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新条琢磨

しんじょうたくま

『イナズマイレブン オリオンの刻印』の登場人物。組織「オリオン財団」の理事長を務めるギリカナンの側近で、世界サッカー協会の一員。
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CV:三木眞一郎


概要編集

上記の通りギリカナン理事長の側近で、世界サッカー協会の一員。褐色肌で前髪をM字に分け、後髪をポニーテールにまとめた黒髪と、茶色の瞳のつり眼が特徴。

元サッカー選手で、サッカーの実力はイナズマジャパンのFWであるヒロトのボールを止め、明日人に凄いと評された時に少しかじっただけと言っていた。なるべく組織の行動に問題が生じないよう慎重に抑制する役割を担っている模様なのだが…。


ベルナルドの父ヴァレンティンの代から理事長補佐を務めており、彼の思想を支持していた。

最終回まで名前を伏せられた息子がおり、ベルナルドから裏切らないという保証として、その息子にオリオンの使徒として刻印を刻むよう指示を受ける。

同時に現在のオリオン財団代表のやり方には否定的な考えを自分の信用に値すると思った者に対し露にしており、10年前から裏で革命軍を立ち上げ、イナズマジャパンを中心に反乱分子を拡大させ「パーフェクトワールド」の計画を阻止しようと進めている。また、趙金雲一星兄弟の父と面識があった模様で一星光をオリオンの使徒としてイナズマジャパンに送り出したのも反乱行動の1つでありオリオンの暗部を知ってもらう事に加え、一星自身を救済する目的も兼ねていた。

FFI本戦前から吹雪士郎と接触しており、オリオンのスパイにならないかと勧誘し、潜入調査を要請している。


イタリア代表ガーディアンズオブクイーンとイナズマジャパンとの試合の観戦中、ゲリラ豪雨で一時中断した際にはベルナルドにサポーターの使用を中止するよう直談判するが、その後サポーターを装着したイリーナが現れ、彼女の平手打ちによって吹き飛ばされてしまう。この時の新条はイリーナの悪行を把握しているような発言をしている。

そのまま勾留などはされなかったようだが、自身の怪我の治療より試合観戦を優先して観客席から選手達を見守る。


決勝戦では吹雪と共に財団本部から不正の証拠データを収集し、道中オリオンに買収された連邦警察に追い詰められるも、パンピエッタインターポールの助太刀により逃れられ、遂にイリーナが目論む「パーフェクトワールド」の真相を突き止めるが、逆にスタジアム内にいる人々を人質にすると脅され、そのまま拘束されてしまったように見えた。

しかし事前にインターポールの他の面々と協力して手を回していたようで、スタジアムの人々を解放し逆にイリーナを拘束し逮捕することに成功した。


本編における明日人との関係編集

イナズマジャパンとレッドバイソンの試合では明日人に視線を向けており、アジア予選後から直接会いに来たりと彼を気にかけている。これがその明日人に気にかけた行動の一覧である。


  1. ロシアに行く明日人の家族についての相談に乗る。
  2. 父親の所在の調査を約束し、連絡先を交換した。
  3. 明日人の父を名乗る稲森真人が明日人に会いに来たときに、近くに停めた車の中に潜んで2人の様子を見ている。
  4. 明日人がオリオンに連れ去られ、使徒としてマインドコントロール施術が行われる前に救出し、一時的に匿った。また真人がオリオンから送り込まれた偽者の父であり、本当の父はまだ調査中であると明日人に伝えつつも既に知っているような雰囲気を醸し出す(明日人もそれを察知したのか、問い詰めたが動揺することなくかわしている)。
  5. 4の明日人救出の際に用意した顔の上半分をバンダナで覆った影武者ルース・カシムが明日人の知人から見ても勘違いされる程に似ていたが、バンダナを外した際の素顔は新条に似ていた。しかし後にルースの地毛が金髪で黒に染めていたと判断できるシーンが有ったので特に血の繋がりは無いと考えられる(後にアニメディア2019年10月号のQ&Aで影武者を用意したのは明日人に逃げられたのを知ったベルナルドであり、ルースは新条に味方している事をバレないように従っていた模様)。
  6. イタリア戦後に「好きなサッカーが無くなってしまう」と迷いを見せる明日人に対し、「君が信じ、君が必要とするかぎり、サッカーはそこにある」と母百合子と同じ様な言葉を口にし、明日人から自分の本当の父では無いかと問いかけられるも、振り返ることもなく答えずに去った。

等、視聴者にとってはもどかしい(?)気分にさせていたが………。


余談編集

彼の声を担当する三木眞一郎はイナズマイレブンGOギャラクシーポトムリの声を務めていた。


関連イラスト編集

「もう離さない」「もう離さないで」もし


関連タグ編集

イナズマイレブンオリオンの刻印 オリオン財団 稲森明日人






































正体とその後(※オリオンの刻印最終話ネタバレ)編集

実は彼こそが明日人の実の父親で、百合子の夫だった。


正体が明かされる以前から一部では新条が明日人の父親ではないかと物語冒頭時点から囁かれており、2人が描かれた絵も散見しているが、終盤でも明確な答えが出ていなかったために「アニメ終了までに回収できるのか?」と疑問視する声も少なくなかった。

イリーナ逮捕後に彼の姿を見て駆けつけてきた明日人に、父ちゃんと呼ばれた際に否定することなく認め、過去に「父の今の姿を見たらサッカーが嫌いになるかもしれない」という風秋ヨネの発言が掠りもしないくらいに懐かれている。


「サッカーを守ったんだね」と問われ、一時は指示に従い汚す側だったが日本での明日人のFFデビュー戦の活躍に引き戻され、オリオンと戦う勇気を貰っていたと返し、それでも会いに来なかった理由については、過去には何度も伊那国島を訪れ会いに行こうとしていたが、「家族を捨ててまで夢を追いかけた」背徳感からか2人の姿を安心して見るだけに留まり、オリオンを正したら堂々と顔向けできると思っていたと語った。


ちなみに彼が元サッカー選手でオリオン財団の下で働いた経緯については、ウラジミールが真人を名乗った時と同じ内容だった(回想シーンがウラジミールから新条に置き換わっている)。

おそらくヨネさんが言っていたのはその「夢に挫折した姿」のことだったのかもしれない。


イナズマジャパン優勝後は明日人と伊那国島に帰るが、世界を救うオリオン財団になろうとするベルナルドに協力することを伝え、再び海外に旅立った。

また一星には王帝月ノ宮中に転入できるように手続きを済ませた。


アニメージュ2019年11月号のQ&Aによると「新条琢磨」という名前は偽名であることが発覚し、サッカー選手としての心が折れたため、別の存在としてサッカーに関わると決めた時にこの名前を使い始めたと説明している(海外チームに移籍するほどの有名なサッカー選手にも拘らず周囲からの知名度が無かったのもそのためと思われる)。現時点で本名は不明。

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