概要
諸君もおなじみの直定規と直角定規(L字型の定規)をワンセットにした星座。三角定規がハブられているのはさんかく座で十分だと思われたのだろうか?
18世紀の半ばに作られた新しい星座で、神話の時代に定規があるかいと言わんばかりに神話や伝承は何一つない。
なおじょうぎ座は「Norma」というが、これはラテン語の「基準になるもの」を意味し、普段我々が使う方の「ノルマ」はロシア語である。
探しかた
おおかみ座とさいだん座の間(単純な目安はさそり座の尻尾の下)をチェック。ただしかなり低い位置にあるので沖縄など南方でもない限り一部しか見えない。
その上せいぜい4~5等星程度の地味な星座で、よりによって天の川に重なっているため尚更見つけづらいのがやっかい。
ちなみにじょうぎ座はおおかみ座とさいだん座の星をちょっぴり拝借して作られた。この星座を作ったラカーユ(18世紀フランスの天文学者)の創意工夫がうかがえる……かも。