開となり、北部からの加勢として活躍した。
三年後、アルノルトが帰還した折には自分に何も知らせてくれなかったことに憤慨し、それを知らされたトラウゴットに食ってかかっており、アルノルトへの好意を殆ど隠していない。
レオナルトの即位が秒読み段階に入った頃、他の貴族達より遅れてレオナルトの陣営に参加した北部貴族達が冷遇されているのでは、という疑念を払拭するためにレオナルトの側室になる話が持ち上がり、自身も皇族と北部貴族の軋轢を防止する措置として受け入れていた。
しかし、当のレオナルトがそれを由としない代わりに成長したルーペルトを全権代官として派遣すると共に他の地方の要職に回すことで対処する。結果、北部貴族達の誰かと政略結婚をすることになったところでローエンシュタイン公爵の遺言とシャルロッテへの複雑な気持ちを抱えたアルノルトが乱入、アルノルトの子供(シャルロッテとの間に生まれなければ、その時点ではフィーネかエルナとの子供)をツヴァイク侯爵家の跡取りにする条件で半ば強引に銀爵家の妃として連れ帰られて、少しずつ関係を構築するという形で了承した。