この世が地獄である限り、この世を地獄とする限り。
我が炎は決して消えはせぬと知るがいい!
インフェルノの炎、それはおまえ達を焼く憎悪也!
プロフィール
概説
『Fate/GrandOrder』に登場するアーチャーのサーヴァント。レアリティは☆4。
メインシナリオでは、第1.5部の亜種特異点Ⅲ(亜種並行世界)『屍山血河舞台下総国』で登場。
人物
本編シナリオではキャスター・リンボにより「一切鏖殺」の宿業を埋め込まれた英霊剣豪として登場。
かつて愛する恋人と最期を共にできなかった無念を炎へと変え、世の民草を皆殺しにし、日本という国を焼き尽くさんとしていた。
その一方、たまたま出会った仲睦まじい老夫婦とにこやかに会話し、一切危害を加えず見逃すという不可解な行為もしている。当の本人も、自身がこのような行動を取ってしまったことに戸惑っていたのだが……
カルデアに本来の彼女として召喚された際には、義理堅く礼儀正しい女武者としてマスターに仕えてくれる。
楚々とした大和撫子だが、戦闘の際は様々な武器・武術や炎の技で勇ましく敵を蹴散らす。
一方でどこか達観したところがあり、「サーヴァントという仮初めの存在である自分は、いずれ静かに地上から消え去るべき」と考えている。
戦闘以外では、刑部姫に教えられた現代のゲームに興味津々な様子。
霊基再臨をすると額に角が出現するが、真名が判明する前はごまかして正体を教えてくれない。
能力
女性サーヴァントながら筋力はCとなかなかの数値。
もっとも真名を知れば、この数値でも“足りない”と感じられるほどの大力を有している。
武芸者として、剣術・弓術・槍術・馬術など多彩な武術を修得している。
ステータス
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|
C | D | C | B | A | B+ |
クラススキル
対魔力(B) | 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 |
---|---|
単独行動(B) | マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。 |
狂化(E) | 理性を失う代わりに基礎ステータス強化する。ただしEでは実質的な影響は無きに等しい。多少、感情的になりやすい程度。 |
保有スキル
鬼種の魔(B) | 魔性を現すスキル。天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出等との混合スキル。味方全体の攻撃力をアップ/自身の宝具威力をアップ |
---|---|
乱戦の心得(B) | 自身にスター集中状態を付与/味方全体のスター発生率をアップ |
血脈励起(A) | 自身にガッツ状態を付与(1回)/自身にHPアップ状態を付与 |
特殊スキル
宿業・一切焼却 | 自身に「通常攻撃時にやけど状態を付与する状態」を付与 |
---|---|
精神異常無効 | 精神状態異常を無効(解除無効) |
烽火連天 | 敵全体にやけど状態を付与 |
宝具
???
- 種別:対人宝具
- ランク:B
- レンジ:1~12
- 最大補足:1人
「宝具、断片展開。私に炎を。旭の輝きを! 燃えろ! 飲み込め! なにもかも!」
ゲーム上では、種類はBusterで、効果は【敵単体に超強力な攻撃&敵単体のクリティカル発生率をダウン(3ターン)&敵単体にやけど状態を付与(5ターン)&敵単体に延焼状態(やけどの効果量がアップする状態)を付与(5ターン)〈オーバーチャージで効果量アップ〉】。
ゲーム上での性能
HPは10,000を若干越す程度だがATKが9,900を越す、クロエ以来の攻撃特化型のステータスを持つ。
カード配分は《Quick:1/Arts:2/Buster:2》のセイバー型で、ヒット数は【Q:3/A:2/B:1】ではあるものの、ArtsのNP回収率自体は並み程度しかないため、積極的に宝具解放を狙うには手数やサポートが必要になる。
スキルは、3ターン味方全体の攻撃力アップ+自身の宝具威力アップの「鬼種の魔(B)」、自身の3ターンスター集中率アップとスター発生率アップの「乱戦の心得(B)」、5ターンの間自身にガッツ(一度だけ戦闘不能から復帰)状態とHPアップ状態を付加する「血脈励起(A)」、の三つ。
特に「血脈励起」は、低いHPをカサ増ししながら戦えるうえ、効果が切れてもHP自体はそのままなので疑似的な回復スキルとしても効果を発揮する。これだけの効果がありながら、9ターン(Lv10で最短7ターン)で回せるのもポイントだろう。
宝具は上述通り。
特に「延焼状態」の特性が面白いもので、火傷による増加ダメージを加速させるために火傷状態を重複させると条件次第で10,000超の特大のスリップダメージを狙える。
そして延焼状態も重複可能なので、更なる追加ダメージを狙うことも可能。
特防状態でガチガチに防御を固めたイベントボスでも、目に見えるかたちでダメージを与えることが可能になる。
運用法としてはメインアタッカーを張りつつ、攻撃面をサポートするかたちになる。
特にライダーに次ぐスター集中率を備えるアーチャーでありながら、さらにスター集中率を上げるスキルとクラススキル「単独行動」によるクリティカルダメージの増加の噛み合わせにより、「宝具(B)+BB→Extra Attack」でのBusterクリティカルによるコンボが強烈なダメージを叩き出す。
クリッター運用を考えなくとも、アーチャー戦力が欲しい時に放り込んでおけばそれなりに仕事をこなしてくれるので、サブアタッカーしとても運用可能。
また恒常実装された☆4以上のアーチャーでも数少ないBuster単体攻撃宝具持ちなので、この点だけでも十分な個性を持っていると言える。
ただ、運用に際して自力でのスター生産力が低いという欠点を持つため、本格的にアタッカーとして運用する場合は、スター生産に優れた味方を付けてやる必要がある。
育成面でも登場シナリオからの新素材アイテム「枯淡勾玉」を合計12個要求されるので、数が足りないなら一先ず第三霊基解放までとどめておくのも手だろう。
ちなみに地属性かつ魔性持ちなので、源頼光はバーサーカー・天属性・魔性特効スキルの三重特効が刺さる天敵といえる。
その他
「インフェルノ」とは一般には地獄を指す普通名詞であり、ダンテ・アリギエーリの叙事詩『神曲』地獄篇の原題でもある。
担当絵師曰く、「インフェルノさんの声が金元寿子さん、『りゅうおう』でも姉弟子の声を担当してくれている、どちらも銀髪でなんというか不思議な感覚」とのことである。
当時はあちらもアニメ版のオンエアが近づいていたため無理もないかも……。
なお霊基再臨で大きく容姿を変えるサーヴァントだけに、どの形態が好みか大きく割れる。
- 召喚直後:軽装・ポニーテール・ふとももの覗く袴、の美少女然とした姿。
- 第一・第二霊基:重装・髪下ろし・完全武装状態の、如何にも和風戦乙女といった姿。
- 第三・第四霊基:甲冑の縅(おどし)を外した肩出し状態・より脱色の進んだ銀髪・弓矢を構える第二第三のアナザーバージョン。
また作品によってはそれぞれの容姿の特徴が複合されたり、アレンジが加えられたりするケースも多く、Fate系では結構珍しく、衣装の自由度が比較的高いキャラでもある。
関連イラスト
関連タグ
Fate/GrandOrder サーヴァント アーチャー(Fate)
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