「好きだよ、円堂くん・・・君のその目!」
CV:水島大宙
プロフィール
出生日は9月16日(イレブンライセンスカードより)。
好物はビーフストロガノフ(『3』より)。
イナズマイレブン
エイリア学園最強のハイソルジャーにしてマスターランクチーム「ザ・ジェネシス」のキャプテン。ポジションはFW、背番号11。
エイリア時は「グラン」と名乗っていた。
漫遊寺中で練習をしていた円堂守と出会い、彼と友人となる。
義父がきっかけでサッカーを始めたが、サッカーが好きな円堂と違って彼には必要なのだと言う。いつしか楽しいサッカーをしたいと思うようになるが、陽花戸中で雷門イレブンと行った試合は相手を傷つけるだけで望んでいたものではなかった。
本拠地「星の使徒研究所」での雷門イレブンとの二度目の試合では、試合を通じてサッカーの楽しさを知り円堂たちと和解するも、義父・吉良星二郎に計画を反故したため、ウルビダにキャプテンを交代させられてしまう。
試合後は星二郎の言動に取り乱したウルビダが彼に向けてサッカーボールを蹴った時には身体を張って守り、彼に対する信頼を心の底から打ち明けた。
エイリア学園の騒動の終了後はFFI日本代表イナズマジャパンの候補者の一人として招集され、今度こそ円堂との楽しいサッカーをするためにその招集に応じ、代表入りを果たす。背番号は18。
チームKとの戦いで不在となった円堂の代わりにジ・エンパイア戦では彼がキャプテンを務めている。同じく鬼道もチームKとの戦いで不在だったため司令塔をしている。
円堂から名前で呼ばれていた事が影響してか、イナズマジャパンメンバーからも名前で呼ばれている。
名前について
義父の亡き息子である吉良ヒロトに容姿がよく似ていたために(『アレスの天秤』デザインとは別物)、義父に同じ名前をつけて育てられた。
基山という姓も自分でつけた、あるいは義父につけてもらったのかもしれない芸名のようなもの(レベルファイブ日野社長談)であり、本名は『アレスの天秤』にて明らかになった。
イナズマイレブンGO
吉良家に正式に養子入りしたため、「吉良ヒロト」を正式に名乗っている。
義父の会社を継いで社長となり、緑川を始めとしたお日さま園の皆の協力の下で経営をしているとのこと。
久遠からの依頼を受け、フィフスセクターの不正な資金運用について探りを入れている。
ゲーム『イナズマイレブンGO』シャイン版の限定エピソードでは緑川と共にスポットが当たり、ダーク版の風丸と対になる形でストーリーが展開されていく。
狩屋の保護者的立場となっている一人であり、そのためか彼からは苦手視されている。
さらに少年時代の彼がアフロディと対になる形でスカウトキャラとして登場する。
エンディング後に商店街のメガネハッカーズのアジト内、「ライトゲーマーズ」にてキズナックスで加入することができる。
自分達の過去の行いを痛い事であるという自覚はあったらしく、
GO2パラレルワールドイベントでエイリア時代の自分達が新生雷門メンバーの前に現れた時は、
「ああいう人たちには関わらないに限る」と顔を真っ青にしながら天馬達との接触を避けようと必死になっていた。
ちなみにエイリア学園に対する新生雷門メンバーの反応は天馬はドン引き、狩屋は映画の撮影、浜野はコスプレじゃないかと笑い飛ばし、
信助に至っては「この人たち何かおかしいね、本気で言ってるのかな?」
と変人扱いするなど散々な物であった。
しかし、アニメでは天馬はエイリア学園事件の事を知っているため、このような反応をするか不明。(ただグランやレーゼの正体がヒロト達である事を知らない可能性はあるが。)
初出は『月刊コロコロコミック』11月号の記事より。
2012年の劇場版『イナズマイレブンGOVSダンボール戦機W』では円堂率いる「イナズマレジェンドジャパン」のメンバーとして登場。
また2014年の劇場版『超次元ドリームマッチ』ではライバルチーム「バトルイレブン」のキャプテンとして登場。しかもグランの頃の姿で。
イナズマイレブンアレスの天秤
「永世の貴公子」。
今作では吉良ヒロトが存在する時間軸のため、「基山ヒロト」という名前では登場しない。
2016年12月9日に放送された『イナズマウォーカーVol.2』内で放映されたショートアニメ『イナズマイレブン アウターコード』第2話にて、今作では本名である『基山タツヤ』として登場することが判明した。
⇒詳細は基山タツヤを参照
容姿
赤色の髪で橙色のジャンパーを着ているので色彩的に目立ちそうだが、ゲームでは何度か誰にも気づかれずに立ち去ることがあった。
肌色は色白を通り越して蒼白で、劇場版で雷門ユニを着たときは靴下と肌の色がほぼ同化していた。
グラン時では後ろの髪が炎のようになっており、2期では吉良ヒロトと同じストレートヘアーだったが、3期では髪型が変わり外ハネになっている。
10年後は髪のはね具合とボリュームが増して横流れになっており、眼鏡も掛けている。
アレスの天秤では髪型は3期と同じ髪型だが、目にハイライトが入っており、顔色は他のシリーズに比べると良くなっている。
外見や境遇は変わらないがゲームとアニメでは性格がやや異なり、父の目的や楽しいサッカーをしたいという感情などで迷いを見せるゲームに対し、アニメでは興味を持った円堂に自分の正体を告げることに頓着がなかったりと葛藤場面がほとんどないように見える。
なのでアニメだけ見ている人間とそうでない人間とでは彼の捉え方が違っていて、それがイラストに表れていることがある。
しかし悩める少年として描かれていたゲームでも、登場当初は記憶を消されたレーゼを見て憤る円堂の反応に対して「つまらない」と言うなど少々不穏な面も見受けられた。
とはいえ、流星ブレードを浴びて負傷した吹雪を心配する場面があったり、円堂に「最強だけを求めるサッカーが楽しいか」と問われて図星を突かれたような反応を見せるシーンがあるなどアニメ第2期でも思い悩むシーンがゼロというわけではない事は留意されたし。
これらを総括すると自分の本心を押し殺して父の目的に尽くそうと相当に無理をしていた事がわかり、緑川に対する「エイリア学園のいた頃はどこか無理をしていたが、解体後は心からサッカーを楽しめるようになった」という旨の発言は彼にも当てはまっていると言える。
行く先々で円堂の前に現れたり、試合経過を見守っていた事からストーカーとしてネタにされる事も…。
また、『好きだよ円堂くん、君のその目!!』というセリフや円堂にファンはいないのではないかという栗松の発言に対して(こらそこ、立向居はどうしたとか言わない)、「それはどうかな」と評した事からあちらの方という疑惑もあったが、ヒロトが円堂を一人のサッカープレイヤーとして、ライバルとして認めているが故の発言であってそれ以上の意味はない…はず。
ゲーム2では円堂のことを「守」と呼んでいたが、アニメでは「円堂くん」と呼んでおり、ゲーム3でもアニメに合わせて「円堂くん」呼びに変更された。
義姉である吉良瞳子のことをとても慕っているが、ゲーム2では強いチームを作るために手段を選ばない義父のことを否定しながらも、雷門で似たようなことをしてしまっている姉に落胆しているかのようなシーンがあった。
アニメ版第3期ではPCの扱いにも秀でているらしく、ガルシルドの屋敷に侵入した際にはコンピューターから短時間でデータの吸い出しを行なっている(ちなみに潜入の提案を真っ先にしたのは彼である)。かつてはお日さま園の仲間と共にキャンプをした経験から火を起こす技術も心得ている。
ネタキャラ化も進んでおり、フェイクボンバーで爆破されたり、ゴー・トゥ・ヘブンで昇天させられたり、セインを「随分、妙な格好をしているね」と評していた。言いたい事はわかるが…説得力が無いような。
しかも、かつては宇宙人を名乗っていたくせに、オカルトは否定派らしく、円堂がカッパを見たと言った際には想像上の動物で実在しないと一蹴していた。実際に河童を目撃し、円堂に報告した際には興味が無さそうな反応を返された。
更に仲間思いな面も強調されていき、イナズマジャパン加入以降は精神的にも非常に安定した事もあってか、スランプに陥っていた緑川や森で迷った時の木暮相手に面倒見の良さを見せた。
実は木暮とも孤児という共通点があるものの、ヒロトは義母や儀姉の元で充実した生活を送っていたのに対し、木暮は漫遊寺に引き取られて以降は修行の日々を課され、修行の意図も教えて貰えず、人間不信を拗らせてしまったという精神面での差異がある。
こうした一面は「キャンプにも、サッカーにも、不用なポジションは、ない。」(第100話格言)というセリフに表れていると言え、ファンからは「脅威の人格者」とも評されている(他に該当するのは綱海)。
111話ではザ・キングダムの監督であるガルシルドが選手を道具として扱ってる事を聞いた際には、前述の生い立ちもあってか強い憤りを見せている。
ファンサービスも旺盛らしく、サインを求められれば得体の知れない人物であっても応じる。
『超次元ドリームマッチ』ではグラン時代の姿で登場。口調もそれに引っ張られている。
必殺技
無印
- 流星ブレードV3
- フォトンフラッシュ(ゲーム)
- サザンクロスカット(ゲーム)
- スーパーノヴァ(グランだった頃の必殺技。パートナーはウルビダ、ウィーズ)
- スペースペンギン(グランだった頃の必殺技。パートナーはウルビダ、ウィーズ)
- ザ・バース(パートナーは吹雪)
- 天空落とし
- ビッグバン(パートナーは鬼道、吹雪)
GO
余談
宇宙人名の「グラン」の由来はそのまま「大地(グランド)」から(2010年の日野社長のTwitterより)。チーム名も元は「ガイア」と呼ばれていたのでわかりやすい。だが、山属性ではなく、火属性である。
キャラソンには『スターライン』(作詞:こだまさおり/作曲:旭純)があり、歌はヒロト役を担当した水島氏が担当。
関連イラスト
関連タグ
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