概要
長野県4番目のテレビ局として1991年4月1日に開局。開局時からテレビ朝日マストバイ局である。略称はabn。以前は大文字のABNだった。
放送局概略
ニュース系列 | ANN |
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番組供給系列 | テレビ朝日ネットワーク |
略称 | abn |
愛称 | abn・長野朝日 |
呼出符号 | JOGH-DTV |
呼出名称 | ながのあさひデジタルテレビジョン |
リモコンキーID | 5 |
親局 | 長野18ch(美ヶ原) |
主要中継局 | 善光寺平24ch |
アナログ時代から親局がUHFだが、アナログ放送の山ノ内中継局はVHF帯域8chでの送信だった。同じようなVHF中継局は全国にも何箇所か存在したが、平成新局が置局していたのはここだけだった。
中継局について
平成新局でよく見られる「先発局より中継局が少ない」はここにも当てはまる。
アナログ時代、放送開始終了映像で中継局の周波数を表示していた(全国でもここぐらい)。
開局までの事情
長野県の朝日新聞系のテレビ局に信越放送があった。信越放送は信濃毎日新聞を中心に設立され、朝日新聞も同等の株を持ち、ラジオニュースを提供したが、テレビはJNN加盟のためニュースを送れなかった。
その後1969年に朝日新聞、読売新聞などの相乗りで長野放送が開局。しかし中日新聞と東海テレビ、フジサンケイグループが設立に関わったことから、長野放送はフジテレビ系列のみに加盟した。
その後朝日新聞とテレビ朝日、読売新聞と日本テレビが新局開局に動き出した。朝日新聞・テレ朝と読売新聞・日テレがフルネット局の開局を争い、1980年10月1日、テレ朝系列(ANN)と日テレ系列(NNN)のクロスネット局としてテレビ信州が開局した。テレビ信州は日テレとテレ朝の両方の番組を均等に購入していた。
1987年10月にテレ朝から19時台のニュース番組「ニュースシャトル」をネットするため、テレビ信州はゴールデンタイムにおけるテレ朝の番組購入率を7割に増やし、テレ朝メインの局となったが、当時の日テレ系列の人気番組が打ち切り、遅れネット、信越放送への番組販売となったため、テレビ信州に苦情が殺到した。テレビ信州は「ニュースシャトル」の件をきっかけに、第4のテレビ局開局を機にANNを脱退、NNSに加盟し、NNN/NNSマストバイ局に移行することを決めた。
その第4のテレビ局への割り当ては「ニュースシャトル」の始まる前の1984年11月16日に行われ、1364社からも申請があった。しかし一本化調整が難航し、1989年にテレ朝系列として開局が決定、1991年4月1日に長野朝日放送が開局した。長野朝日放送開局の際、テレビ信州から一部の社員が長野朝日放送に移籍している。
アニメ事情
テレビ朝日系の全日帯アニメはきっちりと放送している。深夜アニメについては2020年秋期以前は「BLACK LAGOON」シリーズ2作品、「ヤミと帽子と本の旅人」、「タイガーマスクW」の3シリーズ4作を放送したことがある。なお、「BLACK LAGOON」の第2シリーズと「タイガーマスクW」との間には約10年のブランクがある。