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「大事なときに留守にしていた私が悪い」

「オリオンに従わぬ者は、星屑となって消える」


CV:細谷佳正


概要編集

オリオン財団の若き現理事長でフロイ・ギリカナンの兄。年齢は29歳(アニメージュ2019年9月号より)。

腰まである銀髪を一つに纏め、水色のつり目と右目の泣きぼくろが特徴の青年。青いスーツを着ている。

サッカーセンスがある有望な選手のスカウトもしている。目的のためには多少の犠牲が出ても成し遂げる冷酷な人物。先代理事である亡き父・ヴァレンティン・ギリカナンが追い求めていた思想を継がず、今回のFFIで世界経済の支配を目論み、(側近である新条琢磨の息子をオリオンの使徒として迎えたり、急速に支援する国家を増やしている。)すべてがルールによって動くパーフェクトワールドの実現を望んでいる。


若い頃からオリオン財団で働き父をサポートしており、フロイからも尊敬されていた。一方で母のイリーナはベルナルドに関心があるが、フロイにはあまり関心を持っていなかった。

父の死去をきっかけに孤独感に蝕まれ、そして父の想いを受け継ごうと度が過ぎてしまい、今の性格へと変わってしまった。先述のように本来は面倒見が良く心優しい性格なので、ブラジル代表オーレ・デ・サンバからは非常に尊敬されており、彼らに与えた影響も与えられた影響も大きい。


大統領との接待で執事のグスターブに名前を預け、理事長代役を彼に任していたが、日本対スペイン戦後に理事長業務に復帰する。


36話の終盤ではパーフェクトスパークのフロイ以外のチームメイトにオーロラウェイブを使っている時に煙ガスが入った球を放つようにとイナズマジャパンの視界を遮るように指示し、最後では33話にオリオン財団に誘拐された明日人にイナズマジャパンを潰すようにと命令する。


だがその明日人は新条が用意した影武者であり(ルース・カシム)、ベルナルドがそのことを知っているかは不明…と思われていたが、アニメージュ2019年10月号で明日人の洗脳が失敗して逃げられたのを知り、ベルナルドがルースに身代わりを要請していたとのこと(ルースは革命派だったがバレないように従っていたらしい)。


40話で一星とフロイからフランス代表の食中毒事件を問い詰められるが、オリオンの使徒を各チームに送り込んでいることは認めつつ、真っ向から否定。イナズマジャパンが次に戦うブラジルは直属の精鋭であると伝え、試合中以外に手を出さないと約束を取り付けた。


43話後半ではブラジルの選手たちの考えと行動を見たことで、自分の考えは間違っていたと考えた矢先に、イリーナが部屋に入りこみ黒幕のような言葉を放ちベルナルドに平手打ちした。そしてベルナルドは、自分が今まで母にされた仕打ちがフラッシュバックし、このことからイリーナに反論したり殴り返したりすることも出来ずに跪いてしまう(この際のベルナルドの口調は今までの「冷静な大人」の態度から一転、「母親を恐れる子供」のようになってしまっている事から相当なトラウマになっている様子)。

…と、短いながらも怒涛ともいえる展開で今までのオリオンのやり方はバックに誰か居た情報の匂わせこそ有ったが彼個人が自ら進んでやっていた事だと作中の人物や視聴者が思わされていたが、実際は彼個人の本心ではなく第三者の介入によりやらされていたのが発覚したと言える。


48話でフロイと共にイリーナの真の目的を知り、シャドウ・オブ・オリオンチョウキンウンズの試合を見守った。

最終話でイリーナはインターポールに逮捕される事になり、自身も罪を働いたからと出頭しようとしたものの彼女が制止して全ての罪を被ったと共にオリオン財団の未来を託され、父の志を継いでオリオンを立て直すと誓い、弟や新条らも協力する姿勢を明らかにしている。


ちなみに34話ではイナズマジャパンの監督趙金雲と新条に稲森明日人がもうオリオンの一員となったことをわざわざ報告しているのも、イリーナが明日人をオリオンの使徒にしろと命令したのかもしれないが、それでも遠回しにだが外部に助けを求めていたことが推測されており、イリーナが本格的に登場した後はイナスマジャパンのプレイを見て明るい表情を見せたこともあり、推測は概ね当たっていると判断できる。


関連イラスト編集

べるなるどにいさん


関連タグ編集

イナズマイレブンオリオンの刻印 オリオン財団 哀しき悪役

新条琢磨 フロイ・ギリカナン ヴァレンティン・ギリカナン イリーナ・ギリカナン

一星光:同じく過去にトラウマを背負った同作品のキャラクター。当初は冷酷な一面を見せていたが、それもオリオン財団に渦巻く悪意によるものだった。ある意味もう一人のベルナルドとも言うべき人物である。

木暮夕弥:彼もまた母親に捨てられるという『虐待』を受けたキャラクター。

朝霧要:に虐待された原因で性格を歪められてしまった兄立場の悪役繋がり。ただし要の場合弟を大事にしていたベルナルドとは違い下の兄弟にストレスのはけ口としていじめていたのでより質の悪い存在といえる。ちなみに要の声を担当しているのは弟のフロイと同じである。

ネタバレにつきリンク先参照:彼も同じく兄立場の悪役である。ただしベルナルドは弟のフロイとの血縁関係が明らかでありフロイを大事にしていたが、彼は弟弟子に罵声を浴びせたり桃を投げつけたことがあり血縁関係も不明であることから、弟に優しいベルナルドには少しかけ離れた存在であると言える。また、彼の声優はベルナルドの中の人と同じ人である。

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