概要
こぎつね座(Vulpecula)は、9月の宵に南中する北天の星座である。略号はVul。概略位置は赤経20時10分・赤緯25°。夏の大三角の中にあると覚えておけばよいだろう。輝星はない。
亜鈴型星雲(M27)があることで知られる。
1687年、ポーランドの天文学者ヨハネス・ヘヴェリウスによって設定された。
鳥(ガチョウ)をくわえているのは元々「ガチョウをくわえたきつね座」と呼ばれていた名残。一時期はそのガチョウも星座だった。
関連項目
テウメッサの狐:従来の星座はギリシャ神話由来のものが多かったことから、ヘヴェリウスがこぎつね座を設定する際、この狐の逸話を参照した可能性がある。