概説
スマートフォンアプリRPG『Fate/GrandOrder』の登場人物。2部6章「妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ」の人物で、トネリコからはウーサー君と呼ばれていた、妖精國に生まれた人間。
汎人類史のアルトリアとモルガンの父にあたる、先王ウーサー・ペンドラゴンとは全くの別人。
妖精歴400年頃にブリテン統一のため、救世主トネリコと妖精騎士達と共に当代の円卓軍を率いていた人間の少年かつトネリコの弟子だったが、次第にそれ以上の想いを彼女に抱くようになったらしく、その様子は「誰が見ても分かりやすいくらい、ベタ惚れなのが明らか」だったらしい。
一方のトネリコは「ウーサー君は(自分にとってどういう存在なのか)よく分からない」と戸惑いはあったものの、二人の仲睦まじい姿は周囲から見れば恋人同士のそれにしか見えなかったという。
所謂友達以上恋人未満の関係だった。
作中では戴冠式の準備のため、トネリコ達とは別行動中で容姿などは不明のまま、彼女とトトロットの話に断片的に登場するのみ。
ブリテンの統一王となった暁には、北の妖精女王マヴと婚姻関係になる事が決まっていたが、トネリコとの仲を知る妖精達の後押しに加えてマヴが自ら身を引いた事と、何よりもウーサー自身がトネリコを王妃にしたいと望んでいた事により、共に新たなブリテン国を築く輝かしい未来が待っていたが………
関係タグ
Fate/GrandOrder 妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ トネリコ(Fate)
ネタバレ注意
ロンディニウム戴冠式当日。彼の即位に『自分は気に食わない』という理由で反感を持っていた妖精達によって氏族長に売られ、毒酒を煽った事により死亡し、残った円卓軍も皆殺しにされてしまった。ウーサーの死と円卓の崩壊をきっかけにトネリコは完全に心が壊れてしまい、同時に妖精達への期待と希望を完璧に喪失。平和と和平によるブリテン統一を諦め、支配と圧政による統治に切り替えると『楽園の妖精』の責務と役割を完全に放棄し、異聞帯の女王モルガンとして妖精國に君臨することになる。
オークニーで『巡礼の鐘』を鳴らすためと、棺の中で眠りについているマシュを助けるべく城跡の屋上に向かうと、「救世主」と「ロンディニウムの騎士」表記のエネミー(賢人グリムとハベトロット曰く昔の亡霊で、見た目はシャドウサーヴァントそのもの)と戦うことになるのだが、後者の敵にはアーサーのシルエットが使われている。そのため一部のマスターから、この世界のウーサーは彼そっくりだったのでは?と思われており、二次創作でも瓜二つの容姿で描かれている。しかし、カルデアに召喚されたトネリコ曰く、アーサーとウーサー君は全く似ていないとの事で、容姿そのものが全く違うのか、それとも年齢と性格等の差による顔つきの違いかは不明。(『Fate/Grand Order フロム ロストベルト』でも鎧姿こそ似てはいるが、顔は後ろ姿程度しか描かれていない)
なお、彼女はアーサーを男のアルトリアと呼んでおり、シュミレーター内で戦いをする仲である。