概要
キン肉マンの師匠であるプリンス・カメハメの“48の殺人技”の一つ。
- 「疾きこと風の如く」の掛け声とともに相手の腕を掴んで、リング上を円状に走り回った後に投げ捨てる
- 「徐かなること林の如く」の掛け声とともにローリングクレイドルで相手と共に上空に飛びあがる
- 「侵略すること火の如く」の掛け声とともにパイルドライバーでリングに叩きつける
- 「動かざること山の如し」の掛け声とともにロメロスペシャルをかける
…という、いわゆる基礎技の集合体。
カメハメはこの4つの基礎技を「手足の強靭さ」「体の捻りの柔軟さ」「体のバランス」「パワーを一気に出し切る集中力」をまとめて鍛えられる準備運動として用いていた。
原作では殆ど使われたことはなく旧章のジェシー・メイビア、新章のピークア・ブー、ネメシスぐらいにしか使われていないが、アニメではかなり多用されており、キン肉マンといえばこの技という人も多いかもしれない。
「山の如し」の部分はジェシー・メイビア戦では、初期の単行本まではリバース・ロメロスペシャルだったが、後にロメロスペシャルに差し替えられている。
ゲーム『マッスルグランプリ』では両方とも導入されており、コマンド入力によりロメロスペシャル版とリバース・ロメロ版を使い分ける事が可能。
劇場版では「山の如し」の部分がキン肉バスターにアレンジされるなどバリエーションが豊富で、劇場版第6作『ニューヨーク危機一髪』では復活した悪魔将軍(サタン)相手に風林火山を決めてからキン肉ドライバー、キン肉バスターを連続して繰り出すといった荒技も披露している。