概要
その名の通り、なんの捻りもない三角形をかたどった星座。ただの三角形では味気ないということなのか、三角定規として描かれることが多い(これとは別に「じょうぎ座」というのもある)。
ただし神話や伝承は特になく、とことんシンプル・イズ・ベストな星座。かつてはナイル川のデルタ(砂州)やシチリア島に見立てられたこともあるという。
さんかく座の星は3~4等星程度でそこまで目立つようなものではないが、形が分かりやすいので大昔から親しまれており、トレミー(プトレマイオス)の48星座のひとつにも含まれている由緒ある逸品。
なお、同じさんかく座の名称を持つ星座として、南天に存在する「みなみのさんかく座」が存在しており、こちらはさんかく座よtりもやや小さい物となっている。
また、みなみのさんかく座が南天にあるのに対し、さんかく座は北天に存在している事から、一部の星座ファンからさんかく座は「きたのさんかく座」と呼称される事もある。
探しかた
9~10月頃に東の空をチェック。
アンドロメダ座の下にあり、おひつじ座の2等星「ハマル」も見当をつける目印になるだろう。
関連タグ
みなみのさんかく座→よく似た星座。ただしさんかく座からずっと離れたエリアにあり、日本ではほとんど見えない。