CV:東地宏樹
概要
年齢 | 380歳(封印前) |
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身長 | 200cm |
体重 | 95㎏ |
血液型 | AB型 |
誕生日 | 1月14日 |
出身地 | 魔界 |
闘級:57000(魔力0/武力53000/気力4000)
⇒60000(魔力3000/武力53000/気力4000)
通称:〈慈愛のエスタロッサ〉
魔神王直属精鋭部隊<十戒>の一人。
聖戦に敗れた後、長らく封印されていたがフラウドリンの暗躍によって復活した。
銀髪でメリオダスの手配書と酷似した容姿を持つ。
衣装は焦げ茶色(アニメでは紺色)の装束、手足を金色の甲冑で纏っている。
メリオダス、ゼルドリスとは実の兄弟で、特にメリオダスへの愛は深い。
個人主義のマイペースな性格であり、不気味な雰囲気を纏う男性。
仲間がブリタニア制圧を開始する中、全く動くことなく一人外の空気を満喫していた。
説明のつかない違和感と異物感から、ゼルドリスのかつての師であったキューザックからも「虫が好かない」と思われている。
戒禁の特性上、<十戒>(魔神族)の中では比較的温厚で気さくな部類に入るが、『可哀想だから殺す』といった思考はメリオダスとは真逆。しかし、強者との対戦では今までの態度を翻して好戦的な一面や石化したガランを平然と殺害している辺り、用済みと思われる仲間を切り捨てる残忍性も窺える。
魔力は〈七つの大罪〉最強のエスカノールと同等。
魔神族の模様は額に刻まれており、メリオダスと逆の左にある。
「反逆剣(リベリオン)」
自身の周辺に剣を生成する。また体内から引き出すこともできる。神器なのか魔力かは不明
魔力
「全反撃(フルカウンター)」
自分に向けられた物理攻撃を倍以上に増幅させて跳ね返す能力。
メリオダスと同じ名称の魔力であるものの、効果は真逆。
「獄炎(ヘルブレイズ)」
魔神族に共通する能力。
魔界でも指折りの獄炎の使い手であるモンスピートには、ダメージを負わせることは出来なかった。
・「暗黒回帰(ブラックアウト)」
闇で対象を包み消滅させる。
・「黒の猟犬(ブラックハウンド)」
巨大な犬の形をした闇の炎を展開し駆け回させ、周囲一帯を火の海とかす。
・「キリング・ソーサー」
掌で闇を高速回転させ相手を切断する
戒禁「慈愛」
魔神王により与えられた能力。
エスタロッサの前で憎悪を抱いた者は傷つける術を失う。
だが、バイゼル大喧嘩祭り時にバンが「強奪」の魔力で身体強化を図っているため、傷つけなければ何かしらの行動はできる。
この戒禁の力でメリオダスの「リベンジカウンター」を消失させ、反撃をさせないように封じた(尤も、メリオダス自身も勝てないと判断して諦めたのかもしれないが)。
エスカノールのように、純粋に哀れみを抱いていた場合や、愛を持って殺害しようとした場合は戒禁は無効になる。
劇中の動向
古の聖戦開戦前、当時<十戒>の統率者であり女神族から畏れられたメリオダスはエスタロッサの憧れであった。三千年の封印から解き離れても思慕は消えることはなかったが、裏切られたことへの恨みから、メリオダスへ深く歪んだ愛情を抱くようになる。
再会時には瀕死のメリオダスの肋骨を折りまくり、悲鳴を嬉々に聞いていた。
しかし、同胞のメリオダスの肉体的な攻撃は咎めないが魂に危害を加えるのは良しとせず、自らの手でメリオダスの心臓を「反逆剣」で突き刺して殺害した。
メリオダス討伐後は、他の八名の【十戒】と共にブリタニアの制圧を進めていった。
残存勢力の討伐のため、リオネス城へ侵攻するもエスカノールと勝負する事になる。
当初は五分五分だったが、正午に近づいたことでエスカノールの闘級が増大。
エスカノールの攻撃により、ゼルドリスと共に遠方へと飛ばされてしまう。
その後、暫くは昏睡状態となっており、キャメロット城に設置されている回復液のようなもので満たされたカプセルの中で治療を受けていたが、原作236話にて意識を取り戻した。
原作246話にて完全に復活を果たし、十戒統率者としての力を取り戻したメリオダスの命を受け、他の十戒が所持する戒禁を回収しにいく事となった。
兄弟関係
作中で、ゼルドリスはメリオダスとエスタロッサを「兄」と呼び、メリオダスはゼルドリスを「弟」と呼んだ事から、三人が兄弟関係である事は第二部の前半からほのめかされていた。
当初は、外見から【エスタロッサ(長男)、メリオダス(次男)、ゼルドリス(三男)】という順番だと思われていた。実際、バンもメリオダス本人から聞くまではこの順番だと思っていた。
しかし、原作176話のエスタロッサの回想で、聖戦開戦前の当時のメリオダスは現在と姿が変わらず、その一方で、エスタロッサの方はメリオダスとほぼ変わらない年齢の子どもの姿であった事が描写された。さらに、原作246話にてエスタロッサがメリオダスの事を『兄貴』呼びした事から…
実際は【メリオダス(長男)、エスタロッサ(次男)、ゼルドリス(三男)】の順番である事が確定した。
ちなみに、長男と次男の魔力は類似しており、長男と三男の好きな女性のタイプは似ているという共通点がある。
七つの大罪学園
伝説の不良組織<十戒>の一人として登場。
ゼルドリスは例外に、同窓会では揃って仲間の顔を忘れていたどころか、それに乗じて「貸してた三万円返してくれ」と仲間に架空請求していた。
ローテンションでゼルドリスが突込み役に回っている。
体育祭の出店では、弟と一緒に生徒を使ってタコヤキを作り、集団中毒事件を起こした(良い思い出とのこと)。
兄弟揃って料理下手なのは同じだが、メリオダスとは異なり、本人達に自覚はない。
余談
174話のタイトルが『大好きなメリオダスへ』となっていたのだが、175話で『愛するメリオダスへ』に変更されていた。
これまで、長く傍観的な立場をとり、台詞も少なく動かなかったエスタロッサの突然の戦闘介入とメリオダスへの告白は、多くの読者に衝撃を与えた。
また、172話以降の衣装では白シャツがなくなり、胸元が剝き出しのデザインに変更された。
これは作者のミスなのか意図的なのかは不明。
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ネタバレ
十戒のゴウセルが禁術によって聖戦のパワーバランスを崩す為に、魔神族の「エスタロッサ」という認識を、マエルとマエルを知る者達すべてに与えたのが事の発端である。
即ち、<十戒>エスタロッサなる人物など最初から存在しておらず、彼は魔神王の息子では無く、当然ながらメリオダスやゼルドリスの兄弟でも無い(従って魔神王の次男はゼルドリスである)。
彼が兄だと思っていたメリオダスに抱いていた愛憎入り混じった感情も、同じ四大天使である本当の兄のリュドシエルに対して抱いていたものを、メリオダスに置き換えられていたのである。
使用武器が「反逆剣」であることやエスタロッサのみ兄弟の中で中の人が違うことも伏線であったと思われる。