「我々ロシア代表は、オリオンを認めない。」
プロフィール
『気高き銀狼』。
概要
ロシア代表「パーフェクトスパーク」のキャプテン。ポジションはMF/FW。背番号9番。出生日は6月12日(イレブンライセンスカードより)。現在の年齢は14歳(アニメージュ2019年9月号より)。
オリオン財団の現理事長ベルナルド・ギリカナンの弟。
一星光とは財団の特訓施設からの親友で時々連絡を取り合う。データを重視しており、1次グループAの全チームの情報を網羅している。
サッカーの実力も高く、強力なフィジカルを持つ無敵のジャイアント戦ではハットトリックを決め、イナズマジャパン戦ではクリーンなプレーで相手のスライディング攻撃を受け流している。
幼少期は病弱だったものの、父ヴァレンティンの言葉を信じ、ひたすらサッカーボールと向き合っていく内に丈夫になっていった。
作中のオリオン財団及び関係者が悪事をイナズマジャパンや視聴者などに晒すことが多い中、ヴァレンティン、一星の影響を受けたためか、正々堂々と楽しくサッカーをすべきという考えを持っている希少な人物である(ただ、ベルナルドからの指示には反則を行わない限り最低限従っており、スターユニコーン戦ではあえて負けた)。
だがその考えをベルナルドは否定しており権力を行使してチームから孤立させた。当然ながらオリオンの不正が絡んだ試合に納得できず、唯一フロイの意志に賛同したヴィクトールと共に自主退場した(しかし、その後の話の展開で正々堂々とサッカーをしたい思いはあれど事情により不正に手を染めたり悪事を働いていた者も少なくないことが描写されており、ベルナルドもその1人であった)。
その後は自分の行動の正当性に悩んでいたようだが、オリオン(ベルナルド)のやり方は良しとせず反抗する意志を一星に語り、「アルテミスの矢」として別の方法でオリオンを闇から救おうと決めている。
フランス代表の食中毒の件で一星と共に財団本部へ赴き、ベルナルドに直接問い詰めるが、当のベルナルドは関わっていないと否定、その時に「あの人」が仕組んでいると確信。帰り際に一星にオリオンの真の黒幕に見当がついており、1人で調査を続けていくと伝える。
マリク、ルースと共にイナズマジャパンとオーレ・デ・サンバの試合を観戦した後、ベルナルドの元へ向かうが、母イリーナから制裁を受け、その場で泣き崩れるベルナルドの光景を目の当たりにし、動揺を隠せずにいた。
その後ヴィクトールと共にチームに戻り、チームメイトらに脱オリオンを働きかけて正々堂々としたチームへと変え、決勝戦のイナズマジャパン戦に臨む。
試合前半はクリーンな試合を展開していたが、イリーナから催眠暗示をかけられ危険なプレーを行ってしまうも円堂の力によって解放され、その場で一星たちに詫びた。
そしてイリーナが本性を現して投入されたシャドウ・オブ・オリオンに対抗するべく「責任を全うしたい」と戦いの参加の意志を見せ、趙金雲の世界選抜チーム「チョウキンウンズ」の一員に選ばれる。
特徴
やや地黒で、前髪の一部が青く、外ハネした白髪と二重の青い目が特徴。父と同じく瞳孔がある。
兄ベルナルドを「兄さん」と呼び、幼少の頃から尊敬しているためか彼の前では敬語で話す。
幼少は多忙だった父と兄との関係は良かった一方で母からは無関心なためか常に一人で、小学生時代も理事長の子(或いは弟)と他のチームメイトから特別扱いを受けており、一星と会うまでは孤独の境遇に置かれていた。
アニメージュ2019年10月号のQ&Aではフロイは親友というものをよく分かっておらず、軽い感覚で一星と仲が良いと思っていた。一星との関係をきっかけに人格が形成され、皆と本当の友情を育んでいくのはこれからだと説明されている。
必殺技
- イノセント・ドライブ(シュート技)
- ダブルヘッド・イーグル(シュート技)
- ホワイトブレード(SD)
余談
・担当声優の岡本氏はイナズマイレブンGOクロノ・ストーンでラスボスであるSARU/サリュー・エヴァンの声を務めていた(2019年3月のイナズマウォーカー内でも「ラ◯◯ス」だと仄めかしていたりと何かと縁があった。ただし実際のラスボスは別の人物であったが)。
・イレブンライセンス及びイナズマイレブンSDのプロフィールでは「オリオン財団総理事長の息子」と記載されており、作中でもフロイを「敵国の王子」と例えられているが、父ヴァレンティンはこの時点で既にこの世におらず、序盤から登場したギリカナン理事長は執事のグスターブ、現在の理事長は兄ベルナルドであるためこの設定に矛盾が生じている。一方で"総"理事長はイリーナの方ではないかという解釈もある。