概要
年齢 | 554歳(封印前) |
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身長 | 419cm(可変) |
体重 | 690㎏(可変) |
血液型 | A型 |
誕生日 | 10月15日 |
出身地 | 魔界 |
闘級:31000(魔力:13000/武力:15000/気力:3000)
第二部から本格的に登場する魔神族。
十年前のザラトラス殺害事件を始めとする一連の事件の黒幕であり、魔神王直属精鋭部隊<十戒>の一人として魔神族の復活のために暗躍していた。
実際は正式な十戒としては任命されてはおらず、当然ながら戒禁も宿していない。
彼の十戒としての地位は、本来その地位にあったある人物の代理として与えられた仮初のもので、フラウドリン自身もその人物と深い縁を持つ。
本来の姿は、上記のように全身が濃い紫色の肌で、胸板に巨大な口があり、背中から腕にかけてゴツゴツとした剣状の突起がある巨大な怪物。
十六年前のダナフォール崩壊の際に、リズを殺害した張本人でもある。
魔力
「巨大化(フルサイズ)」
フラウドリン本来の魔力。身体を巨大化させ、巨人族さえ遥かに凌ぐ巨体となる。
魔神族としての優れた生命力・戦闘力を巨大化という単純明快な方法で強化する力で、圧倒的な巨体のパワー&タフネスで通常状態を遥かに凌ぐ戦闘力を発揮する。
巨大化中のフラウドリンの戦闘力は間違いなく十戒クラスであり、十戒の代理に任じられるだけの実力を備えた、規格外に強大な魔神族であった。
本編では、ドレファスから受けたダメージを軽減させるために使用、通常状態であれば跡形もなく吹き飛んだであろう一撃を「少々肉体を穿った程度」の軽傷にしてしまった。
「操心の術(そうしんのじゅつ)」
ドレファスに憑依した術。
劇中の動向
三千年前の聖戦時代は、十戒の一人であった上述の人物の補佐役として行動を共にしており、当時は『魔神将軍』と呼ばれる地位についていた。
直接戦闘に向かない主人の前線の代理として他の十戒と共に出陣することもあったようで、四大天使との戦いに参戦している様子も描かれた。
ダナフォール崩壊の際に、メリオダスの手で瀕死の状態にさせられながらも生き延びていた。
再び力を取り戻すために地底に潜んでいたところ、十年前にダナフォールの調査に訪れたドレファスとヘンドリクセンに目をつける。
操心の術を用いてドレファスを操ろうとするが失敗。
彼の堅固な意志と魂を気に入り、今度はヘンドリクセンを乗っ取り、彼の命を盾にしてドレファスの身体に憑依した。
そして、洗脳したヘンドリクセンと共に当時の聖騎士長ザラトラスを殺害。
七つの大罪に濡れ衣を着せて追放し、リオネス王国を混乱へ導いた。
ヘンドリクセンにより殺されたと周囲の目を欺き、生き延びていた。
洗脳が解けていなかった、瀕死のヘンドリクセンに自らの血を与えて元の状態に戻し、エリザベスの血の付いた布を用いて儀式を行わせ、<十戒>を復活させる事に成功する。
魔力回復も兼ねてフェルゼンの町に赴いた際に、デンゼル率いる【蒼天の六連星】によって囚われてしまうが、友人であるグレイロードの助けもあって脱出する。
その後、バイゼル大喧嘩祭でメリオダスと戦っていたドロールとグロキシニアのもとへ他の十戒の面々と共に駆けつけ、メリオダスを圧倒した。
それから、メリオダスを殺害した後の一カ月の間に、ブリタニアを着実に侵略していく。
そして、仲間と共にリオネス攻略を有利に進めていたが、エスカノールをはじめ七つの大罪のメンバーにより、仲間達を撃破・無力化されてしまう。
状況が不利となった事で逃走するが、ヘンドリクセンと蘇ったザラトラスと交戦。
ザラトラスの捨て身の『浄化(パージ)』により、ドレファスと引き剥がされてしまう。
本来の姿となってすぐに、復活したメリオダスと遭遇。
力を取り戻したメリオダスに徹底的に打ちのめされた事で、己の命と引き換えに自爆しようとする。
しかし、ドルイドの試練で幼児化したグリアモールが阻止。
自らの足にしがみついてやめるよう懇願するグリアモールに、フラウドリンは動揺する。
そして、復讐心や魔神族としての矜持よりも十年の間に芽生えたグリアモールへの情が勝ってしまい、自爆を解除した。
かつて、メリオダスが出奔した際に、仕えていた本来の戒禁の主から言われた
『逃げたのではなく 愛する存在のための戦いに身を投じたのだ…お前には わかるか?』
という言葉を思い出す。
「……分かりたくなど、ありませんでしたよ」
当時は分からなかった感情が芽生えた事、魔神族を裏切ったメリオダスと同じく一族の誇りよりも愛情を優先した自分自身を皮肉りながらも、その表情に後悔の色はなかった。
そして、メリオダスに自らを殺すよう告げ、彼にとどめを刺される形でその生涯に幕を下ろした。