データ
初出 | 第5世代 |
---|---|
タイプ | ほのお |
ぶんるい | 物理 |
いりょく | - |
めいちゅう | 100 |
PP | 10 |
直接 | ○ |
範囲 | 単体 |
備考 | 自身の重さと相手の重さで威力が変動する(後述) |
威力変動
自身より相手が重いor相手が自身の半分以上…40
相手が自身の1/2以下1/3以上…60
相手が自身の1/3以下1/4以上…80
相手が自身の1/4以下1/5以上…100
相手が自身の1/5以下…120
概要
第5世代から存在する技。燃える体で相手に突撃し攻撃する。
自身の重さと相手の重さで威力が決まる、いわばほのお版「ヘビーボンバー」というもの。
……なのだが、第7世代まではこの技をエンブオーしか覚えなかった。
エンブオーの体重は150kgしかなく、最大威力が出るのは相手が30kg以下の時のみ。威力100で妥協しても相手が37.5kg以下でないといけない。
ちなみに体重30kg以下なのはメジャー処ではミミッキュやフェローチェがいいところであり、カプに至っては弱点を突けるカプ・ブルルだけピンポイントで威力80。
伝説のポケモンは言わずもがな、一番標的にしたいハッサムやナットレイの体重は100kg以上であるため、勿論最低威力になってしまう。
こんな不安定な技を使うくらいならまだ「ほのおのパンチ」でよく、反動を気にしなければ「フレアドライブ」で事足りる。
そしてこの技を最も活かせるであろう、そして最も似合うであろうゲンシグラードンは覚えない。無念。
よってこの技は事実上死に技と化していた。
そもそもほのおタイプの技は体重が重いはがねタイプ相手に使うことが想定される以上、技の仕様がタイプとミスマッチなのではという風にも考えられるが……
そんなヒートスタンプも第8世代でついに他のポケモンに解禁された。石炭モチーフのタンドン系統がレベルで覚える他、わざレコードでタンドン系統含め21系統のポケモンが覚えられる。
タンドンの最終形態であるセキタンザンは310.5kgとエンブオーの2倍以上の体重を誇るため、「フレアドライブ」の反動を嫌う場合にはメインウェポン候補になりうる。
他に覚える重量級ポケモンはカビゴン(460kg)、イシヘンジン(520kg)、ダイオウドウ(650kgまたは1300kg)、ツンデツンデ(820kg)、アクジキング(888kg)、グラードン(950kg)あたり。使用者が環境を席捲できるかどうかはともかく、この技もとうとう報われたと言えるだろう。
ただし体重参照技の例に漏れず相手がダイマックスしていると不発に終わる。こちらのダイマックス技のベースに使うのはあり。
なお、同作ではゲンシカイキが存在しないため、ゲンシグラードンでこの技を使わせることはできない。無念。
第9世代、SVにおいては、当初はセキタンザンがレベルアップで覚えるのみだったが、
DLC「ゼロの秘宝」前編の配信と同時にわざマシンとして追加され他のポケモンも覚えられるようになった。
レジェアル以降で登場したポケモンの中ではヒスイウインディ、ラウドボーン、チヲハウハネ、コライドンが習得できるが、何れも種族値が噛み合ってないか重さが不十分だったりと難があったが、藍の円盤から充分な種族値と590.0kgという重量を併せ持つウガツホムラが解禁、高耐久によりメインウェポンとしての相性も抜群で、歴代炎タイプの中ではヒートスタンプを最も使いこなせるといえるだろう。
他にはタイプ不一致だが、コライドンが物理型に加えて炎技との相性が良く、303.0kgと重い方なので採用の余地はあるか。
一方システム面としてはダイマックスが廃止され、タイプをあからじめ設定した1タイプに出来るテラスタルが導入。
相手にダイマックスされる事による不発が無くなったことで使い勝手が良くなり、
タイプ一致で使ったり、テラス先のタイプが苦手とする相手への対策に使ったりと使い道が広がった。