概要
コンピューターRPGのなかでも日本の作品で良くみられる特徴を備えたものを指す。
日本製RPGはロール(役割を)プレイング(演じる)ゲームとは言えないと言う揶揄も含まれている。
厳密な定義が為されているわけではないが、主に以下の特徴があげられる。
- よく言えば深い、悪く言えば一本道なシナリオ
- アニメ絵、萌えキャラ
- 主人公パーティの平均年齢が低く、未成年主人公が多い(洋ゲーだと未成年は良くてサイドキック(助手)、下手したら狂言回し(傍観者)扱い)
- シームレス式戦闘ではなく、昔ながらのエンカウント方式及びコマンド式戦闘
- ドラゴンクエストシリーズかファイナルファンタジーシリーズのどっちかの影響下にある
1980後半~1990年代にはゲームハードの進化にも支えられゲーム市場の王者として君臨していたものの、2000年代には粗製乱造がすすんで退屈の代名詞のようになっていた。一方、フリーゲームや海外などから新しい動きが生まれ再評価もされている。
特に海外においては、コマンド式・ターン制戦闘のRPGは2010年代の時点で「古臭いシステム」と言われており、ポケットモンスターシリーズ以外は全滅、一部のRTA勢がレトロゲームの移植版をプレイするぐらいだと言われる。
和製wiz
『Wizardry』(1981年)がJRPGに及ぼした影響は大きく、JRPGがエンカウント方式及びコマンド式戦闘な理由とも言える。
そして1991年以降は本家公認の和製wizが日本国内で数多く開発・販売されている(『五つの試練』の記事を参照)。
ただし『Wizardry』のシナリオは「有って無い様なもの」であり、和製Wizも踏襲している点が一般的に言われるJRPGとは違う。また主人公も固定キャラではない。
MMORPG
日本では米国の『ウルティマオンライン』や『ワールドオブウォークラフト』よりも韓国の『ラグナロクオンライン』や『リネージュ』の影響が大きい。そして韓国(及び中国)のRPGはJRPGの影響が大きい。
なお多人数ゲームであるためアクションRPGが主である(「コマンド受付時間10秒」とかでターン制を導入したMMORPGも存在したが廃れている)。