概要
NHKの大河ドラマ「龍馬伝」の脚本を務めた福田靖氏によるオリジナル作品である。刑事役の桐谷健太と検事役の東出昌大とのW主役となっており、いわゆる『バディー物』の作品となっている。桐谷としては初の主役クラスを担当する作品である。
前クールでは驚異的な高視聴率を叩き出したDoctor-X(第6期)の後番組として期待と不安が混じたものの、初回の平均視聴率が12%(関東地区)とまずまずの船出となったが、その後のスキャンダルで大きく影を落とす事となった(後述)。
2023年に続編となる『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』の放送が決定。桐谷健太のみを残しほぼキャストは総取っ替えとなった。
主な登場人物
神奈川県警察
仲井戸豪太(桐谷健太)
主役の一人。元々は関西のとある地域の私立高校の体育教師を務めていたが、その地域の治安が悪い為に『生徒を守りたい』との思いから警察に転職した異色の刑事。警察学校を卒業後に県警管内の「桜川橋交番」に配属されたが、刑事を希望した為に「横浜桜木警察署」の刑事として移動となった。当の桐谷自身は正真正銘な関西人(大阪府大阪市出身)である。
目黒元気(磯村勇斗)
豪太の同僚刑事で階級は豪太よりも上だが、何故か周囲から「メグちゃん」と呼ばれている。
毛利ひかる(今田美桜)
同僚の女性刑事だが、中年以上の男が好みで豪太や修平みたいな若い男には興味がない。
田口健介(湯江タケユキ)
豪太の先輩警官。「桜川橋交番」に勤務。階級は巡査部長。豪太と一緒に表彰されるが、表彰時に刑事を希望した豪太が派出所勤務を離れた事に関して面白くなく感じている。
大貫誠一郎(風間杜夫)
桜木警察署の署長で豪太の最大の理解者でもある。階級は警視正。
横浜地方検察庁
真島修平(東出昌大)
もう一人の主役。「みなと支部」に所属している検事である。東京大学の法学部と法科大学院を卒業したエリートであるが、市民感覚がないのが欠点。
仲井戸みなみ(比嘉愛未)
豪太の妹で「みなと支部」所属の立会事務官。修平のサポート役でもある。横浜暮らしが長いせいか普段は標準語を喋っているが、豪太にツッコミを入れる際は関西弁を話す。ちなみに比嘉自身は関西人ではない(沖縄県出身)。
日下直樹(渋谷謙人)
修平と同じ「みなと支部」所属の検事で東大在学中に司法試験に合格したエリート。自分は修平よりも優秀であると勝手な思い込みをしている。
森岡奈緒子(奥山かずさ)
みなみと同じ「みなと支部」の立会事務官であり、日下のサポートを担当している。
樫村武男(柳葉敏郎)
「みなと支部」の部長検事で修平達の上司である。
その他
宮沢かほり(奥貫薫)
飲食店「OKAZU-YA」の女主人。病気で母が亡くなった事を機に裁判官を辞職して店を継いだ。
当初は八木亜希子が演じる筈だったが、制作会見後に線維筋痛症と呼ばれる全身に激痛が生じるリウマチの一種に罹り降板する羽目になった。
不祥事
第1話の放送から約1週間後に文春砲によって東出と唐田えりかの不倫が発覚。両者は不倫を認めて謝罪したものの、関東地区の第2話の平均視聴率が9.7%と大幅にダウン。その後は桐谷が自身が出演していたCMのイベントにて当番組のPRしたお陰で10.3%と回復したが、再び10%代を切る結果となった。
当事者である唐田の方は、同時期に放送されているTBS系の金曜ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」を第1話出演しただけで降板した(というかさせられた)のに対して、東出に関しては桐谷とのW主演という関係で降板する事が出来ない(不倫報道の時点で第6話まで収録済み)が、関係者によると東出の登場シーンを少なくしたり話数の削減も検討しているとの事である。
テレビ朝日としては「相棒」や「科捜研の女」に続くバディー物の刑事ドラマとして視聴率次第ではシリーズ化も検討されていたが、東出の騒動によりシリーズ化どころか話数削減(10話→9話)による打ち切りという不憫な作品となってしまった。