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アレスの天秤

あれすのてんびん

アレスの天秤とは、『イナズマイレブン アレスの天秤』のサブタイトル部分及び本作のキーワード。
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イナズマイレブンアレスの天秤


作中における「アレスの天秤」編集

電機メーカー「月光エレクトロニクス」が開発した新世代教育プログラム。アレスシステムとも。

幼少期から遺伝子レベルを分析することで、スーパーコンピュータ「AR2000」による最適なプログラムを提案してから英才教育を受ける。この教育を修了した者はどんなことも完璧にこなす人間になれると言われている。PV内では「人の運命を変える」「世界を変える力がある」と言われていた。

様々な分野で可能性がある者、家庭の事情で教育支援施設「英才こどもセンター」へ預けられた子供たちがこのプログラムを受けている。このプログラムの被験者は「アレスクラスター」と呼ばれる。

野坂悠馬は「高レベルの能力によって余裕を持った生活を送り、家庭にも時間が与えられる」と考えており、自分の様な境遇に置かれた子供たちを救うためにサッカーで使命を全うしている。

月光エレクトロニクス会長・御堂院宗忠は注目を集めている少年サッカーで大々的に宣伝するため、王帝月ノ宮中のスポンサーとなった(或いはスポンサー側が学校を創設したか)。


またこのシステムをサポートする「アレス更生プログラム」があり、実験対象に志願した受刑中の影山零治は刑期が短くなり(およそ1年弱)、帝国学園監督として復帰を果たした。影山の発言から政府も関わっている模様。


その宣伝が行われる数年前、宮野茜という少女がこのプログラムに参加した数ヶ月後に感情を失ってしまい、彼女の幼馴染である灰崎凌兵は根深く恨んでおり、「アレスの天秤」の否定を証明するためにサッカーを始めたキッカケとなっている。

実際は精神と身体の能力を上げる代わりに人体を蝕む副作用があり、上記のように感情を失う他、提示された薬物の使用で脳腫瘍が出来る問題が発生し、御堂院はこれらを情報操作や圧力で隠蔽していたが、野坂はこの問題を明るみにするべくリハビリで回復した宮野に協力を要請し、自身も脳腫瘍をあえて摘出せずに大会終了までに証拠として残していた。


フットボールフロンティアでの王帝月ノ宮中は準優勝に終わり、結果としてアレスシステムは疑問視され、これ以上の支持は得られずに御堂院の計画は潰れることになった。


余談編集

パイロットフィルム版に映っていたイレブンバンドには月光エレクトロニクスの企業ロゴが記されていたが、後に現在のデザインに変更され企業ロゴも消えている。そのため初期設定ではイレブンバンドは月光エレクトロニクス製でアレスの天秤と関わりがあった可能性が考えられる。


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