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ウサトネ

うさとね

この記事は『Fate/Grand Order』Lostbelt No.6「妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ」の断章の情報を含む記事です。
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概要編集

ウサトネとは、『Fate/Grand Order』第2部6章「妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ」の断章にて語られた重要人物である、異聞帯のウーサートネリコのカップリングの名称。


異聞帯のウーサーとトネリコの関係は、マシュ・キリエライトが後編でモルガンに妖精暦へ転送され、トネリコ一行と共に活動する際に断片的に語られた。


  • ウーサーとトネリコは師弟関係にあったが、周りの妖精からすれば彼がトネリコにベタ惚れなのは誰が見ても明らかだった。
  • トネリコは自身がウーサーのことをどう思っているのか分からないと評していた(トトロットエクターライネックは仲間であると言ったが、ウーサーへの感情は濁していた)が、二人が仲睦まじく過ごしている様子は恋人同士のそれにしか見えず、妖精騎士を含めた仲間の妖精達から見れば両者の関係は半ば公認と化していた
  • 本来ウーサーは戴冠式にて北の女王マヴと結婚するはずで(だがそれは、両者を北と南の妖精それぞれの代表として結びつける為の政略結婚)、トネリコもそれをめでたいと言っていたが、後になると黒騎士の発言からウーサーの結婚相手はトネリコになった事が分かる。(上記する通りウーサーとトネリコの仲は皆が認めており、彼女の競い合う良きライバルだったマヴもそれをよく知っていた事から、自ら進んで身を引いた。なので皆の後押しによりトネリコがお妃に選ばれたのは、至極当然の流れである)事実戴冠式の際にトネリコの衣装を作っていた黒騎士は、王妃が着る用の衣装を作っていた。
  • ウッドワスの先代(父親)でトネリコの仲間の1人である排熱大公ライネックは、二人の幸せな姿を見たくなくて戴冠式への出席を辞退した。(実はトネリコの親友であるライネックは密かにトネリコを想っており、相思相愛の相手と結ばれる姿を間近で目にするのが嫌だった故のささやかな当てつけだった)。

また、時は流れ妖精暦が終わり、女王暦、即ち女王モルガンとなったトネリコの治世になった後も二人のことは妖精国の人々に語られている。異聞帯のパーシヴァルはロンディニウムの騎士(異聞帯のウーサー)は救世主トネリコの恋人であったとガレスに解説していたが、それは妖精達から見た視点の話であり、実際の彼らは友達以上恋人未満の関係だった。


二人の関係の結末編集

異聞帯のウーサーとトネリコは各氏族を撃破し、ウーサーを王に据えて平和な時代を築くことが目標であった。それはマシュが転送された時点で達成目前であり、後は無事に戴冠式と婚礼を迎えるのみだった。しかし、それが不服だった一部の妖精達によってウーサーと彼の臣下である円卓の騎士達は毒殺されロンディニウムは炎上。全ての責任を被せられたトネリコも処刑され、彼らの統一事業は頓挫してしまう。残されたトネリコの仲間達は彼女が眠る棺を持ち、オークニーへ渡ったと伝えられている。


しかし、実際はトネリコは処刑されなかった。この結末を招いた妖精の一人を自分の顔に変え記憶を消して身代わりにして逃亡に成功した。ライネックは戦死し、オークニーに逃げ延びたのはトネリコ、トトロット、マシュ、グリムのみであったが、実は仲間達と合流できなかったが黒騎士であるエクターも生き延びていた。(ウーサーの遺体は後のモノローグからトネリコによって運ばれたと考えられる。)


これまで救世主としてその役割やその行動を讃えられながらも、いざそれが実現する目の前という場にあたり、一部の妖精達による自己満足を満たすための言動によって全てを台無しにされ、何度も何度も排斥され続けたトネリコ。それでも諦めずに『自分の求める国(ブリテン)』のため、国民たる妖精を救おうとした。しかし、大切なウーサーが殺され、またもや全てが水の泡と化したトネリコは完全に妖精を救うことをやめてしまった。

そんな彼女の思いを汲み取ったのか、賢人グリムとトトロットはそれぞれ個々の目的のためトネリコと袂を分かち、マシュも未来に帰るためにオークニーにて安置されることになった。トネリコは一人となり、妖精を救うのではなく支配するための孤独な戦いに身を投じることとなった。


余談編集

主人公がマシュを救い出すためにオークニーに着いた時、マシュを安置した棺を守るために複数のシャドウサーヴァントと戦うことになる。その際の影はプロトアーサーアルトリア・キャスターのものだった。しかし、そのエネミーの名はロンディニウムの騎士と救世主と表記されている。(また、このエネミーは戦闘前にハベトロットと名を変えたトトロットに何かを語りかけていたという。)

この事からウーサーの見た目はアーサー・ペンドラゴンに似ていたとマスターからは解釈されており、二次創作におけるウーサーは彼の見た目そのままで描かれることが多く、短編漫画版でもアーサーの姿瓜二つに描かれているが、カルデアに召喚されたトネリコ曰く二人は全く似ていないとのこと。トネリコはアーサーを男のアルトリアと呼び、カルデアのシミュレーター内で戦いをする仲である。


『FGO』本編と2部6章の年表では、戴冠式の際にウーサーが毒殺された、またはウーサー率いる円卓軍が崩壊し、トネリコは死んだと評価されている。しかし、タイプムーンエースの付録では戴冠式の前の調停式で円卓軍が崩壊したと書かれている。これはミスなのか、それとも戴冠式に殺されたといった本編中の発言と年表はあくまでその時代に語られている内容であって、実際はタイプムーンエースの付録が正しいともとれる。



関連イラスト編集

ウサトネらくがきがんばるウーサー君


関連タグ編集

トネリコ モルガン 異聞帯のウーサー

妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ

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