CV:宝亀克寿
概要
大仏のような顔が特徴。
イナズマイレブン
2期における黒幕。エイリア学園創設者であり、またの名を「エイリア皇帝陛下」(ただしそう呼んでいたのは影山のみ)。
目的のためなら手段を選ばないという信念をもち、サッカーを利用した世界戦争を引き起こそうと目論んでいた。
そのきっかけは「イナズマイレブン」本編の10年前、息子のヒロトが留学先の事故で亡くなり、独自に捜査すると事故の加害者が政府関係者の息子だったことで真相を揉み消されたことを知り、息子を奪った世界に復讐を決意した。
しばらくの間は傷心を癒すため、瞳子の提案で孤児院「お日さま園」を設立し、身寄りのない子供たちを引き取っては彼らの面倒を見ていた。
特に子供たちの中で息子に似た少年に愛情を注ぎ、彼を「ヒロト」と名付けた。
しかし、本編の5年前に地球に飛来したエイリア石を発見した際にその石の効果に魅入られ、発見場所の富士山麓に「星の使徒研究所」を設立、お日さま園の子供たちを「兵士」に仕立て、その力を誇示するため全国各地の破壊と侵略行為を開始した。
財前宗助が首相に就任する前に当時の政府と裏取引を交わしていたが、就任後は手を切られないように彼が大好きであったサッカーを兵力として圧力をかけ、戦争の提携を求めようとした。
しかし、最終的に自らが最強の兵士(ハイソルジャー)と認めたザ・ジェネシスが雷門中に敗北したことで、自身の計画が間違いだったと呟き(ゲームではジェネシスを見捨てようとした)、逆上したウルビダが蹴ったサッカーボールに直撃されそうになるが、グランが身を張って庇い、彼からの信頼の言葉や自分を慕っていた子供たちを目のあたりにし、改めて自らの過ちを認めた。
後の描写は媒体で異なり、ゲームでは星の使徒研究所崩壊前に警察に逮捕される。アニメでは崩壊する中で過ちを償おうと自決を図るも、円堂たちの説得に思いとどまり、共に施設から脱出。その後逮捕される。
なお10年後での安否は明らかになっていない。
シャイン版限定イベントでヒロトがお日さま園を「会いたくても会えない人が残してくれた場所」という旨の発言をしており、未だ出所できていないのか死に別れてしまったかのか明らかになっていないが、後述のアレスの天秤の動向を見ると何となく想像が付くと思われる。
『アレスの天秤』では
2016年7月27日に新作『イナズマイレブンアレスの天秤』が発表。エイリア学園が襲撃しない時間軸で話が展開することとなるが、同年9月30日より配信された『イナズマウォーカーVol.0「新情報で盛りあがリーヨ!」』より息子のヒロトが生存することが判明したため、エイリア学園による侵略を企てることは無くなったこととなる。
しかし、12月9日より配信された『イナズマウォーカーVol.2』の番組内で放送されたショートアニメ「イナズマイレブン アウターコード」2話より、御曹司であるその息子が不良同然の振る舞いを見せる様になり、「吉良家の恥」と忌み嫌うようになってしまった。
本作ではお日さま園だけでなく、その施設の子供たちが通う私立校永世学園の学園長を務めている。
また星章学園のスポンサー企業「キラスター製薬」も彼の財閥系列の会社ということが判明した。
(当初「LEVEL 5 FAN NIGHT」で日野社長は吉良財閥とキラスター製薬は無関係と発言していたが、ファンの声を受けて系列社ということに変更がなされた。)
そのため既に支援校があったため、永世学園のフットボールフロンティア出場を計画していなかったが、瞳子からの要望により、瞳子が監督を務めることとヒロトの更生を条件にフットボールフロンティア出場を承知した。
ヒロトが捻くれてしまっているのも彼が多忙であまり家族として接してくれないのが原因で、瞳子からもその点を突っ込まれているが、その場で笑って受け流している。
しかし息子を想っている気持ちはあり、ヒロトが小学1年生の頃に描いた似顔絵を隠し部屋に額縁で飾っており、タツヤには「将来、吉良のビジネスを支える人間になるんだぞ」とヒロトの助けになることを望み、20話の雷門中対永世学園の試合後に呟いた声色の優しさからもその気持ちが窺える。
また持病持ちであることが判明している。
続編の「オリオンの刻印」ではイナズマジャパンのメンバーに選ばれ、アジア予選を突破後に一時永世学園に戻ってきたヒロト、タツヤ、砂木沼の3人に、スマートフォンを用いた動画アプリでお祝いメッセージを見せた(瞳子曰くこの日のために使い方を勉強したとのこと)。