「ここにいる者は皆、強くしなやかに咲く花だ…」
「ズッキュン…」
データ
| レベルナンバー | 5 |
|---|---|
| 英語表記 | ZUKYUMPIRE |
| 属性 | オカルト |
| モチーフ | 吸血鬼 |
| ガッチャンコ相手 | サーベライガー |
| ガッチャンコケミー | ズキュンライガー |
| カスタムアップ相手 | ディープマリナー |
| カスタムアップ形態 | マリンパイアカスタム |
| マルガム | - |
| 演 | 山中柔太朗（M!LK） |
概要
『仮面ライダーガッチャード』に登場するケミーの一種で、吸血鬼がモデルのオカルトケミー。
矢印は額。複眼は彼が被っている王冠の方にあり、カラーはレッド。
ケミーの中で最も人間に酷似した姿を持ち、カードのイラストでも人型のジョブケミーとは異なる一切デフォルメがされていない美男子の姿で描かれている。
元々はケミーの姿で生まれたが何らかの原因により人間と同じ姿で解放された特殊なケミーで、その姿ゆえにクロスウィザードと同じく人間の言葉を話すことができる。
眉目秀麗な見た目に違わず、老若男女、同じケミーであろうと見た者のハートを狙い撃ちにするラブハンター。つまり彼は色男でもある。
また吸血鬼らしく、惚れさせた相手の生命力を吸収し自身のパワーへと変える錆丸曰く「厄介な特性」を持っている。
王冠そのものの姿に変身することでレスラーGと同様に人間への憑依も可能で、宝太郎、錆丸、りんねに憑依した。
しかし頭にある王冠を取り外すと、憑依が解除される。
目的
信者の一人であった山下結逢から彼の目的が語られた。それは「全ての人が幸せになれる世界を作る」こと。
人間界に解き放たれ、人間に似た姿で実体化したズキュンパイアは、彼氏に振られて傷心していた結逢を見かけて彼女のことを励まし、彼に「ズッキュン」され気持ちが軽くなった結逢の「あなたなら世界中の人を救えそう」という言葉をケミーの純真さ故に真に受けてしまい、全世界の幸せにしようと自身のエネルギーを解き放って皆が虜になる「フルパワーズッキュン」を行おうとした。
しかし、生命力を吸い取る能力自体は本人が無自覚のうちに行っていた行動だったため、悪気は無かったとは言えその真実を知った途端精神が不安定となり、そこに彼を取り込んで更に強力なマルガムになろうと企むクロトーに鎖で拘束されてエネルギーを無理矢理放出されて、夢を歪められた形で成就させられそうになる。
しかし、宝太郎の説得でその支配から抗い、「宝太郎達と共に幸せな世界を作る」決意を固め、「友」として歩んでいくこととなった。
戦闘ではエクスガッチャリバーにライドケミーカードの状態で装填され、自身の力を付与したズキュンパイアストラッシュ(宝太郎いわく「ズッキュン斬り」)でマンティスマルガム(サーベルタイガーミクスタス)を斬ることで、取り込まれたカマンティスとサーベライガーをメロメロにさせ、相手の動きを制限するという一見ふざけているようだがある意味強力な技を見せた。
「僕の魅力は、ケミー達をもズッキュンさせる…」
その能力は、錆丸と銀杏蓮華によって解析・応用され、アトロポスの洗脳対策として対洗脳シールドが作成された。
最終話では、他のケミーと共に仮面ライダーエルドに立ち向かい、アルティマスチームホッパーを援護した(アルティマスチームホッパーと共に集合したケミーのシーンをよく見るとエックスレックスの頭の上に乗っているのが分かる)。
本編外での活躍
『ガッチャニメ』
2話に(一貫して憑依状態ではあるものの)久々に登場。シリアスキャラであるミナトやスパナに憑依させてキャラ崩壊させていた(なお、本人達は満更でもなかった。と言うかノリノリだった)。因みに憑依する人間によってズッキュンのタイプが異なることが判明した。
『ザ・フューチャー・デイブレイク』
蓮華「お願いやズキュンパイア！私に力を貸して！」
「勿論だよ蓮華ちゃん。僕はもうレディーの悲しむ顔は見たくない…！」
第23話以来の久しぶりの登場。今回は蓮華と協力して主に彼女の身体に憑依しながらドレットルーパー軍式に立ち向かう。
劇中では、無生物であるドレットルーパー弐式をメロメロにさせるという芸当まで披露しており、能力の際限の無さが判明することとなった。
最後は未来から迫るドレッドルーパー軍団を追い返したヴァルバラドのドライバーからケミーカードを引き抜き、共に奇跡を起こすべく未来へと向かった。
ファイナルステージ
復活したグリオンの悪意人形とドレッドルーパーの軍団に苦戦するミナト達を援護するため、蓮華が焼け石に水と言わんがばかりにケミーライズしたところ、加治木とミナトに憑依して映画同様に無生物のドレッドルーパーと悪意人形をメロメロにさせたものの、余波でラケシス、クロトー、鏡花、蓮華をメロメロにさせている。(なおラケシスは一応想い人がいるものの、そっちは復活した冥黒王の一人と戦ってたため一緒にはいない。)憑依されたメンバーは公演毎に異なる。
デイブレイクズキュンパイア
仮面ライダーガッチャードデイブレイクが使用するデイブレイクケミーカードに封じられているデイブレイクケミーの一種。
ライドケミートレカ
デイブレイクガッチャファイル&デイブレイクケミーカードコンプリートセットに収録。
余談
レプリケミー以外のケミーを悪者にしないという暗黙の了解がある中、善意からとった行動で意図せずして人間に被害を与えてしまった初のケミーであるが、自分の手で回復させている。
演者の山中はアイドルグループM!LKのメンバーであり、本作で特撮作品初出演を果たした。
俳優が演じるケミーは今回が初。
ちなみに、M!LKは、前作『仮面ライダーギーツ』で吾妻道長を演じた杢代和人が所属する男性アイドルグループ「原因は自分にある。」と同じく演劇集団「EBiDAN」の中にある男性アイドルグループの一つである。次回作『仮面ライダーガヴ』の主人公・ショウマを演じる知念英和も「EBiDAN」メンバーとして活動している。
今まで人間の姿をした人外キャラはよく出てきているが、ズキュンパイアは本来のケミーとしての姿があるのは判明しているものの現在の姿が誰かのコピーか、彼独自の姿かは現状不明。
ファンからはよく「カグヤ様とキャラが被っている」と言われることが多く、両者の絡みを期待する声も多い。
これを受けてか、第34話ではズキュンパイア本人はケミー体はおろか、カードとしても一切登場していないにもかかわらずトレンド入りする珍事が発生した(ただ32話には出ていた)。
そして、『ザ・フューチャー・デイブレイク』にて初共演を果たすことになった。
ファイナルステージでの憑依されたキャラがズキュンをして去るシーンは台本上ではズキュンの台詞のみだったがツアー初演の大阪公演で憑依したカグヤ役の永田氏が去り際に盛大なアドリブをぶっこんだことで大阪以降の公演で憑依された人はアドリブをやる羽目になっている。
関連タグ
仮面ライダーガッチャード ケミー(仮面ライダーガッチャード) オカルトケミー
クロスウィザード：ズキュンパイアと同じ人型(ただしシルエットが人型なだけでズキュンパイアほどではない)のケミーで、人語を話す。
ニジゴン：人語を話す101体目のケミー。
レディ・バット:ある意味彼と似た様な言動をしていたキャラクター。ただしこちらは女である。
