「正々堂々悪に挑む、それがヒーローでしょう!」
CV:加藤奈々絵
プロフィール
イナズマイレブン
雷門中2年生で、ポジションはFW(漫画版ではMF)、背番号は12。
作中の活躍
アニメ版イナズマイレブン
基本的には補欠で必殺技の命名担当だが、人員不足にたびたび陥っていたエイリア編では何度か出場しているが基本的にどの媒体でも大きな活躍したところがなく、漫画、アニメ、ゲームの全てで帝国学園との練習試合でもユニフォームを脱いで逃げてしまった。
しかし、秋葉名戸戦では相手チームのセコいプレーに1オタクとして異を唱え、身体を張ったプレーで考えを改めさせドラゴンクラッシュに飛び込み1ゴールを奪う、冬海卓を追放した矢先に追放するならばせめて代わりの監督を立ててからするべきだったと尤もな指摘をしたり、世宇子戦では染岡の負傷で敵わないと分かっていながらも「僕だって雷門の一員だ!」と勇気を振り絞り自ら率先して出場するなど意外な所で活躍する(結果はディオのメガクエイクの前に1プレーで負傷退場してしまうが)。
驚異の侵略者編では終始ベンチだったので入院を免れた。その為人数不足のイナズマキャラバンに同行する。何かと離脱者が多い為ちびちび出場しているが目立つシーンは特に無し。第35話で壁山の下敷きになって負傷した上に木暮やリカが加わったためにスタメンの座から外れている。
その後、吹雪がプレー不可となったイプシロン改戦では吹雪に変わり途中出場。ボロボロになりながらも豪炎寺が復帰するまでピッチに立ち続けるなど大きな成長を見せた。
世界編では自称・戦術アドバイザー&必殺技ネーミング係のマネージャーとしてイナズマジャパンに参加。
同じく目金一斗という双子の弟がいることが判明した。
また、親善パーティにて円堂が諸事情(※1)で遅れてきた事に対してエドガーが秋にはキザったらし…ゲフンゲフン…紳士的な態度を取る反面、露骨に見下した態度を取った際には「今のはうちのキャプテンに失礼じゃないですか!」と食ってかかるなど仲間意識は以前よりも増している。
とこのように一貫して雷門中のプレイヤーでは実力は最弱(秋葉名戸戦ではいつも以上の実力を発揮していたが)でありながら、独自のポジションで活躍する変わったキャラクターとしての個性を確立している。
エースであることを言い訳に特訓をサボろうとした目金を特訓させたりと大阪ギャルズCCCの虎浜甲子に気に入られている描写があり、ゲーム版でもそれを反映してか2→3スーパーリンクで甲子を仲間にするためには目金を一定レベルにしておくという条件が存在する。
ゲーム版イナズマイレブン
1を除いてスキルやくびょうがみを初期習得している。
初代ではレベル75で『ディバインアロー』を習得する。※レベル90で『メガネクラッシュ』レベル99で『ゴッドノウズ」を習得するというのは誤情報!
以降も2の『ゴッドブレイク』や3の『カオスブレイク』など、ステータスが突出しているわけではないが鍛えるとすると非常に強力な技を覚えるというキャラとして定着している。
とは言え能力的には優れておらず、やくびょうがみのデメリットもあり安定した戦力としてはカウントしにくい。さらに1では染岡、2ではリカやなかたに、3ではまたも染岡とシナリオで早期に必ず仲間になる仲間に遅れを取りやすい。
1と2では初期から仲間。3ではマネージャーという立場上選手としては使えず、クリア後に一斗を連れてジャパンエリア宿舎2階に行くと仲間に出来る。
2では何かと人数不足の為序盤は使わざるを得ない。塔子が仲間になるまでずっとレギュラーとして使った人も多いだろう。
やぶてん版
ちょこちょこ隅っこに描かれているが特に出番無し。帝国戦でデスゾーンを見て逃げ出してしまう。
たまごろうが負傷で出場できない秋葉名戸戦には出場している。
ネーミング関連もサポーターの生徒2人組に取られがち。
イナズマイレブンGO
アニメでは久遠道也と連絡を取り合っており、フィフスセクターに対抗するために水面下で何らかの動きを見せている。
久遠から連絡が来るまで部屋の電気もつけずゲームに熱中していた。
自宅からハッキングして海王学園の選手が全員シードであることをつきとめた。
彼も響木正剛率いるレジスタンスに関わっていると思われる。
ゲームでは秋葉名戸OBたちと「メガネハッカーズ」を結成しており、自宅ではなくゲームセンター奥の特別な部屋を拠点に活動している(ちなみにハッカー能力はゲーム1期の頃から発揮されており、秋葉名戸の不正を暴き出した)。なお、ゲーム版ではこの部屋にアキレスのプラモデルが飾られている。
今回も強力なシュート技『風林火山デストロイヤー』を覚える上に、化身「幸運のラストベガ」持ち。ただしなぜか化身はGK。
GO2、GOギャラクシーでは『最強イレブン波動』、大人の姿では『ジ・アース∞』を覚える。
イナズマイレブン アレスの天秤/オリオンの刻印
イナズマイレブンReloadedのみの登場でテレビアニメでの登場は未登場。
新作「アレスの天秤」ではエイリア学園の襲撃が無かったパラレルワールドという設定で、フットボールフロンティアで急成長した雷門中から全国の中学校へ『強化委員』が派遣され、その中学校の選手として共に戦うという新システムが導入されるが、現時点で彼の派遣先は不明である(可能性としてはあの学校か)。
イナズマイレブンReloadedのみの登場となる。
2018年12月25日に限定配信された日野社長のゲーム延期に関する公式見解で、ゲームの方に登場する事は確定している。
またアレスの天秤からはキャラクターに出生日の設定が追加されたものの、残念ながら2021年現在も判明していない。
特徴
見栄っ張りかつ的外れな発言のせいで周囲とのトラブルも少なくない性格で、序盤は態度だけ大きいヘタレであったが、雷門イレブンの一員として少しずつ精神的な成長を遂げてゆく。ゲーム1では終始イヤミなタメ口だった(アニメ1期でも当初こそこのような口調だったが、途中から現在も知られている口調へと変わっている)。
幅広いジャンルのオタクであり、アニメ・漫画・ゲーム・フィギュア・模型etc…とあらゆる方面の知識に精通しており、個々の趣味に特化している秋葉名戸のメンバーの誰とでも会話できるほど。ただし、ゲーム1ではメイド喫茶のコンピュータールームに置かれたフィギュアを見て下らないと評していた事から、アニメ化にあたって設定が変更されたのだと思われる。
アニメ版では必殺技のネーミングは率先して行なっており、サブカルをやりこんでネーミングセンスを鍛えているとの事。その分、ネーミング担当という自分の立場にアイデンティティを見出しており、木暮に酷評されたり、冬花に先を越されてしまったときにはかなり傷ついていた。
加えてサッカーの知識は豊富であり、「カテナチオカウンター」の語源となった「カテナチオ」、円堂の第2のポジションとして登場した「リベロ」などの用語を解説したり、アニメ版FFI編では戦術アドバイザーとして情報収集を行ったり、デザートライオン戦でイナズマジャパンの体力状況を分析したりと名ばかりではない活躍を見せている。
ただし、ビッグウェイブスの極秘映像と称して手に入れてきたのは彼らが海で遊ぶ映像だったりと情報が役に立つとは限らない時があるのは玉に瑕(とはいえ、彼らの強さは海で鍛え上げられているので役に立っていないかと聞かれたらそういうわけでもなかったりする…)。
ちなみに他の選手達が超次元すぎるせいで錯覚されがちだが、秋葉名戸戦ではボールをキープしながら相手のスライディング(厳密には少し異なるが)をジャンプでかわす、ドリブルしながら味方の足元に正確にパスを出す等、現実基準で考えればそこら辺の経験者よりも遥かに上手い。
コズミックプリティレイナ
「立てば流星、座れば太陽、歩く姿はアンドロメダ!!ご存知コズミックプリティレイナ!!太陽系第三惑星にただいま見参!!」
作中に出てくるアニメヒロインのフィギュア。
秋葉名戸戦で、選手たちとフットボールフロンティアの優勝特典であるアメリカ旅行を手にした際には必ず入手してくると約束したのが初出。ただし、アメリカ旅行自体がエイリア学園の襲撃で(というか制作側がすっかり忘れていたため)有耶無耶になっている。
その後もたびたび作中にさりげなくフィギュアが登場しており、ストライカーズでも部室にあったりする。
7thEDでは秋葉名戸の2人が写っているシーンに限定モデルがあることから、無事入手できたものと思われる。
さらにGOでは部屋のディスプレイに水色コスチュームバージョンが飾られていた。
また「ダンボール戦機W」でも土曜夕方に放送されていたアニメという設定で登場(相方の口上から元ネタは土曜に放送された美少女戦士セーラームーンである)。単なる萌えアニメではなく、大人から子供まで幅広い人気を博しており、オタクロスは彼女の限定フィギュアを持っている。
相方にプラネットライダーという宇宙刑事みたいなヒーローがおり、「月に向かって土下座しろ!」が決め台詞である。
第26話と第27話ではコスプレイヤーの少女アリス(CVはシリーズの主題歌を担当しているヒィ氏である)が彼女のコスプレでBCエクストラスに参戦している(ただしカラーリングは青)。しかし、相方のシャーリーが大空ヒロと組んでしまったのでヒロと組むはずだった灰原ユウヤと「地獄の復讐軍団」を結成し、優勝をもぎ取った。
必殺技命名録
ここではアニメ版での彼の必殺技/必殺タクティクスのネーミング記録を捕捉と共に振り返っていく。
- ドラゴンクラッシュ(#4)
- ゲーム版では会田力が伝授したという扱いである。
- ドラゴントルネード(#4)
- メガネクラッシュ(#9)
- アニメ版ではドラゴンクラッシュをメガネが弾道補正するという流れだが、ゲーム版ではドラゴンクラッシュではなく普通のシュートを弾道補正する演出になっている。
- グレネードショット(#10)
- 宍戸からはかっこいいと絶賛。
- 爆裂パンチ(#13)
- イナズマ1号落とし(#13)
- 映画では技名口上演出がある為、ネーミング過程はカット。
- クンフーヘッド(#17)
- イナズマブレイク(#18)
- 無限の壁を突き崩すから「イナズマブレイク」。ゲーム版ではイナズマOBから伝授された技という設定。
- ワイバーンクラッシュ(#34)
- ドラゴンクラッシュの強化版だから「ワイバーンクラッシュ」…ワイバーンでは弱体化してないか?とか野暮なツッコミはしてはいけない。
- ワイバーンブリザード(#38)
- この時点ではあくまでワイバーンクラッシュとエターナルブリザードのシュートチェインといった感じの演出であり、第39話でようやく完成するも、以降はこの技が日の目を見る事は無かった。
- スパイラルレッグス(#39)
- 木暮にダサいと酷評され、彼の名付けた「旋風陣」が正式名となった。
- マジン・ザ・ハンド改(#46)
- 技名の強化版が劇中で言及された初の例。
- ただし、当時のアニメにはゲームのように強化されると名前に強化段階の称号が入る演出はなく、技名はそのまま「マジン・ザ・ハンド」となっている。
- メガトンヘッド(#55)
- ゲーム版では秘伝書習得技という設定である。
- ムゲン・ザ・ハンドG2(#61)
- 究極奥義の強化段階の称号である「G」(グレード)の読み方が判明した一例。ただし、究極奥義はどのメディアにおいても、グレードの部分までは読み上げられない(アニメ版の世界の挑戦編ではゲームを反映してフォントに「G」が追加される演出がある)。
- 第62話でG3、G4と強化されていった。
- クロスファイア(#62)
- ゲーム版では秘伝書習得技という設定。
- ザ・タイフーン(#72)
- バナナシュート(#73)
- 「大きく弧を描いてゴールを抉るシュート」という特徴から名付けようとしたところに冬花に台詞を取られてしまった。
- ライトニングアクセル(#77)
- 由来は「電光石火のオフェンス技」という特徴から。
- 原作ではザ・ジェネシスのメンバー(アークなど)が覚えるドリブル技という扱いであった。
- サンダービースト(#81)
- ルート・オブ・スカイ(#82)
- 発案者は鬼道であり、ファイアードラゴン戦にて命名。ネーミングは綱海からも好評であった。
- キラーフィールズ(#83)
- 由来は「フィールド上の相手プレイヤーの動きを殺してしまう技」。
- 竜巻落とし(#83)
- ゲーム版ではネオジャパンが開発していた必殺技という設定。
- いかりのてっつい(#84)
- 正義の鉄拳を遥かに超える技と評していたが、本戦での活躍はイマイチ…。
- デュアルタイフーン(#88)
- なお、技名の由来に関してはレビン・マードックが解説を担当。
- グラディウスアーチ(#88)
- 名前の由来は「剣のように鋭く、キーパーに襲いかかるシュート」であるから。
- イジゲン・ザ・ハンド(#88)
- 名前の由来は「今までのシュートを止める技とは全く次元の違う発想」であるから。
- ザ・ハリケーン(#98)
- 名前の由来は「荒れ狂う嵐のようなシュート」であるから。
- ぶっちゃけ名前は風丸の要素が強いような気がしないでもないが…。
脚注
- (※1)円堂はフィディオ(+乱入してきたマーク&ディランコンビとテレス)との勝負に夢中であり、イギリス街に向かう最中に彼を呼び出しに来た秋のハイヒールの緒が切れてしまい、彼女を背負って行った事が遅刻の原因である。
- ゲーム版では正装を購入するためにイギリス街に行き、(円堂が特訓に行くという名目で)上記のイベントの起こすために日本宿舎のグラウンドに戻るという流れになっているのでこちらに関してはエドガーに皮肉られても仕方がないと言える。