「一歩引けば見えて来るもンもあるはずだ!」
CV:加瀬康之
プロフィール
雷門中2年生、ポジションはFW。出生日は5月24日(イレブンライセンスカードより)。
雷門の元エースストライカー。「雷門の点取り屋」の異名を持つ。
背番号は11、イナズマジャパン時代は17。
2017年に行われた「イナズマイレブンとのバレンタイン2017」では、貰ったチョコが51個と第23位だった。
海外名はケビン・ドラゴンフライ。ケビンは欧米系でありふれた男性名で、ドラゴンフライはトンボの意。2期で飛竜の名を冠する必殺技を習得する事を考えると、なかなかにかっこいいネーミングセンスである。
イナズマイレブン
円堂守によって再び設立された雷門中サッカー部の中では半田真一と並ぶ最古参メンバーであったが、弱小であったために次第に他のメンバー同様のだらけきった毎日を送っていた。
帝国学園との練習試合以降、同じくFWである豪炎寺に激しく対抗心を燃やし、猛特訓の末に必殺技「ドラゴンクラッシュ」を完成させてからは次第に自信をつけた。
アニメでは次の話で早速得点を取り豪炎寺との必殺技ドラゴントルネードを編み出すも、以降は基本的に噛ませ、およびパス役と化したが、要所要所で得点を取ったり持ち前の高いボールキープ力とパス性能で活躍。
ちなみに余り話題にこそならないが千羽山の無限の壁を唯一単騎で破る快挙を成し遂げている。(必殺技で競り勝った訳ではなくあくまで戦略的にではあるが)
2期「脅威の侵略者」編では豪炎寺が離脱し、代わりに吹雪が加入するも豪炎寺への信頼故に再び強く対抗し、新必殺技「ワイバーンクラッシュ」を完成させた。
そしてお約束の様に合体技を作り「最強コンビ」と言い出すも(実際に必殺技は相当な威力をもっていた)真・帝国学園との試合で故障(佐久間の皇帝ペンギン1号を右足で弾き返したことで。アニメでは不動からのスライディングタックルによる負傷も含める)。
アニメではその後も無理して特訓したために怪我が悪化し、惜しまれながらも治療のため離脱(ちなみに離脱時のサブタイトルは『最後のワイバーンブリザード!』である)。
終盤にダークエンペラーズの副キャプテンとなり、雷門イレブンの敵として立ちはだかる。アニメ第55話ではリハビリ中の身でありながら吹雪を励ますシーンがあるが、やっぱり自分が活躍できなかった事へのコンプレックスからか、ダークエンペラーズ入りする流れはゲームと変わらない。
3期「世界への挑戦」編では一度は日本代表から選考落ちしたものの、代表メンバーの途中入れ替えが制度上認められていることから追加選出の僅かな可能性に賭けて諦めず努力を続ける。その結果負傷した吹雪と緑川に代わる形で佐久間と共に本戦から代表入りし、世界相手に初ゴールをもぎ取った。
その後、負傷により栗松が復帰した吹雪と代表交代になった際は、突き放すような態度を見せつつも、再び這い上がってくるよう激励している。
第100話では木暮に落とし穴に落とされた為、怒って木暮を追いかけ回した。
代表落ちの件に関してだが、実際は久遠監督は染岡が戦力になると判断しており、不動同様に切り札として温存する算段だったのではないかとも考えられる。
劇場版では大まかな流れは無印アニメ第1期と同じだが、王牙学園のデススピアーで負傷してベンチ行きになってしまい、カノンが連れてきた助っ人の話を真っ先に信じ、吹雪士郎にユニフォームを託した。
スタッフロールを見るに、こっちの世界戦でもやっぱりダークエンペラーズになってしまうようである。
イナズマイレブンGO
10年後ではイタリアリーグでプロとして活躍しており、雷門と木戸川清修との試合中に一時帰国。
実は少し前に海外修行をしていた当時の錦龍馬と出会って稽古をつけており、錦の持つ化身の才能を開花させていた。彼には「師匠」と呼び慕われている。
そのファッションから「マフィ岡」または「ヤクザ岡」と呼ばれている他、某アーティストのようだと言われファンの一部からは「ソメザイル」と呼ばれている。
また本作から数年後には、服装や容姿だけでなくイタリアでプロ活動していた点も含めまるで某ケイスケホンダのようだという声も聞かれれるようになった。(GO1当時の2011年の本田圭佑は前年のW杯での活躍で注目を集め始めた頃であり、彼がイタリアのチームに移籍したり10年代の日本代表で屈指の知名度を誇る選手という地位を確立したりするのはもう少し先の話である。)
2012年の劇場版「イナズマイレブンGOVSダンボール戦機W」では円堂率いる『イナズマレジェンドジャパン』のメンバーとして登場。
ギャラクシーではアニメ21話にてサッカー雑誌の表紙として登場した。
イナズマイレブン アレスの天秤
「情熱のドラゴンストライカー」。
2016年11月4日放送『イナズマウォーカー』Vol.1内で放映されたショートアニメ『イナズマイレブン アウターコード』第1話で新作への登場が発表された。
今作ではエイリア学園の襲撃が無かった1年後のパラレルワールドの世界で、フットボールフロンティアで急成長した雷門中から全国の中学校へ『強化委員』が派遣され、その中学校の選手として共に戦うという新システムが導入される。染岡もその強化委員の一人として、偶然にも『イナズマイレブン』(無印)で関わりの深かった白恋中に派遣されるという設定になっており、ファンの度肝を抜かせた。
チームをサポートする立場に回っており、喧嘩っ早い部分は鳴りを潜め、落ち着いた言動を見せた。
本戦での雷門中戦では雷門側にも忠告を与え、どんな状況下においてもチームを一つにまとめ上げる稲森明日人に一目置いている。
特徴
ピンク髪の坊主頭にヤクザの様な顔つきをしており、泣きぼくろがある。
成長後は頭頂部の髪を伸ばしており、ややソフトモヒカンに近いような感じに。
服装は全身真っ白なスーツ姿と完全にそっちの道の人のような外見になっている(無印アニメ第3期でもスーツ姿を披露しており、やっぱり雰囲気はそっちの道の人であった)。
制作側からも最早カタギには見えないと言われていた。
実際、作中でも強面を怖がられるシーンがあり、劇場版ではテニス部員をビビらせていた。
喧嘩っ早い性格で、気に食わない事があれば何かと真っ先に食ってかかり(※1)、試合では真っ先にドラゴンを放っては相手GKに止められ、あるいは切り込んでDFにブロックされる噛ませ役。
とはいえ、尾刈斗戦でのハットトリックや、帝国学園戦での先制点、ドラゴントルネードを止めた無限の壁をドラゴンクラッシュで破ったり、新技のワイバーンクラッシュでジェミニストームに初得点、DE時代にはワイバーンクラッシュでザ・ジェネシスとの戦いで強化されたムゲン・ザ・ハンドを破る、FFI本戦ではナイツオブクイーン相手に新技のドラゴンスレイヤーで初得点と点取り屋に恥じない活躍を見せている。これもひとえに彼が努力家であるからだろう。
そして、多くの得点で''相手GKに必殺技を使わせない''という共通点がある。初披露時に顕著。
アニメ表現的には反応できないスピードでぶち抜いているようで、実際何度もパワー負けしているが反応は出来ていた立向居のムゲンザハンドを出させることなく撃ち抜いている。
豪炎寺のテクニックや得点力に圧倒され、豪炎寺のようなストライカーになろうとして空回りしたりするなど人間味のある性格な為か、ファンからは「染岡さん」と呼ばれ、美形キャラでない割には人気が高く、公式にもネタにされている。ヒロト役の水島大宙氏やOPを担当したトン・ニーノ氏のお気に入りキャラであるという。
ここから発展したネタとして、ファンからは何かするたびにあだ名が付けられている。
有名なものは「ピシャ岡さん」(ゲーム版でパンドラに「ドンピシャだぜ!」と発言したことから)など。
弟子への教えは非常に丁寧で課題(※2)をこなせばきちんと褒め、緊張で強張っていれば飯を与えて緩和するなどのケアを怠らない。天城が才能という言葉に囚われていた悩んでいた際に軽々しく口にしないよう咎めており、これらの行動はかつて雷門時代に苦労していた事から来るもの。
また、料理の類もできるらしく、木戸川清修(GO)戦では錦に腹ごしらえとしておにぎりを用意し、絶賛されている。錦の口ぶりからイタリア時代からおにぎりは美味かったらしい。
ちなみに、無印のアニメ第24話ではチームメイトとカレーを作っており、煮込みを担当しているが、あまり料理の腕については触れられず。
「ベストイレブン国民投票」では投票対象に出馬できるのが10人まであり、おまけに選出されたのが人気キャラばかりであったために参加できなかった…。
(※1)漫遊寺中の生徒(ゲームでは垣田、アニメでは影田)には「邪念がある」と評されたり、ゲーム版『3』では規制がアニメよりも緩かったためか「ぶっ殺す」という単語が飛び出す事もあった…怖すぎる。
(※1)アニメではボールに印を付け、ターゲットに正確に当てる特訓となっており、日本に帰国した際にはウォーターワールドスタジアムの柱に向かって蹴るよう指示している。ゲーム版では何を課題にしていたかは不明だが、ハーフタイム中に死角から飛んできたドラゴンクラッシュらしきシュートを打ち返すという演出が取られた。
必殺技
- ドラゴンクラッシュ
- ドラゴントルネード(豪炎寺のファイアトルネードとの合体技)
- ワイバーンクラッシュV2((自称)宇宙人に初ゴールを決めたシュート。ゲームでは条件を満たせば誰でも習得可)
- ワイバーンブリザード(吹雪のエターナルブリザードとの合体技)
- メガネクラッシュ(目金との合体技)
- ドラゴンスレイヤーV3(復帰早々の世界大会初戦でのイギリスに初ゴールを決めたシュートである)
- ダークフェニックス(ダークエンペラーズ時使用、風丸、マックスとの必殺技)
- ラスト・デスゾーン(大人時使用、吹雪、ヒロトとの必殺技)
- ジグザグスパーク(ゲーム)
- じごくぐるま(ゲーム)
- ドラゴンキャノン(ゲーム、ダークエンペラーズ時使用)
- 皇帝ペンギン1号(ゲーム、ダークエンペラーズ時使用)
GOでは必殺技の大幅リニューアルがなされたことに伴い、一部錦との共通化が図られたこともあってドラゴンではなく龍になった(地面から赤龍が出てきてボールを加えながら抜き去る『昇り龍』がそれ。『GO2』では黒潮から生まれた龍が似た動きで敵を抜き去る「クロシオライド」という技がミキシマックス技として登場)。なおGOギャラクシーではようやくドラゴンクラッシュが復活している。
さらにゲームでは化身戦国武神ムサシを自力取得している。こちらも錦と共通。
流石にドラゴンじゃないのはどうなの?という人にはドリブル化身であるが、林属性の化身である『招雷の青龍』を付ける事をオススメする。「はやしのおたけび」の効果で林属性の必殺技がパワーアップするので染岡との相性の良い…はず。
ちなみにワイバーンクラッシュのモーションはゲームとアニメとでは大幅に異なる。
アニメ版ではボールを蹴り上げてワイバーンを召喚、降下してきたボールを蹴り上げるモーションに、ゲーム版ではボールを地面に打ち込んで宙返り、締めのシュートと共にワイバーンがブレスを吐くという技になっている。
実はぶっつけ本番でドラゴントルネードやメガネクラッシュ、ワイバーンブリザードを成功させているという凄まじいパス精度を誇る。
ちなみに虎丸と豪炎寺はタイガーストームを成功させる為にかなりの時間を使っている。
これが由来でパス岡さんの異名を頂いた。
しかも、アニメ版世界への挑戦編第115話ではドラゴンスレイヤー+爆熱スクリューという実質的な強化版ドラゴントルネードで得点をもぎ取るという胸熱展開を見せている。
なお、勘違いされがちだが、ドラゴン系の技には派生が複数あるものの、その全てを自力習得するわけではない。
とはいえ、秘伝書での習得は可能なので、好みの技を覚えさせるのも良いだろう。
関連イラスト
関連タグ
イナズマイレブン イナズマイレブンGO イナズマイレブンアレスの天秤
坂本龍馬(Fate):中の人が同じで、白いスーツ姿という共通点を持つ。おまけにそちらの宝具は龍のような大蛇を召喚するというもの。