概要
小麦粉をこねた生地を刃物で削って作る麺。
現在の山西省が発祥で、元が漢民族の反乱を恐れて行われた、大陸版刀狩りで包丁まで奪われた人々が鉄板を削っただけの簡素な調理器具で麺を削いで作ったことが始まりとされる。また、山西省は内陸部の高原地帯(黄土高原)で、干ばつに強い作物の栽培が盛んで、もともと粉を用いた料理が多かった。
作り方
まず小麦粉と水でこねた生地を棒状にする。これを専用の刃物で削りながら、沸騰させたお湯のなかに落とし、そのまま茹でる。削る刃物はくの字型をしたもので、昔も今も缶を加工して作られる。
実演動画
また生地を削る際、一定間隔でリズムよく削いでいくことが求められるが、この作業は繊細で重労働であり、腱鞘炎を患う職人が多発。日本でも刀削麺を出す店が増えつつあるが、このシビアの調理法から、若干割高な上、専門の職人も不足している。
このため、専用の調理ロボットが開発されている。日本での導入は『刀削麺荘 唐家』が有名。
食べ方
食べ方は様々だが、スープに入れたり、汁なしでつけ麺にして食べられる。後者の場合、香辛料をベースとしたタレで供されることが多い。
pixivでは
ゲーム『ヘブンバーンズレッド』の主人公、茅森月歌の好物として知られる。
本タグの投稿作品も大半が当作品に関するものである。
関連タグ
外部リンク
刀削麺とは?他の麺との違いや特徴を解説! - クラシル