概要
越後国三東郡(現:新潟県小千谷市片貝)に伝わる怪異・小千谷七不思議の一つである。
かつて人を喰う程大きな蟷螂が棲む坂があったが、ある冬の大雪で圧死したのだという。
(※カマキリはその年の降雪量を予言して、卵を産む場所を決めるという俗説があるので皮肉的である)
それ以降は、その坂で転んだ者はどす黒い血が流れ出す鎌傷が生じ、人々は祟りであると恐れた。
現在では鎌鼬の現象を説明する類話の一つであるとされる。
創作での扱い
腕に大鎌をつけた蟷螂男、蟷螂坂(鎌之介)として登場。
居酒屋『キリキリ舞』のオーナーで、カマゆえになのかオネエ言葉である。