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曲・映像の内容

モチーフはギリシャ神話イカロス飛行墜落だが、この曲はイカロスを「人類が空を飛ぶことに挑戦した勇気ある先駆者」として位置付けており、その流れで画面にはレオナルド・ダ・ヴィンチの飛行機械やオットー・リリエンタールグライダーらしきものも登場する。一方で父親ダイダロスは登場せず、あたかもイカロスが自ら翼を作ったような印象を受ける。

※伝承ではダイダロスが自分とイカロスの二人分作ったのだが、この父子は王様を怒らせて塔に幽閉されてしまったため、そこから何とか脱出するべく鳥の羽根と蝋を集め……というのがそもそもの始まり。

 

ちなみに原典の物語は「慢心を戒める」意味合いが強く、そもそもイカロスが太陽を目指したのも空を飛べるようになって調子に乗った結果「ちょっと太陽神に会ってくる(要約)」と思い上がったからである。(加えて「海上近くを飛ぶと湿気るし高く飛びすぎると暑さで溶けるから気を付けろ」というダイダロスの忠告も完全に忘れていた)。

 

つまりイカロスはこの曲のような「勇気ある先駆者」ではなく「自業自得なバカ者」となってしまうのだがそこはそれ。楽曲としての評価は非常に高く、小学校の音楽教科書に収録されたこともある。

 

曲が短調で暗い上、「みんなのうた」でのなんとも無機質なアニメーションも相まってトラウマを刻まれたちびっ子も多いはず。しかし教科書の楽曲として収録されるのは小学校高学年の教科書なので、そのくらいの年代なら少しは耐えられるかも。

ちなみに

JAXAの小型ソーラー電力セイル実証機IKAROSの名前の由来となった曲でもある。

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音楽 楽曲 曲イメージ みんなのうた

ギリシャ神話 イカロス IKAROS

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