プロフィール
真名 | ニトクリス〔オルタ〕(+アヌビス) |
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クラス | アヴェンジャー |
性別 | 女性 |
身長 | 162cm |
体重 | 51kg |
出典 | 史実 |
地域 | エジプト |
属性 | 混沌・悪・天 |
好きなもの |
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嫌いなもの | その手にはかからない(第1、2霊基)、狭い場所(第3霊基) |
ILLUST | 縞うどん |
CV | 田中美海 |
幸運の値は自己申告。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するアヴェンジャークラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
ニトクリスの黒化英霊版であり、第2部7章『黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン』後編に登場する。
後編配信直前キャンペーンにて何の前振りもなく実装され、ユーザー達を驚かせた。
シナリオ中では、第八冥界にてとある人類悪に対抗するために生前の自身を否定しつつ、心臓を抉り出し捧げることで自ら異霊化した。その後、第九冥界にて真の姿を現した雨と戦の神との決戦の末に一度は退去するが、以降、カルデアにおいて通常霊基とは別個に存在している。
奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔 イド』では、2騎のニトクリス・オルタが登場。
最初に出現したのは特異点における「第二の試練」を担う存在であり、「冥獄天秤」の二つ名を持つ「恩讐なき復讐者」としての在り方からは本来ありえないはずの「純正のアヴェンジャー」として顕現している。西新宿の高層ビル壁面に陣取り、カルデアのマスターに芽生えた復讐心を煽りつつ、神霊級の魔力量に任せた神獣や死霊による物量作戦を仕掛けて一度はカルデア陣営を圧倒する。しかし、体勢を立て直したマスターが巌窟王の影から召喚した「カルデアと縁を結んでいる、本来のニトクリス・オルタ」に優位を崩され、更にマスターの魂に染みついたブラックバレルの気配に動揺してしまい、最期はダメ押しに追加召喚されたディオスクロイの宝具『双神讃歌』で両断されて消滅した。
終盤ではカルデアのニトクリス・オルタが再登場し、他のアヴェンジャー達と共に廃棄孔に巣食った伯爵の討伐を果たし、旅の目的を改めて見出した主人公の背中を押した。
人物
一人称はニトクリス時は「私(わたし)」、アヌビス時は「我」。
ファラオとしての面が強いキャスター霊基、水着に着替えメジェドの力を纏うアサシン霊基に対し、それらでも有している『怒れる神罰執行者』としての側面が、例外的なまでに強く顕れたオルタ霊基。本来の人類史ではここまで極端な指向性にはならず、召喚し得ない存在とされる。ジャンヌ・オルタからは「アヴェンジャーとバーサーカーのダブルクラスの一種」と形容されている。
すなわちは断罪の具現にして、砂漠の暗夜に凍てつく風が如きモノ、天空神ホルスの化身でありながら冥府を統べるファラオではなく、エジプト神話の冥府神『アヌビス』の顕現として冥界の女王でありながら天空にも座すファラオである。オルタ霊基の成立にあたり、神霊アヌビスはニトクリスに多くの加護と祝福を与えた。神霊適正を表す神核こそ形成されていないが、規格外の神霊適性を有したニトクリス・オルタは、神霊サーヴァントに匹敵する魔力を有している。
性格も生来の生真面目こそ揺るがないが、異霊化と神霊化の相乗により、氷の如き冷静さを獲得した。業火にも似た憤怒の激しさは、感情の多くを欠落させ、断罪のファラオを名乗るその姿に迷いは微塵もない。自己評価の低い今までと違い、他のファラオ系英霊に対しても物怖じしないその堂々たる姿は、自決せずに支配者としての明日を歩んだ「もしも」のニトクリスを思わせる。
第三再臨ではほぼアヌビス神の人格と化すが、そんな状態でもアヌビス神の分霊という存在とならずにいるのは、古代エジプト第六王朝のファラオたちの想いによるものなのかもしれない。
とはいえマイルーム会話や戦闘時のセリフなどでどこかポンコツな面が見え隠れし、バレンタインでは普通の材料で普通にチョコを作ったはずが予想外のものが出来上がってしまい、マスターに指摘された結果取り乱すなど、ニトクリスとしてのパーソナリティーも失われたわけでは無い様子。
能力
アヌビス神の加護を得ているため、戦闘力が飛躍的に上昇している。
その実力は、消耗を重ねていたとは言えビースト相手にも対抗可能であるほど。
モーション中では、全身に巻かれた包帯を武器として扱う。ククリ刀やムチに変形させる、地面から大量に射出して貫く、リボンのように旋回させて渦の光線を発射する、極太の包帯で閉じ込めて丸焼きにするなどしている。他にも、アヌビスの分霊を召喚して爪での斬撃や突進をさせる。
エクストラアタックでは、包帯を全開放して自身の中心に光の柱を立ち昇らせる。
第3再臨では、アヌビスとして、血液の雨と大波で攻撃する、2つの天秤の目玉模様から光線を挟み切るように発射する、天秤に載せた敵の魂を破壊する、白い炎で焼き尽くす、羽根飾りを散弾のように乱射する、神獣アメミットを召喚して噛みつきや火炎放射で攻撃させたりする。
エクストラアタックでは、通常霊基の宝具である『冥鏡宝典』を使用している。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | D | D | B | EX | EX | A |
保有スキル
狂化(E) | 本来はバーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。ニトクリス・オルタは狂気を秘めてはいるが、逸話にある通りの計画的犯罪を遂行するだけの理性を充分に有している。理性と言語能力には何の欠落も無く、ステータス上昇効果はごく薄い。英霊ニトクリスは恩讐無き復讐者であり、本来、純正のアヴェンジャーとして召喚される事は無い。ただし、何らかの特殊な理由でオルタ霊基として成立した場合にのみ、ニトクリスは例外的に、特殊なアヴェンジャーとして召喚される事になる。 |
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復讐者(D++) | アヴェンジャーのクラススキル。復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。周囲からの敵意を向けられやすくなるのだが、自身に向けられた負の感情は直ちにアヴェンジャーの力へと変化する。 |
忘却補正(A) | アヴェンジャーのクラススキル。人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。神霊としての特性と合わさっているのか、ランクは高い。 |
自己回復(魔力)(B) | アヴェンジャーのクラススキル。復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。微量ながらも魔力が毎ターン回復する。ランクはまずまずの高さ。 |
神性(EX) | 神霊適性を持つかどうか。アヌビス神の加護により規格外の神霊適性を会得した。ランクが高い程、より物質的な神霊との混血とされ、より魔力量や肉体的な忍耐力も強くなる。インドの絶対神以来のEXランクとなっている。 |
葬礼文書(A) | 詳細不明。冥府神であるアヌビス由来のスキルと思われる。 |
冥府神の裁定(A) | 冥府神アヌビスの権能の一部がスキル化したもの。『死者の書』によれば、アヌビス神は死者の心臓を量って生前の功罪を裁定すると言われる(本物の権能よりもランクダウンしている為、使用しても霊核は破壊されない)。 |
砂漠の夜の風(A) | 『皇帝特権』が変化したスキル。夜の砂漠を吹き荒ぶ凍てつく風が如く、ニトクリス・オルタは夜の領域を自身のものとして支配する事が可能となる。 |
宝具
美しきわが冥府、その道を開け(ネフェルウ・スエン・アヌビス)
- ランク:A
- 種別:対人/対軍宝具
- レンジ:1〜60
- 最大補足:1人/200人
「太陽には眠って頂きます。」
「我が手に秤、これよりは冥府。さあ、今こそ罪の裁定を。『美しきわが冥府、その道を開け(ネフェルウ・スエン・アヌビス)』!!」
「太陽よ、眠れ。」
「冥府と天空なる我は、夜に輝く月と知れ。おいでませ!『美しきわが冥府、その道を開け(ネフェルウ・スエン・アヌビス)』!!」
冥府神の地上における顕現としての、ニトクリスが放つ全身全霊。
冥府の神、死の神そのものとしてのアヌビス神の巨大な分霊が一時的にニトクリスの背後に現界し、無慈悲なる裁定と断罪を地上にもたらす(通常霊基の際の宝具の真名解放時に出現する『冥鏡宝典』の守護者としてのアヌビス像よりも、更に強力な分霊となっている)。
真名解放時には、砂漠の夜の風スキル使用時と同様の神聖文字が浮かび上がる。
それは、アヌビス神および冥府の威にニトクリスの魂すべてが飲み込まれてしまわないようにと願う、古代エジプト第六王朝の歴代ファラオたちの加護なのかもしれない。
冥鏡宝典(アンプゥ・ネブ・タ・ジェセル)
- ランク:不明
- 種別:不明
- レンジ:不明
- 最大補足:不明
キャスター時でも主力として有している宝具。
第3再臨では常時背後に展開しており、エクストラアタックにて使用している。
永劫の獅身獣(ワァフ・スフィンクス)
- ランク:不明
- 種別:不明
- レンジ:不明
- 最大補足:不明
奏章Ⅱにて、敵側の純正アヴェンジャーの彼女が使用した宝具。
胴体が黒いスフィンクスを複数体召喚して、火炎放射や爪牙で攻撃する。
関連人物
通常霊基の自分。弱々しいと称しながらもどこか羨んでいる。
あちらは、自分の姉を自称して接してくる別の自分に困惑している。
自身にとっては後輩のファラオで、元々は従者のように従っていた。
通常霊基とは打って変わって姉として接そうとしているが、本能的に拒否反応が出てしまう。
褐色女子サーヴァント繋がりで、オリジナルのニトクリスの友人。
このニトクリスもそれを知っているようで、彼女と距離を詰めようとしている。
契約したマスター。この霊基では「契約者」と呼ぶ。
ニトクリス時は上位者として彼/彼女を導き、アヌビス時は距離を詰めてくる様に困惑している。
冥獄天秤としての召喚された際はブラックバレルによって染み付いた彼/彼女の魂の気配に怖気づいてしまっている。
同じく「冥界」や「死」に関連するサーヴァント繋がり。
マイルームではアヌビスの要素を持つ者として、彼らに興味を抱いている。
余談
- ☆5アヴェンジャーとしての恒常ガチャ排出は『FGO』サービス開始以来初となる。
- 第2部7章前編において、南米異聞帯においてどの勢力にも属さず暴れ回っている神霊カマソッソは本作戦でカルデアが召喚したサーヴァント4騎のうち、確認されている2騎を拉致しては、冥界線に番人として貼り付けていた。いずれも、オルタ化にするなどの処置を施していた。詳細不明の最後のサーヴァントにもそうしているのであろうと、マスター達は想像していたが、前編で重傷を負って療養中のニトクリスにまでしていると想像に難く無い。
- 第1、第2の霊基では体が青白く光っているが、これはアヌビス神の神気が霊基から溢れ、崩壊しかけている箇所が光っているとのこと。再臨を進めるにつれ馴染んでいき光る範囲は減っていくが、第2再臨の際に光っている理由を聞いてマスターは慌てた様子。
- 先述した通りアヌビスの一部が含まれているが『Fate/Requiem』にはまだ正体は判明してないものの、アヌビスらしきサーヴァント(黒い犬)が登場する。