「ウッシッシッ、変な頭」
「どんなもんだい!」
CV:宮原永海
プロフィール
漫遊寺中サッカー部所属の1年生。ポジションはDF(キャラチェンジしてもそのまま)で、背番号12(雷門およびイナズマジャパンでの背番号は6)。
イタズラ好きな捻くれ者。口癖は『うっしっし』。
アニメでは洗剤で廊下をツルツルにする、食べ物に香辛料を仕込む、落とし穴に落とすなどのイタズラを行なっている。なお、香辛料を仕込むイタズラは鉄板のネタであり、辛党の立向居には全く通用しなかったり、豪炎寺に皿をすり替えられて返り討ちに遭うなど制裁を食らう場面もある。
春菜に対してはカエルを使ったイタズラを行っており、本人がカエルが苦手な事もあってか、10年経ってもトラウマになっていた。とはいえ、この時点ではイタズラ癖はなりを潜めた模様。
このカエル、うっしっしという仕草を真似しているなど知能はとても高い。
嫌いな食べ物は肉じゃがらしい。肉じゃがは「おふくろの味」の代表格とされ、子供の好きな食べ物として扱われる事も多い為(実際に壁山と円堂も好物に挙げていた)、嫌いになったのは、木暮の過去に原因があるのではないかと勘ぐるファンもいる。
特徴
小悪魔のような左右に2つ外ハネした形の藍色の髪。
非常に小柄で、大柄な壁山塀吾郎の肩の上が定位置となっている。彼からは「木暮くん」と呼ばれる。
成長後は身長が大幅に伸び、若干目つきが凛々しくなっている。
中学時代は誰にでも基本タメ口で一部の人物に敬称を使う程度だったが、成長後は敬語をしっかり使うようになった。
なお、ゲーム版では2でのみポジションを入れ替える事の出来るキャラチェンジ機能が搭載されていたが、3では2との連動要素の関係で廃止されている。
天井に雑巾を蹴り込む事で掃除したり、デザームのシュートを防御した際に偶然、旋風陣の原型を編み出すなど小柄ながらも身体能力や持久力は高く、当初はエイリア学園との戦いに弱腰ではあったが、次第に自信を付けていき、『GO』時点では自身を天才ディフェンダーと称するまでに。
ちなみに、「旋風陣」の名付け親は他ならぬ彼であり、ネーミングセンスもそれなりにあるらしい。
加えて悪態を付きつつも、雑用や練習は欠かさない真面目さを持っている。
なお、漫遊寺に憧れている少林寺歩との絡みは特にない。
イナズマイレブン
2期で初登場。
漫遊寺中の補欠部員で、雑用係だったが音無春奈に才能を見いだされ、イナズマキャラバンへの加入を勧められる。(実はこの雑用も木暮の心身を鍛える為にキャプテン達が与えた修行の一つだったが、意図が伝わらずに余計に人間不信を拗らせてしまっていた)
一度は漫遊寺中に残ったと思われたが実はキャラバンにこっそり乗り込んでおり、その後正式に加入した。
幼い頃に駅のホームで信じていた母親に捨てられた過去を持ち(サッカー部監督が彼を引き取ってくれた)、信じるという言葉に過剰に反応するなど人間不信に陥っていたが、春奈を始めとする雷門イレブンとの関わりの中で周囲に心を開いていく。この為か、3期アニメでは仲間たちとのキャンプに憧れている描写がある。
ゲーム版では上述の事件は母親とは離れて暮らしており、久々に会えた矢先の出来事であった事が語られている。雷門イレブンへの加入も監督が彼を一人前の漫遊寺イレブンとして迎え入れる為に送り出したという展開になっている。
しかし心を開いてからも、ひねくれていた時代の名残が消えず、余計な言葉を発したり、イタズラをしてしまう。
実は仲間を想う優しい所が時々垣間見えたりするが、素直で無いため、表面的な見方で彼を観察してしまうファンには、【小悪魔】と評されることも。
逆に人を観察する力は長けていて、「やな奴って感じのにおいがする」とバーンの目論見を見抜いた事もある。
ゲーム版では春奈の発言を受け、雷門イレブンからDF技の秘伝書を借りようとしたものの、日頃の行いが祟って周囲から疑いの目を向けられてしまった事があるが、事前に古株さんに許可をもらった上でキャラバンの掃除をしたり、書き置きを残すなど筋は通している。
3期ではイナズマジャパンの一員として参戦。
代表選考を「弱肉強食」に例える緑川に対し、毒を吐くなど毒舌のキレも増した。
アメリカ戦では土方雷電に投げ飛ばされて人間ロケットを行い、相手の必殺技を阻止した。
また第100話でメイン回を与えられており、しかも基山ヒロトと共に(海外で)カッパと遭遇するという謎のエピソードである。
この回では非常に簡略化された似顔絵が描かれていた。
また、この回では木暮の幼少期について少し掘り下げられており、ヒロトと野宿した際にキャンプに憧れている事を明かしている。曰く『行く機会がなかった』との事。ヒロトも同じ孤児であるとは言え、おひさま園のメンバーというキャンプを共にできる仲間こそいたが、片や木暮は漫遊寺に引き取られて以降の厳しい修行の日々と本人の人間不信も手伝って(母親と暮らしていた時期も含めて)本当に一度も行ったことがないのだろう。
ヒロトから機会があれば皆でキャンプへ行こうと提案され、米を炊く時には焚き木拾いから始めようと言われた際には、漫遊寺時代の経験からか不満げな表情を浮かべていたが、『サッカーと同じで、キャンプに不要なポジションはない』と諭されると無邪気な笑顔を浮かべるのであった。
残念ながらこのシーズンでの新規技の習得はなかった。
最終話付近では漫遊寺中のキャプテンになったことが明かされている。
イナズマイレブンGO
一流企業に就職し、営業マンとして働いている。小柄だった中学時代に反して身長がかなり伸びた。
木野秋が管理するアパート「木枯らし荘」の301号室に居住している。
大量のカエルの貯金箱に毎日500円玉を入れたりと、一流企業であるにもかかわらず家賃はかなり安いであろう秋のアパートに暮らし節約生活を送っている。
秋が率いる「木枯らし荘」の住人で結成されたサッカーチーム「秋空チャレンジャーズ」にも参戦しており、サッカー自体は続けている模様。
ゲーム版ではアニメ版と比べて出番が多く、革命を応援し天馬を激励したりもする。
イタズラも健在で、第2章で天馬の練習を断ったと見せかけて、次の日に半田監督率いる稲妻KFCと試合を出来るように手配してくれたりと、素直では無い所も健在である。
アニメ版の彼の部屋は洋室で本棚とベット、テーブルと椅子だけという質素なもので、ゲーム版でも和室だがテレビやちゃぶだいが質素であったりと、節約をしているのは変わらないようである。
アレスの天秤/オリオンの刻印
漫遊寺中が本作に登場しなかったため、現時点では未登場。
同じ作品から初登場し一緒にアニメOPで披露されていた新キャラクター5人の内、吹雪はアレスの天秤、立向居や綱海は2018年12月25日にレベルファイブから配信された「『イナズマイレブン アレスの天秤』発売延期に関する公式見解」でゲーム版で登場することが公表されたが、彼と財前塔子(+浦部リカ)の事は触れられなかった。
必殺技
ゲーム・アニメ共通
カポエラーよろしく、逆立ちで回転して旋風を起こして相手からボールを奪取したり、シュートの威力を弱める技。
雷門から借りた秘伝書を参考に覚えた技で、イプシロンからボールを奪取し、デザームが雷門イレブンに強く興味を持つきっかけとなった。
アニメ版ではデザームのシュートを足で受け止めた際の動きを元に完成させた技となっており、目金が「スパイラルレッグス」と命名するも、木暮がダサいと却下し、現在のネーミングとなった。
また、旋風を発生させているというよりも、足にボールを吸着させているような演出になっている他、世界への挑戦編で「真」にレベルアップしていたにも拘らず、『GO』ではなぜか通常版に戻っている。
ゲーム
- 竜巻旋風
- うしろのしょうめん
- 五里霧中(2)
- クンフーヘッド(2・キャラチェンジ)
- 烈風ダッシュ(2・キャラチェンジ→3)
- ドラゴンキャノン(2・キャラチェンジ)
- ハーヴェスト(3)
関連タグ
漫遊寺 雷門イレブン イナズマジャパン 秋空チャレンジャーズ
狩屋マサキ:同じく林属性の天才DF。過去の経験から他人を信用出来なくなったという過去を持つ。