概要
東京急行電鉄が所有していた田園都市線・新玉川線用の8500系の最終増備編成。
1987年に落成し、幾度かの編成組み替えを経て1991年に組成が完了した。通常の8500系は界磁チョッパ制御だが、8642Fのみ中間車のうち4両がVVVFインバータ制御である事が最大の特徴。この為東武鉄道への直通非対応、所謂「サークルK」編成として扱われた(東京メトロ半蔵門線・押上駅までの区間の限定運用)。
2018年の2020系導入により、中断されていた8500系の置き換えが再開され、8642Fも対象となった。特にこの編成は、中間車がVVVF車だったこと、東武乗り入れ非対応であることなどから早期に廃車対象となり、2019年7月19日に予告なく運用を離脱し、譲渡されることなく8月21日までにすべて解体のために搬出された。
編成
←押上/中央林間→
編成名 | 1号車 | 2号車 | 3号車 | 4号車 | 5号車 | 6号車 | 7号車 | 8号車 | 9号車 | 10号車 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8642F | 8642 | 0710 | 8979 | 0818 | 0718 | 0802 | 8799 | 8974 | 0809 | 8542 |
太字は新造時からVVVF車、斜体はVVVF改造車である。