史上最狂の、激うまバトルゲーム
強けりゃいいだけの格闘ゲームは、もういらない。
ステージ斬新、バトルは超過激、加えて敵は不気味でユーモラス。
しかも敵を倒せば食材が出現し、サイバーシェフの調理で究極のグルメ三昧。
メニューも多彩に、喰らえば喰らうほどパワーアップ。
一度喰ったらやめられない、激うまバトルゲーム。できたてをどうぞ。
概要
『超兄貴』シリーズなどを手掛けたWINDSが制作し、ヴァージンインタラクティブエンターテインメントより1995年に発売されたスーパーファミコン用ゲームソフト。
3人のうちの主人公の一人を選び行く手を阻むバースの人造人間たちを倒しながら、出現する食材を取得しつつ突き進んでいく。いわゆるベルトスクロールタイプの格闘アクションゲーム。
登場する敵キャラはどれも珍妙な曲者揃いでキワモノ扱いされがちなゲームだが、システムが破天荒なだけでアクションゲームとしてはなかなか遊べる出来となっている。要するに「よくできたバカゲー」である。
ステージクリア後は本作最大の特徴的システム、「ディナータイム」というボーナスステージのようなものがある。
料理に使用する「メイン食材」と「サブ食材」を1種類ずつ選び、食材を選ぶと「サイバーシェフ」という名のコックが組み合わせによって料理してくれる。
組み合わせによって体力を回復することができるが、キャラクター毎に好物があり、うまく組み合わせないとあまり回復してくれない。それどころか、組み合わせによっては体力が減る場合もある。
(いずれも下記参照)
ちなみに道中で敵が落とした食材を拾っても回復量は低く、まともに回復するには「ディナータイム」に頼るほか無い。
2018年1月30日にはコロンバスサークルより再販されている。
また、2019年4月15日には初の海外ローカライズ(SNES)版である『Gourmet Warriors』もリリースされた(その後、海外版ベースのPC移植版も同年7月4日にSteamで配信が開始された。)。
体力が回復する組み合わせ
メイン「豚肉」 + サブ「米」で「カツ丼」
メイン「豆腐」 + サブ「牛肉」で「すきやき」
メイン「牛肉」 + サブ「キノコ」で「ステーキ」
メイン「野菜」 + サブ「野菜」で「サラダ」
メイン「エビ」 + サブ「小麦」で「エビフライ」
メイン「小麦」 + サブ「プロテイン」で「スーパーパン」
体力が減ってしまう組み合わせ
メイン「アイス」 + サブ「米」で「アイスクリーム丼」
メイン「貝」 + サブ「納豆」で「ホタテ納豆」
メイン「たまご」 + サブ「納豆」で「納豆オムレツ」
メイン「キノコ」 + サブ「キノコ」で「毒キノコ」(ライフ-999)
※ただし毒キノコを食べてもプレイヤーがやられるわけではなく、ライフ0で開始となる。
ちなみに「ホタテ納豆」は基本納豆と海産物は相性が良いはずである。「納豆オムレツ」はクックパッドにも多数の投稿がされており、まともな料理のはずだが、このあたりはツッコんではいけないのだろう…たぶん。
キャラクター
主人公
どの主人公もキャラが無闇やたらに濃い。
- 爆発男爵ぼんぢゅ~る
元・闇ボクシングチャンピオン。
いわゆるパワー重視型のキャラクターで、攻撃力は高い反面すばやさが低いのが欠点。好物は肉類であり比較的容易に食材が集めやすいが、献立の好き嫌いが案外多い。
- 爆発貴婦人まどもあぜる
有翼人種フェアリーの女王。
攻撃力・機動力ともに標準的な、いわゆるバランスタイプ。大好物を作れる食材が先の面でないと手に入らない唐辛子のみで、体力が大きく回復するのはやや難しい。しかし、好きな献立の幅が広いため、魚料理などでそこそこのライフアップは見込める。
- 大爆獣とれびあ~ん
合成動物のアンドロイド。
スピード重視型のキャラクターで、機動力や連続技に長ける分、攻撃力は低め。好物がアイスクリームぐらいしかないため、ディナータイムにおいては不利なほうである。
敵キャラクター
- ヨダレ … 攻撃してこないアイテム提供用キャラ。イラスト左は同様なでんき
- ばに~ … バニーガール型人造人間。イラスト左。
- 女所長キリコ … ステージ1ボス。
- シルクハット男爵 … ステージ4ボス。イラスト中央。左は一般敵の金粉、右は銀粉。
備考
- このソフトに付属しているアンケート葉書の「購入理由」の項目で、何故か一番上の選択肢が「間違えた」になっている。
- キャラセレ画面でコントローラーの『L&R』を押しっぱなしにするとセレクトアイコンが自由に動くようになり、決定した位置によっては敵キャラが使える。まともに攻略可能なキャラもいれば、ほとんど動かせないネタキャラもいる。
関連動画
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