概要
アラビア版ファイナルファイトといった趣のベルトスクロールアクション。
魔王サザビスの手によって悪魔に捧げる生贄としてさらわれたルラーナ姫を救出すべく、4人の戦士が立ち向かうというストーリー。
使用基板は『ゴールデンアックス デスアダーの復讐』などでも使われているSYSTEM32。手前奥の移動時にスプライトの拡大縮小機能を使い遠近感を持たせたり、魔法使用時にキャラクターがズームアップしてアニメーションするカットインが挿入されるなど、基板の性能を活かしたグラフィックや演出が特徴的。
一方で当たり判定やゲームバランスに難のある部分も見られ、当時のアーケードゲーム特有のシビアさも感じられる。細かいツッコミを入れるならば、遠近法にも拡大縮小率に多少の不自然さがある。
汎用筐体では2人同時プレイが可能だが、環境や設定によっては最大4人同時プレイも可能。
家庭用への移植は、2020年12月にアストロシティミニに収録されたのが初。
プレイヤーキャラの中で紅一点である「ラマーヤ」の可愛らしさが人気を集め、pixiv内でも本作の関連イラストはほぼ彼女が占めている。
登場キャラクター
プレイヤーキャラクター
- シンバット(メイン画像中央)
… 七つの海を股にかけて冒険をしている船乗り。
- ラマーヤ(メイン画像左上)
… 自称・ルラーナ姫の召使い。可憐で身軽な動きで戦い、男顔負けの活躍をする。
- ゴルドー(メイン画像左下)
… ルラーナ姫の家臣。腕自慢の巨漢。
- ダッタ(メイン画像右上)
… 世界を旅する修行僧。あらゆる武術の使い手。
敵キャラクター
- サザビス
… 悪魔に魂を売り、魔法の力を手に入れた魔王。本作のラスボス。
- スネークウーマン
… 弓を携えた蛇女。2面ボスとして緑色の個体が、ラスボス直前の中ボスとして赤色と灰色の2体が同時に出現する。遠距離では矢を放ち、近距離では弓を握った手でパンチを繰り出す。
関連イラスト
関連タグ
セガ アーケードゲーム ベルトスクロールアクション アラビア
アラビアンマジック……同時期に販売されたタイトーのアーケードゲーム。共に1992年のディズニー映画『アラジン』に触発され開発されたものと思われる。