CV:潘めぐみ
概要
オリオン財団最後の砦となるチーム「シャドウ・オブ・オリオン」の女子キャプテン。ポジションはFW、背番号10。
アニメ初登場は46話でイナズマジャパンとガーディアンズオブクイーンの試合後、ペトロニオが「君たちならオリオンを倒せるかもしれない」とイナズマジャパンへの激励に、通路の影から「それは無理………」と否定するかの様に呟いて去る。
イナズマジャパンとパーフェクトスパークの決勝戦では顔を表して陰から眺めていたが、試合中に現れ、イリーナの「パーフェクトワールド」成就をかけて、趙金雲の世界選抜チームチョウキンウンズと対戦する。
イナズマイレブンシリーズでは初となる女性キャラのラスボス的存在で、オリオンの技術を結集して作り上げた戦闘兵器。頭脳と身体能力が両立しており、指揮能力、個人技のいずれも他の追従を許さない。研ぎ澄まされた感覚で敵を粉砕する姿はまさしく「オリオンの使徒」の頂点に君臨すると言っても過言ではない。
プレリュード(前奏曲)、コンチェルト(協奏曲)、レクイエム(鎮魂曲)と音楽用語を用いた独自のパターン戦法を用いて円堂守から3点もシュートを決める。
フロイとは幼少の頃からの顔見知りで、かつては平凡で優しい少女だったが、イリーナによって「オリオンの使徒」として過酷な特訓で「戦う」「勝つ」ことだけを身につけられ、感情を捨てている。
その呪縛も強く「負ければ存在価値は無い」と一種の強迫観念に駆られている(どういった経緯でオリオンの使徒となったのかは現時点では描写されていない)。
しかし戦術パターンを読まれた上に円堂が土壇場で出した新技でついに止められてしまい、一気に劣勢に追い込まれ狼狽える中、稲森明日人から「負けたら明日の勝利を目指してやり直せばいい」「勝っても負けても君はそこにいる」と諭され、チーム全体の奥底に秘めた「心の炎」が伝わった。
試合後は明日人の「歩くことをやめなければ終わりじゃない」という言葉と共に呪縛から解放され、直後に崩壊しかけたスタジアムの天井の蓋を破るためイナズマジャパンら世界中の選手たちと共にボールを蹴り上げ、天井を粉砕した。
その後はその言葉を信じて前に進むと明日人に伝え、再戦の約束を交わした。
特徴
左目を隠し、肩まで伸ばしたサイドとツインテールの灰色がかった白髪が特徴。幼少期は前髪を髪留めで上げていた。
瞳は緑色で、カーブした横線が入り、瞳孔の中に逆三角形型の白のハイライトが入っている(その形状からカナブンっぽく見える)。
刻印は前胸部の中心に刻まれている模様。
胸は平たく、初登場時が白シャツと黒のジャージ姿であるため、初見で性別を疑った視聴者も少なくない(これまで数々の性別詐称のキャラが登場したため)。
必殺技
- オリオン・クロスバイパー(シュート技)
- ブラックフィールド(シュート技)
- ダークトルネード(SD)
またテロップは無かったが2点目を決める際に、野坂のスカイウォークと思わしき技から急降下シュートを決めている。
他にも気流を発生させて自陣のゴール周りをガードするだけでなく、相手選手を吹き飛ばしたり、DF3人と共に逆旋風を起こしラストリゾートΣをブロックするという超次元的な力も見せている。
余談
担当声優の潘めぐみ氏は数々のレベルファイブ作品に参加しているがイナズマイレブンシリーズの女性キャラとして出演するのは今回が初であり、過去に映画「イナズマイレブンGOVSダンボール戦機W」でサン(キャラクターとしてはダンボール戦機側)、同社の他作品では映画「妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!」のコアラニャン、「スナックワールド」の主人公チャップを演じていた。
またかのNHKが放送した異次元メンコバトルアニメに登場した円堂守のパロディキャラ「イナズマまもる」を演じていた(これは某ハンター漫画の主人公の新旧中の人ネタも兼ねていたりする)。
更にキャプテン翼の沢田タケシもゴン同様に新旧中の人である(最新作(2018年版)で演じたのが潘で、その前の過去作(2001年版)の方を演じていたのが竹内順子氏である)。
またユリカという名前から明日人の姉妹という噂も囁かれていたが、苗字が異なる上に新条琢磨との接点も無かったことからミスリードに終わっている。