CV:梶裕貴
「それがお前の罪だぜ」
概要
年齢 | 3000歳以上(外見年齢は十代前半) |
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身長 | 152cm |
体重 | 50㎏ |
血液型 | B型 |
誕生日 | 7月25日 |
出身地 | 魔界 |
闘級:3370(魔力:400/武力:990/気力:2010)
【魔神化時:4400】
【暴走時:10500】⇒32500(魔力2700/武力:27700/気力:2100)
【魔神化時:56000(魔力:3000/武力:50000/気力:3000)】
⇒60000⇒【殲滅モード時:142000】
⇒【魔神王メリオダス:100万(場合によっては1000万に迫る勢いに達する)】
通称:〈憤怒の罪(ドラゴン・シン)〉のメリオダス
本作の主人公。移動酒場〈豚の帽子亭〉の店主で〈七つの大罪〉の団長。
印となる獣は龍。刺青の位置は左の二の腕。
手配書の人相書きは無精髭をたくわえた三十代の男性だが、実際は十代前半の少年の容姿をしている。基本的に店の店員服を着るが、第二部前半ではエリザベスが新調した店の制服を着ていた。(後半は元の服装に)
飄々とした性格で、不利なはずの状況でも滅多な事では動じず、心も読めない。
相手の経歴や種族の違いを色眼鏡で見ずに接するため、難のある団員の信頼を得ている。
一方で秘密主義なところがあり、それが時として周囲に不信感を与え、誤解を生んでしまう(実際にそれが原因で、第一部ではバンと衝突し、第二部ではキングとの間に溝を生じさせてしまう)。
女性への過剰なスキンシップが目立つが、その対象はエリザベスと亡くなった恋人であるリズの二人に限定される。
また、酒場の店主なのに料理が異常なまでに下手で、見た目は普通だが味は壊滅的。人間の舌には合わないため、毎回ホークの食事(残飯)として処理している。
戦闘能力は劇中でも5本指に入る実力。作中において戦闘でメリオダス相手に勝利した人物は限られている。
素の身体能力が非常に高く、初期時点で音速超え、枝を軽く振っただけで山を割ることもできる。
神器
魔剣ロストヴェイン
国王より受け取った中心に五つの穴が空いた反りのある片刃の剣。龍の紋様が刻まれている。
特性は実像分身で、使用者の闘級の半分を総量とする実像分身を生成する。
分身は複数体作る事もでき、その分一体毎の闘級は低くなってしまうものの、メリオダスの全反撃とは相性の良い神器である。
豚の帽子亭の開業資金のために質入れ(キングには50金貨と言っていたが、後に1000金貨に変更。)していたが、マーリンによって買い戻され(恐らく10万金貨以上)、巨獣アルビオンとの戦いの時に返却された。
正体
魔神王の息子にして、元十戒統率者。
しかし、三千年前に当時の十戒だった二人の同胞を殺害し、女神族側に就いた。
この件が引き金となり、四種族と魔神族との間で大規模な『聖戦』を引き起こすことになる。
そして紆余曲折を経て、かつての同胞たちを封印する形で『聖戦』を終わらせた。
十戒時代の戒禁については長らく明かされていなかったが、質問コーナーにて戒禁は「慈愛」であったことが判明した。
魔力
全反撃(フルカウンター)
自分に向けられた魔力を倍以上の威力でもって跳ね返す魔力。
単純な物理攻撃などを跳ね返す事はできない。発動には何かを振らなければならないため、(武器やスプーンなど)腕が使えない場合は使用できないデメリットもある。
彼自身の固有の魔力と認識されているが、実際は師である最上位魔神チャンドラーから学んだ技であり、彼の本来の魔力ではない。
- カウンターバニッシュ
自分に対する攻撃を消失させ、無効化する全反撃の応用技術。
- リベンジ・カウンター
魔力を解除した状態で受けたあらゆる魔力を体内に蓄積し、それを一気に解き放つ大技。
第一部で仲間を含めた聖騎士達の魔力を全身に受けた時には、灰色の魔神の血を飲んで
異形と化したヘンドリクセンを戦闘不能に追い込む程の威力を見せた。
第二部では、十戒の猛攻に耐え30倍の威力で放つもエスタロッサに防がれた。
獄炎(ヘルブレイズ)
全反撃とは異なる魔神の力。
不死であるバンに傷を負わせる事もできる。当初はこの魔力の影響か暴走するときもあった。
第二部でキングの魔力から応用法を学び、ある程度小回りを効かせられるようになった。
劇場版第2作「光に呪われし者たち」では、魚を焼くのにも使っていた。
- 付呪・獄炎(エンチャント・ヘルブレイズ)
魔力によって作り出した「獄炎」の力を自らの武器に付随させる。
- 神千斬り(かみちぎり)
研ぎ澄まされた感覚と魔力で放つ、「獄炎」を纏った渾身の巨大な斬撃。
- トリリオン・ダーク
無数の凝縮した闇の塊を一斉に放つ技。闇の塊自体はドルイドの修練窟でキングの「養分凝縮」を元に編み出したもので、1つ1つが計り知れない質量と威力を誇る。続編「黙示録の四騎士」でも使用。混沌の王と化したアーサーをも驚かせる威力だった。
- 黒の柱
ガラン戦で使用した技。闇で相手を押しつぶす。だがガランには適わなかった。
名称は「七つの大罪 ブリタニアの旅人」より。
- ダークネス・プレッシャー
超高密度の闇で敵を押し潰す技。キャメロットの王城で使用した。前述の「黒の柱」が片手を振り上げる動きだったのに対し、両手で上から押し潰すような動きをする。また、威力も攻撃範囲も比較にならない。魔神王の魔力を借り受けているゼルドリスや、全快状態のエスタロッサを一蹴した。
名称は「七つの大罪 光と闇の交戦」より。
- 紫電一閃
魔神王ゼルドリス戦でゼルドリスの精神内に入ったメリオダスが魔神王からの支配からゼルドリスを解放するために魔神王がつくった偽者のゼルドリス達に対して使った技。一瞬で多数の相手を斬り裂く。
- 暗黒星(ダークプロミネンス)
斬撃を叩き込んだ後、刀身からゼロ距離で闇を放出する技。
劇場版「七つの大罪 光に呪われし者たち」で最高神に使用した。
合技
- 合技『メタル・クラッシュ』
ディアンヌの「双拳」で拘束した相手を斬りつける。
- 〈七つの大罪〉合技『セブンデッドリーシンス』
バンの『バニシング・キル』、キングの『光華(サンフラワー)』、
ディアンヌの『千の礫(ラッシュ・ロック)』、ゴウセルの『大停電の矢(ブラックアウト・アロー)』、マーリンの『殲滅の光(エクスターミネイトレイ)』、
エスカノールの『無慈悲な太陽(クルーエル・サン)』を
6人の分身メリオダスが『全反撃(フルカウンター)』で反射した後、メリオダスの本体がさらに『全反撃』で龍のエネルギー状にして敵に打ち出す合体攻撃。「天空の囚われ人」の最終決戦にて使用し、インデュラを倒した。
- 〈七つの大罪〉合技『不俱戴天』
自身の「トリリオン・ダーク」、バンの「キリング・ストーム」(週刊少年マガジン本誌では「クレイジー・ラッシュ」)、ディアンヌの「飛拳」、キングの「裁きの槍」、ゴウセルの「魔力切断」、エスカノールの「終末の業火」を、マーリンの「全魔力合体」によって一つの集合体にし、「全反撃」の連続によって魔力を何倍にも増大させて放たれる最大の攻撃。ブリタニア大陸そのものを消し飛ばしかねないと称されるほどの威力を持つ。
- 合技『闇の処刑(ダーク・エクスキューション)』
ゼルドリスの「凶呪縛(オミノス・バインド)」で拘束した相手を「神千斬り」で攻撃する技。
劇場版「七つの大罪 光に呪われし者たち」で最高神に使用した。
- 合技『暴君殺し(タイラント・キリング)』
ゼルドリスと共に、全力の闇を纏った斬撃を同時に叩き込む技。
劇場版「七つの大罪 光に呪われし者たち」で最高神に使用した。
魔神化
メリオダスが黒い痣を展開した際に起こる現象。「全反撃」が使用できなくなる代わりに強力な力を得るが第一部では度々暴走していた。
殲滅状態(アサルトモード)
第二部、229話にてメラスキュラの結界技【暗澹の繭】から脱するべくメリオダスが成り果てた状態。第一部での暴走状態とは異なり、どちらかというと魔神王に憑依されているような状態(もとより暗澹の繭は魔神王の魔力でも使わない限りゼルドリスにも破れないらしい)。
具体的な相違点としては下記の特徴が挙げられる。
- 表情変化があり、ある程度の会話は通じる。※ただし意思疎通や説得はほぼ不可。
- 魔神化の際に広がる黒い痣が衣服のようになり、特に脚部は獣の足を模したような形になる。
- 「全反撃」や「獄炎」を用いた技を使用できる。
闘級は14万2000、十戒統率者時代に、ほかの十戒メンバーも畏れたことや、闘級が11万4000であったエスカノールをあしらうなど、作中でもずば抜けた戦闘能力といえる。
魔神王化(メリオダスが真の魔力に目覚めた姿)
最終部にて自身の中から魔神王を追い出した後に、真の魔力に覚醒したメリオダスが自分とエリザベスの呪いを解くために変身した姿。
魔神化で生じる黒い痣は消え、見た目は通常のメリオダスと変わらないが、服装が魔神王メリオダスに似たような姿に変化した。
消滅
メリオダスが魔神王化する事で扱えるようになった魔力
対象を消滅させる。しかし少し特殊で相手の能力や概念すら消滅させる事が可能。(魔神王の反転の魔力や魔力封印の魔力を無視して魔神王の腕や、戒禁を消滅させた)
さらに防御にも応用できる。相手の魔力を全自動で消滅させる。
そしてこの魔力が強すぎるあまりメリオダスが存在するだけで地球が崩壊し始めていた。(膨大な魔力を秘めたブリタニアの大地だからこそ耐えていたとのこと)
罪状
「〈憤怒〉により我を忘れ「ダナフォール王国」を消滅させた」
正確には、裁かれたわけではないが噂程度にまことしやかに囁かれている。
呪い「永遠の生」
メリオダスが最高神によりかけられた呪い。
「魔神族でありながら女神族の手を取った罪」「同胞である魔神族を殺した罪」により、罰を受けることとなる。
この呪いにより、二度と年をとることは無く、たとえ死んでも死ぬ度に魂は煉獄に行き、魔神王に感情の一部を捧げる(奪われる)代わりに蘇るので、真の意味で死ぬことができない。
劇中の動向
七つの大罪
本編開始前は、ダナフォール王国の聖騎士長の職についていた。
しかし、魔神族(龍のような生物も見受けられる)による襲撃で多くの同胞や、恋人のリズを殺害されその怒りで暴走。ダナフォール王国を消滅させ、大穴に変えてしまった。その後、「千里眼」による予知を頼りに来たバルトラ王とザラトラス聖騎士長に幼いエリザベスと共に保護される。
し
リオネス王国で聖騎士の位に就いてからは、マーリンと共に七つの大罪メンバーを集めていき、幼いギルサンダー達とも親交を深め、平和に暮らしていた。
しかし、十年前にドレファス、ヘンドリクセン両名の策略により、ザラトラス殺害の容疑で全聖騎士に追われる身となってしまう。
仲間とは別々に逃げていたところを、少女(容姿はエリザベスに酷似している)に助けられるが、その子が怪我をしてしまった際に、力を暴走させてしまう。
それを危惧したマーリンの処置により、一部の記憶と力を失ってしまう(残った力は【残りカス】とされているが、それでも聖騎士と互角以上に渡り合える力を持つ)。
逃走の道中、ホークとホークママと出会い、仲間を探すために〈豚の帽子〉亭開業を決意する。
十年の時を経て、第一部の冒頭で七つの大罪集めに奔走するエリザベスが店に流れ着き、再会を果たす。彼女を介抱している最中、通報した客により騎士団が到着。ツイーゴ聖騎士(見習い)に追い詰められるが、本気を出した彼に勝てるわけもなくあっさりと退ける。
それから、「白夢の森」でディアンヌを仲間にするが、成長して聖騎士となったギルサンダーとも再会。父親殺しの恨みから剣を向けられるも、実際には彼は十年前の真実を知っており、恋人を盾に脅迫されていることを見抜き、業とやられることで情報を聞きだした。
第一部の後半でその問題を解決後に共闘する流れとなる。
そして聞きだした情報を基に、「バステ監獄」ではバンを。そして「死者の都」でキングを仲間にする。さらに立ち寄った「オーダンの村」で召使に化けていたゴウセルを仲間に加える。だがエリザベスを誘拐されバン、ゴウセルと共に王都へ侵入。その頃アーサー・ペンドラゴンがリオネスを訪問しヘンドリクセンに窮地に立たされていたため救出し共闘する。
しかし、ヘンドリクセンが魔神化。ドレファスの健闘に加え、身代わりとなったホークの勇敢さ(ヘンドリクセンには「悪運」と言われた。)や、覚醒したエリザベスの魔力により窮地を脱し、十年前の真犯人である聖騎士長を倒し、リオネスを平和に導いた…かに思われた。
だが、生き残っていた彼等により因縁の相手「十戒」が復活してしまう。
第二部で、彼等と再度剣を交えることになり、遂に正体が露呈した。
第3部ではエリザベスの呪いを解くために七つの大罪と敵対する事になる。
主に十戒のゼルドリスと行動している。
第4部では、魔神王の器と化したゼルドリスを助ける為に魔神王と戦う。
黙示録の四騎士
リオネス王国国王としての職務を務めながら、王都に建てた「豚の帽子亭」(3代目)の店主も続けている。
王都に住まう唯一の魔神族だが、過去の功績や親しみやすい人柄もあってか民たちには支持されている。
一方、バルトラの予言で国に迫る危機を把握しており、状況打開のため〈黙示録の四騎士〉を招集している。
嘗ての戦友であるアーサーには思うところがあるらしく、彼を嘗ての純粋な国王へと戻すために救おうと奔走する。