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稲森明日人

いなもりあすと

アニメ『イナズマイレブン アレスの天秤』及び続編アニメ『オリオンの刻印』の主人公の一人、ゲーム『イナズマイレブン英雄たちのヴィクトリーロード』の登場人物。
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サッカーはいなくならない。自分が必要とする限り、サッカーはそこにある


勝負する前に気持ちで負けてちゃダメなんだ!


CV:村瀬歩


プロフィール編集

太陽に選ばれたサッカー小僧


伊那国中雷門中2年FW/MF。

背番号:10。

出生日:11月3日(イナズマイレブン大復活祭で配布されたスペシャル・プロトタイプライセンスカードより)。これはイナズマイレブン(11)のシリーズ第3弾が元ネタと思われる。


概要編集

イナズマイレブン アレスの天秤編集

伊那国中サッカー部部員としてメンバーと共にサッカーに明け暮れていたが、少年サッカーのスポンサー制度導入といった情勢変化の影響を受けて、校長の冬海卓の判断により廃部が決定。サッカーグラウンド撤去を阻止しようとするなど抵抗するも制止させられてしまう。さらにほぼ同じ頃、唯一の肉親でもあった母・百合子が病で息を引き取ってしまう。

こうして何もかも失われようとしていた明日人だが、サッカーを続けるため、仲間と共に東京にあるサッカー名門校・雷門中への転入を決意。伊那国・雷門のメンバーとして少年サッカー大会『フットボールフロンティア』に出場することになる。

なお2019年9月27日にコロコロオンラインで自宅(借りていると思われるアパート)の資料が掲載されたが、母子家庭だったためかお世辞にも裕福な生活をしているようには見えない雰囲気を醸し出していた。


初戦・星章学園戦では敗れはしたものの、スポンサー獲得後は順調に予選試合を勝ち続けていく。

予選最終戦である二度目の星章戦前に母の遺した手紙で「事故で亡くなっていたと思われた父が、実は海外のクラブチームで活躍するプロサッカー選手で生きている」ことを知り、生き別れの父に会うためにも本気でサッカーに向き合うと誓う。


手紙の内容によれば、赤子の頃は一時東京で暮らしていたこともあったが、両親が海外移住を巡って別れてしまったとのことで、物心ついたときから島で母と二人暮らしだったがこれまでは「父は海外での赴任中の事故で亡くなった」と聞かされていた。母の知り合いにして伊那国メンバーの下宿先の木枯らし荘の管理人でもある風秋ヨネは、「父の今の姿を見たらサッカーが嫌いになるかもしれない」と危惧していたが…?


全国大会準決勝・利根川東泉中戦でキャプテン道成が右足を故障したため、決勝・王帝月ノ宮中戦でキャプテンを託される。この時はFWでポジションが被る灰崎が転入したこともあり、MFに転向していた。


イナズマイレブン オリオンの刻印編集

明日人

続編「イナズマイレブンオリオンの刻印」では日本代表「イナズマジャパン」のメンバーに選ばれる。ポジションは前作の最終戦からそのまま正式にMFにコンバートされた。なお現実のプロサッカーにおいての10番はエースナンバーと言う意味に限らず、最もサッカーが上手い選手が着用していることもあるため、MF登録の選手が10番をつけることもそう珍しくはない。


旧作の主人公の円堂守がレギュラー出演に戻ったせいもあって主人公としては存在感が薄くなっていると視聴者に評される事も有るが、試合パートでは明日人を起点に流れが変わることは多い。

アジア予選第2試合「シャイニングサタンズ」戦では自チームの妨害をする一星充の対処をする鬼道のやり方に共感できず否定する。灰崎には「何も見えてねえな」と返され、鬼道にも「行動を起こすべき時が有るんだ。大切なものを守るためにはな。」と諭されたが、それでも「正々堂々とサッカーがしたいんだ!」と納得しきれない様子で一星を庇った結果怪我をしてしまう。「サッカーは怒りや憎しみをぶつけ合うものじゃない!」と再び反論し、灰崎とヒロトはその考えに対してやはり甘いと述べたが、円堂だけは一星を庇った事に嬉しそうな態度を見せた。

試合後に一星にお礼を言われこそするが「邪魔者(鬼道)を消すことが出来ました。」という言葉に少なからずショックを受けていた。だがその後も一星をかばう言動を続ける。

後に一星の詳細な事情を知り、第4試合「アラブの火の鳥軍団」戦で本来の自分を取り戻した一星光がチームの味方となった際、これまでの罪を清算しようと張り切りすぎる彼を気にかけて2人で富士の樹海の大滝へ行こうと誘い出し、紆余曲折を経て一星の心を開かせている。


アジア予選後の壮行会でオリオン財団新条琢磨と出会って以来、敵対している組織の人物であるがサッカーの腕前から素直に尊敬の念を抱き、開催地ロシアへ旅立つ前に父の捜索に協力してもらい連絡を交わした。


FFI本戦の第1試合「無敵のジャイアント」戦ではドリブルの小回りが活かして戦う。様々な個性を持つフォワードたちへパスを送るうちにボールのコントロール能力が大きく進化したこともあり、強力なフィジカルを持つ相手チームに受け流すドリブルでキーパーごと突破するなどの活躍を見せ、同点にまで漕ぎ着けたが試合は引き分けに終わる。

試合後は次の対戦国であるアメリカ代表「スターユニコーン」の偵察に赴きミニゲームを楽しんだのも束の間、オリオン財団の介入により財団が差し向けた謎のチーム「ネイビーインベーダー」への強引なアメリカ代表チーム交代のやりとりを目の当たりにし暗い表情を見せる。


その後イナズマジャパンが使用しているスポーツセンターまで戻った際、見知らぬ男性に話しかけられる。彼は明日人が持っているのと同じ母と幼少の頃の自分の写真を見せ、「私は稲森真人。お前の父親だ。」と告白するのだった。突然現れた父と思しき男に、明日人今まで何をしていたと反発するも、事情を聞き受け入れる。そして迎えた試合の日、彼が観戦に来たことを喜びつつ試合に挑むことに。

人相は確かに明日人に似ていたが、歯切れの悪い言動がちらつくことからオリオン財団の仕掛けた偽物ではないかとこの時点で予想する視聴者も少なくなかった。

視聴者の予想は当たり、33話で明日人がオリオンの方針を否定して自分の信念を貫き通したことで真人が本性を現し、明日人は真人の手下によって誘拐される。

同回では明日人は「父ちゃんが見つかった」という書き置きを残して出掛けており、書き置きの内容を見知ったチームメイト達が真人の言動に大いに疑問を持って怪しんでいたことから、どうやら視聴者だけでなく作中の第三者から見ても胡散臭かったようだ。


36話の終盤、第3試合の相手であるロシア代表「パーフェクトスパーク」キャプテンのフロイが一星充(光)の言った本当のサッカーを貫く為に試合放棄し、ヴィクトールと共にフィールドを退場した直後にオリオン財団代表のベルナルドが明日人に(間接的だが)イナズマジャパンを潰せと指示をされ、アース・イナームを名乗り、マリクと共に出場する。

その姿はパーフェクトスパークのユニフォームを着て目の周りを黒いバンダナで覆った、まさに悪堕ちしたと言ってもおかしくないような恰好で登場する。

刻印の戦士


しかし試合後、その正体はルース・カシムという明日人の影武者となった人物であったことが判明。本物の明日人はどこかのホテルのベッドで眠らされていた。

38話、ロシア戦の前日に明日人はオリオン財団の研究員によって洗脳されそうになるが、新条によって助けられる。

新条は最初に真人は財団の偽者だろうと断言。そしてオリオン財団について、本来のオリオンはサッカーを穢すような財団ではなくサッカーを「信仰」する財団だということ、そして今のオリオンを変える為に作られた『革命軍』にイナズマジャパンを離脱したはずの吹雪士郎をスカウトしたことを明日人に伝える。そのまま無事に車でスポーツセンターまで送り届けられ、イナズマジャパンに再合流する。


その後の準決勝のイタリア代表「ガーディアンズオブクイーン」戦にて真人はウラジミールという本名でオリオンの手先としてピッチに現れ、明日人は苦々しい表情で彼を見つめていた。

ちなみにウラジミールが自分の父親では無いことを知った38話では、彼に対する怒りや憎しみを露わにしなかったため、彼個人を強く恨んでいるというわけではなさそうである。


諸々の事情で明日人・灰崎・野坂・一星のラストリゾートΣによってイタリアの選手全員が倒され、棄権という形で不戦勝したイナズマジャパン。明日人は一連の展開に納得がいかないような表情をしていたが、自分達を守ってくれたことにと感謝するイタリアのキャプテンペトロニオは、「君たちならオリオンを倒せるかもしれない」と明日人に語りかけるのだった。


そして控え室に戻る際に新条と再会。「本当に好きなサッカーがなくなってしまう」と吐露するが、新条は「君がサッカーを信じ、君が必要とするかぎり、サッカーはそこにある」と返す。それは母の最期の言葉と同じだった。これを聞いた明日人は、新条こそが本当の父なのではないかと彼に問いかけるが、彼は振り返ることもなく答えずに去ってしまう。だがこの出来事で明日人は新条こそが自分の実の父であると確信するのだった。


迎えた決勝戦、全ての元凶であるイリーナの邪魔が入り、シャドウ・オブ・オリオンとの試合が行われることとなる。それに対抗するべく結成された趙金雲の世界選抜チーム「チョウキンウンズ」のメンバーとして最後の戦いに臨むことに。オリオンの最強最悪の戦闘集団の圧倒的なパワーに劣勢を強いられた挙句に相手チームのキャプテンユリカに足蹴にされるが、決して諦めない気持ちで立ち向かい続ける。

試合の中で彼女とは幾度も衝突するが、チームは激戦の末に逆転勝利を収める。試合後、「負ければそこで終わり」と嘆くユリカに「負ければ明日勝てばいい」「歩くことをやめなければ終わりじゃない」と諭し、再戦の約束を交わした。


帰国後は本当の父親と共に、故郷の伊那国島に帰省。自らの使命のために再び海外へ旅立つ父を応援すると共に、自分は伊那国島でサッカーをもっと広めていくと伝える。

FFI後に行われたフットボールフロンティアの秋季大会では復活したと思しき伊那国中サッカー部として出場し、明日人たちと円堂率いる雷門中の本来のメンバーとの試合開始のホイッスルとともに、彼の物語は幕を閉じたのだった。


特徴編集

髪の色は黒だが、目の色は翡翠色(黒という人もいる)。寝癖のように一部の髪が跳ね上がっているというか公式イラストやアニメでは角のように見える事も多い。(コロコロコミック連載の漫画版では髪型がやや違うので角には見えない。)

左手を右肘に置き、右手で指鉄砲という決めポーズをとる。これには「てっぺん目指す!」といった意味合いが込められている(アニメージュ2018年6月号Q&Aより)。


これまでのシリーズの主人公同様サッカー好きで、なおかつサッカーの事になるとへこたれない力を持つ。そのひたむきさは味方にだけでなく敵チームにも影響することがある。

オリオンの刻印では物心付いたときに使い込まれたサッカーボールを部屋で見つけ、父がやっていたと思われるサッカーに興味を持つようになったとキッカケが明かされている。


最も影響を受けたのは星章学園の灰崎凌兵で、旧雷門イレブンのメンバー鬼道有人などにも一目置かれている。

野坂悠馬も出会った当初は明日人のサッカーの姿勢を嫌悪するような口振りだったが後に態度が軟化し、理解を示すようになる。

アレスの天秤のアニメ第14話でインタビューに緊張してマトモに喋れなかった道成と違い物怖じせず堂々と発言をしたり、チームメイトを纏めたり士気を高めるなど統率の高さを発揮するシーンが多かったので勘違いしやすいが、キャプテンでは無い(しかし上述の通り、決勝戦時に道成の右足の故障に伴いキャプテンとなった)。

第15話では神門杏奈に気付かれる事無く尾行(おそらく人生ではじめてであろう)を成功させた上に知ってしまったことを口外する事をしなかった守秘義務の高さから探偵業の才能も有るかもしれない。

上級生への礼儀を弁える描写(道成を明確に慕う、剛陣鉄之助に真摯に会話する)が多く、オリオンの刻印では円堂を円堂さんからキャプテンと素早く呼び変え、上記のアジア予選第2試合での鬼道のやり方に納得できずに怒りを露にした時も言葉を大きく荒げることなく丁寧に訴えた。

逆に年下の人間に敬語を使われなくても彼が相手に対して咎める事は殆ど見られない。

話がオリオンの刻印に入ったあとにイナズマジャパンに選ばれたメンバー達(鬼道以外)には下級生を含めて何故か名字ではなく名前で呼ばれている(例 灰崎→明日人、一星→明日人くん、坂野上→明日人さん)。

スマートフォンゲームイナズマイレブンSDのPVの松風天馬(本来の時間軸の10年後の話であるGOシリーズ主人公で雷門中の1年生)にまで「明日人君」と呼ばれてしまった。(ただし松風天馬はイナズマイレブンGOギャラクシーで上級生にあたるほぼ全員の名字を呼び捨てで呼んでいたため君付けされるのはむしろ特別感があるともいえるが…)。

前作主人公の松風天馬も名前の方で呼ばれる事が多い人物ではあったが後輩キャラが居なかったので年下(下級生)に名前で呼ばれるというシーンは殆ど無かったという違いが有る。


ただ13~14歳の中学生故に伊那国サッカー部の廃部、母との死別の時には悔し涙を流し、決勝戦では「アレスの天秤」に絡み、勝つために手段を選ばない灰崎と野坂に対し「サッカーを楽しんでいない」と胸倉を掴んで一喝するなど、感情表現が大きくなりやすいが気持ちの切り替えも早い。

島暮らしの影響か一星と樹海の大滝へ向かった際には能天気ぶりを発揮し、道に迷い周囲と連絡もとれない状況下でも楽観的に考えたりすることも。


だがその分自分の想いを押し殺しているような描写も見られ、オリオンの刻印21話で家族との再会を喜んでいる伊那国島の皆を見て微笑んでいたが、その表情には亡くなった母への悲しみが入っているようにも思える。おまけに真人の事も口封じされていたとはいえ、イナズマジャパンの面々には話さずに上記の書き置きを残すまで伏せる事を貫く頑固さも持ち合わせている。


相手を傷つけるプレーはしたくないことが信条で、エターナルダンサーズ戦での相手チームへの反則行為の制裁としてグリッドオメガver2.0の使用(試合まで秘密にされていた)や、オーレ・デ・サンバ戦での地雷原での足止めや小道具を使った反則プレーのフリにはまだ範囲内に収まっていたが、上述のシャイニングサタンズ戦での鬼道の一星に対する措置への反発や、ガーディアンズオブクイーン戦で強化型サポーターの力を制御しきれていないイタリアの選手に対し、野坂が「挑発するようなプレーで選手同士を自滅させ、危険性を理解させる」作戦を提案した際には唯一反対し、「自分たちのサッカーを正面からやって来たことを否定する」と主張して野坂に作戦を撤回させ円堂も彼の意見に真っ先に同意している。

しかしその後、相手選手のニコロマッテオがサポーターの不可に耐えられず倒れて退場したところを見たにもかかわらず、サンライズブリッツでキーパーのガブリエラに真実の大口を使わせて怪我をさせている。(この行動に関しては脚本の問題と言えるだろう、一応フォローすると明日人はサポーターが最大出力になっていることは知らなかった上に動揺して判断力が欠如していた。また正確にはガブリエラが出力最大になった強化サポーターで真実の大口を使い止めたのが原因と言える。)

サポーターが選手の筋力を酷使し、更に最大出力という危険な状況に追い込まれた際には選手生命を優先し、グリッドオメガで試合を早く終わらせるという信条に反してても自分たちが勝って相手を救けたいという彼なりの優しさが表れている(とは言え一部のファンからは勝ちに拘らなければイナズマジャパン側が試合を棄権してグリッドオメガを使わなくとも済んだのでは?という声も出ている。※)


※元々イナズマジャパンがFFIを勝ち進めば、オリオン財団が強引な行動に出るので尻尾を掴み、悪事の証拠を手に入れることも目的の一つであった。

準決勝のイタリア戦の時点では十分に悪事の証拠も手に入れているので、オリオン財団の計画阻止のために必ずしもイナズマジャパンが勝たなければならなかったわけではないのである。


必殺技編集

ポジションがFWのためかシュート技が多い、ゲームでの正式なステータスは発売していないために不明だが、アニメでは相手選手を抜いたりディフェンスも多々こなし、FW以外のポジションも出来そうなくらい万能…なためか、終盤と続編のオリオンの刻印ではMFになった。もっとも、このシリーズが現実の現代サッカーをどれだけ意識しているかはどの作品を見ても不明だが、現代サッカーにおいてFWは守備参加がマストとなっており、本シリーズの歴代FWも守備参加は多かったため、ある意味理にはかなっている。


イナビカリ・ダッシュ(ドリブル技)

2017年3月24日に放送された『イナズマウォーカーVol.4』内で、彼の必殺技を投票で決めるというコーナーがあったが、4つの技名の中から「イナビカリ・ダッシュ」が決定された。

先行披露された漫画版によるとドリブル技であることが判明し、アニメ第8話御影専農戦で御披露目された。

ちなみに奥入がこの必殺技の名付け、日和がそれに反応を見せた。


北極グマ2号(シュート技/ロング)

アニメ第10話帝国学園戦で初披露した、パートナーは小僧丸海腹

ちなみに皇帝ペンギンが南極に住んでいるのに対抗しての北極グマ趙金雲が名付けた。

2号なのも皇帝ペンギン2号に対抗するためなので1号は存在しない(2018年6月24日に開催された次世代WHFでの出張イナズマウォーカーより)。

ガーディアンズオブクイーン戦ではパートナーが小僧丸(ベンチスタートだったこともあり)の代わりにアフロディとなっている。


クロスドライブ(シュート技)

没になったゲーム版アレスの天秤のPVより。


メテオドロップ(シュート技)

予選最終・星章学園戦で初披露した、パートナーは小僧丸、氷浦

未完成であるため、途中で軌道が変わるというフェイントめいた要素を持つ、パワーだけのシュートではないトリッキーな技。


シャイニングバード(シュート技)

予選最終・星章学園戦で初披露した単独シュート技。

明日人が太陽と重なってから、オーバーヘッドで蹴り出されてボールがゴールに飛んでいく様は前述の「太陽に選ばれたサッカー小僧」という特徴と実に合致している。


爆熱ストーム(シュート技/オーバーライド)

アニメ15話世宇子中戦で初披露した、シャイニングバードと小僧丸のファイアトルネードを合体させたオーバーライド。木戸川清修豪炎寺武方三兄弟が披露したものとは異なる(もしくはそれを意識したもの)。


カウンタードライブ(ブロック技)

アニメ17話白恋中戦で初披露した、パートナーは小僧丸。

吹雪アツヤの必殺クマゴロシ 斬を小僧丸と二人がかりでゴールエリアギリギリまで押し込まれながらもなんとかブロックしてそのままシュートに繋げた。

ちなみにイナズマイレブンGOでは同名のキャッチ技が存在しているが、時間軸や属性が異なるので無関係と思われる。

GOギャラクシーのゲームではカウンターシュートというシュート技でブロックして蹴り返す機能があったため、これもシュート技の一種の様に思えたが、イナズマイレブンSDでブロック技であることが判明した(なおブロック成功時にシュートを行えるためカウンターシュートが可能となっている)。


ビクトリーライン(シュート技)

アニメ23話利根川東泉中戦で初披露した、パートナーは小僧丸、道成。

3人が高速回転して竜巻を作り、その中からシュートを放ち、三方向に分かれて攻めることで相手のキャッチ技の威力を分散する。

試合まで未完成であったが円堂守の新必殺技・風神雷神を破るためにぶっつけ本番で使用した。

モーションは無印3期で登場したシュート技・ジェットストリームに似ている。


シャイニングペンギン(シュート技/オーバーライド)

漫画版の王帝月ノ宮中戦で初披露したシャイニングバードと灰崎のパーフェクトペンギンを合体させた漫画オリジナルのオーバーライド。

ゲームでもこのオーバーライドが反映されるのかは現時点で不明。


ラストリゾート(シュート技)

オリオンの刻印27話無敵のジャイアント戦で披露した、パートナーは灰崎、野坂。

元々は豪炎寺の1人技であったが、韓国戦での負傷で技の継承により3人技となり、その内の1人に抜擢された。

ただし未完成のままであるため、試合では相手チームのブロック技「ザ・シェルター」で止められてしまう。


サンライズブリッツ(シュート技)

オリオンの刻印45話ガーディアンズオブクイーン戦で初披露した単独シュート技、空中にボールを浮かし組んだ腕の下の胸から発した光をボールに移らせ、数発の蹴りをボールに入れ相手ゴールに向かって太陽のように眩しく飛んでいく。ちなみにオリオンの刻印で初の新規技。

シャドウ・オブ・オリオン戦ではフロイ、一星、野坂、灰崎のシュートチェインを繋ぎ、逆転の決め手にもなっている。


ラストリゾートΣ(シュート技)

ガーディアンズオブクイーン戦で披露した、パートナーは灰崎、野坂、一星

4人技にしてラストリゾートの進化版。



評価について編集

彼もまたイナズマイレブンシリーズを代表する主人公のはずだが、昔からのイナズマイレブンファンからは残念ながら評価は高いとは言えず、彼に好意を持っているならGoogleの予測変換などを見ないことを推奨する。同じく主人公枠の灰崎はそれなりに評価されており詳しいことはあえて省くが、歴代主人公の円堂と天馬と比較すると主人公らしさなどどこか見劣りする部分がある(ただしフォローするとキャラクターとしてはそこまで問題があるというよりも、同じレベルファイブ作品の主人公にも言える事ではある。あちらとは脚本やギャグ路線での扱いが違う部分もあるが。一概に明日人本人だけに問題があるわけではないがフォローはやりづらい)。結果的に主人公(笑)として扱われてしまう。

このことから一部のファンには嫌われており、中には役者の村瀬氏のTwitterに悪質な返信をしたファンも存在する。彼に限った話ではなく、嫌われキャラの役者が攻撃されることはよくあることだが、役者自体に罪は全くないために、むしろ自分が加害者になるだけであるので、くれぐれもそのようなことは絶対してはいけない


ちなみに漫画版アレスの天秤ではしっかり主人公していると専らの評であり、単行本を買って読んでみるのも一興である。


余談編集

  • イナズマイレブンシリーズの主人公で初めて男性の声優が起用されたキャラとなった。
    • また、キャスティングはオーディションではなく指名だったとPASH!2018年05月号の村瀬氏へのインタビューで語られている。
  • ゲーム版イナズマイレブン3の­スカウトキャラに「ライブラ(本名:天秤明日人)」という名前の選手がいる。
  • オリオンの刻印の最終回で名字の違う実父が確定したが、エンディングテロップでは「稲森」のままで名字は変わっていない。後に実父の名前が偽名だとアニメージュ2019年11月号のQ&Aで発覚しており、本名は現状不明だが名字が「稲森」の可能性もゼロではないといえる。
  • 2020年4月1日に『イナズマイレブン英雄たちのグレートロード』の開発ブログに新主人公笹波雲明を据えた新ストーリーで展開する事を綴られた事により明日人、野坂、灰崎が主人公として登場するゲーム本編(アレスの天秤/オリオンの刻印)の発売は実質無くなってしまった。上述にも書いてあるように灰崎はアニメでも評価され、妖怪ウォッチぷにぷにで高ランクで登場しているのでダメージは小さいが明日人にいたっては最高でSSランク(円堂はSSSランク)と扱いの差。こちらはかなり酷い扱いが続いてダメージも大きい
  • 別作品だが、同じレベルファイブが出してる妖怪ウォッチシリーズの外伝である妖怪学園Yのゲームタイトル「妖怪学園Y〜ワイワイ学園生活〜」のアップデートにて実装されたなりきりキャラ衣装で歴代主人公二人と共にゲームに登場。間接的な形とはいえ、明日人自身の家庭用ゲーム機への進出(ニンテンドースイッチPS4)はこの時が初だったりする。

関連イラスト編集

稲森明日人新しいイナズマ「稲森明日人・イナズマイレブンアレスの天秤」

イナビカリ・ダッシュセンシティブな作品


関連タグ編集

イナズマイレブンアレスの天秤/イナズマイレブンオリオンの刻印

伊那国中

稲森百合子 新条琢磨


  • 吹雪士郎/フェイ・ルーン…どちらも母親を亡くしている主要キャラ。なお、アレスの天秤の時間軸では吹雪は家族を失ってはいない。
  • 鉄腕アトム…髪型が似ているためか視聴者やファンにアトムを連想される、もしくはそう呼ばれたりすることがある、産みの父親に難が有る所も共通している。
  • 江戸川コナン:イナズマイレブンACオールスター(現在は稼働終了)のコラボで明日人が彼の服装をしたカードが2019年7月18日に追加された、作中でも同じ姿でサッカーを披露し台詞も「あれれ〜?」「バーロー」を再現していた。

「太陽」に関連しているキャラ編集

  • 円堂守…ゲーム版のイナズマイレブン2にて研崎に「あなたは本当にまっすぐで太陽みたいにまぶしい人だ。」と言われている。そのためブリザード版のエンディング曲である「あいつは太陽ボーイ!」の「太陽ボーイ」とは円堂のことだと思われる。

イナズマイレブンGOと主人公の松風天馬を情報公開した際に、日野社長が天馬を「そよ風」、円堂を「太陽」と例えている。

  • プロミネンス…イナズマイレブン2で登場したエイリア学園マスターランクのチームの1つ。名前が太陽に関係ある用語の為かキャプテンのバーンをはじめ、他の選手も火属性が多い。
  • 雨宮太陽…イナズマイレブンGOから登場。作中で名字より名前の太陽と呼ばれる事が多く、髪もオレンジ色、化身「太陽神アポロ」を使う火属性の選手。ポジションや属性もほぼ酷似している。
  • 菜花黄名子…化身が太陽神を元ネタにした暁の巫女アマテラス
  • 日向翔陽…主人公キャラ&中の人繋がり。氏名が名字名前共に太陽に関係する漢字があり、髪もオレンジ色。日野がWHFのステージでハイキュー!!好きを公言したとの話も有り明日人のキャラ造型とキャスティングに影響した可能性が有る。

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