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概要
ヨハネス・ブラームスは1850年代前半にエドゥアルト・レメーニの伴奏者としてドイツを演奏旅行した。
道中でレメーニから教わったジプシー音楽に魅了され、それをハンガリーの民族音楽と信じて採譜を行い1867年に出版社のジムロックに6曲を送った。当初は拒否されたもののこれを含む第1集・第2集が1869年に出版され、好評につき1880年に第3集・第4集が出版された。
本項初版ではブラームス作曲と記されていたがこれは誤りで、あくまでも伝統音楽を引用していることからブラームスは編曲とクレジットしていた。
レメーニは「ハンガリー舞曲」の成功を知ると盗作としてブラームスを提訴するが、編曲であったことが幸いしブラームスが勝訴している。
ブラームスはこれに自信を得て、アントニン・ドヴォルザークに「スラヴ舞曲集」を作曲し収益を得るように助言している。こちらは民族音楽の性格と特徴を取り入れながらもオリジナルの楽曲である。
第1集から第4集までで全21番で構成されるが、第1集の最後にあたる第5番が管弦楽用に編曲されたものがよく知られている。
音楽ファンタジーゆめ
使用されているのは勿論第5番、しかも大胆にアレンジされている。
