「ふふ……ニトクリスの鏡を見たいのですね?」
「屍の鏡。暗黒の鏡。扉となりて、恐怖を此処へ……『冥鏡宝典(アンブゥ・ネブ・タ・ジェセル)』!!」
概説
- ランク:B+→B++
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1~40
- 最大補足:100人
宝具名にある「アンブゥ」とは、エジプト神話の冥府神アヌビスの表記の一つ。
現実に在るものを映し出すことはない鏡。通常の鏡としては全く機能しない。
映し出すのはおぞましくも恐ろしい暗黒の異形のみであり、ニトクリス本人は「冥界、あるいは暗黒の異界の姿を映し出す鏡」と考えているが…
果たして、その光景は何なのか?真に暗黒深淵の異界が広がっているのか?
古代エジプトの神々が作り出した魔の牢獄なのか?
それとも、彼女の内側に滾るモノが魔力に寄って形成されているのか…?
…真相は未だに不明である。
FGOでの演出では、ニトクリスの背後に生じた青いゲートから、ジャッカルめいた頭を持つ黒いアヌビス像が出現、その頭上に現れた円形の大鏡から、ワニや蛇、人の髑髏に似た顔の青い霊体が大量に現れ、敵に襲い掛かる。
ちなみにユーザー間では上記のクトゥルフ神話とかけて、即死効果は「相手がSAN値直葬された」とネタにされた。
ゲーム上での性能
カードの種別はArtsで、効果は【敵全体に確率で即死<オーバーチャージで確率アップ>&強力な攻撃】。
幕間の物語をクリアすると威力が強化され、さらに【3ターンの間クリティカル発生率ダウン】の効果が追加される。
特徴はやはり、数少ない全体に即死を与える宝具という点で、周回ではとても重宝する存在。
上手く即死が入れば1ターン楽になり、さらに「カレイドスコープ」などのNPチャージ礼装を持たせれば、宝具を発動した次のターンに彼女のスキル「高速神言(B)」を使い宝具連続使用も可能である。キャストリアなどのサポーターと組み合わせれば3ターン周回も夢じゃない。
しかしメイン火力とするには「冥府神の御業(A+)」を込みとしても些か火力が低く、本当に即死のみに特化した宝具と言えるので、即死が入らないとそのまま戦闘がグダグダになってしまう危険もある。
前述したようにオーバーチャージで即死の確率を上げられるので、概念礼装の「魔性菩薩」や「救済を願いし者」を装備させたり、パラケルススなどで宝具チェインを組むといった工夫で確実性を上げたい。
なお、周回では大活躍だが、それ故に敵対すれば厄介な宝具の一つ。
即死判定は無敵や回避などでは防げないため、運が悪いと主力を即死させられて、あっという間に陣形を崩されてしまう。
とはいえ、天草四郎のような「ダメージ前の強化解除」よりは対処しやすいので、ガッツや即死無効で防いだり、宝具封印やチャージ減少などを駆使して宝具を撃たせない立ち回りを心掛けるべし。