概要
その名の通り、鉄製の管。
形状は円形のもの以外にも、四角や楕円といった種類がある。
ドラマなんかによく出てくるのは足場用のパイプで、一般的に見かける金属パイプはこれ。
ホームセンターなどでも普通に販売しており、一般人でも手に入れる事は可能。
パイプ同士は金具で繋ぎ合わせる事で、前述の足場として活用できる。
また、パイプ椅子の材料になったり自動車のホイール交換用に加工されたりなど、日常生活において幅広く役立っている。
武器として
鉄製なので振り回せば殺傷力は高く、また入手が容易なため、即席の武器としても使える。
フィクションでは何の力もないごく普通の一般人キャラが鉄パイプを咄嗟に手に取って応戦したり、中にはサボのような鉄パイプそのものをメイン武器として扱うキャラクターもいる。
大抵は殴打用武器として使われることが多いが、パイプの長さや使い方次第ではリーチを生かして槍の如く突いて攻撃することも可能。ただしパイプという物体の性質上、中の詰まった棒や角材などと違って先端が「面」ではなく「線」に近くなり圧力が集中するため、厚さによっては容易に肉を貫通しうることに留意が必要である。
現実では、往年の暴走族や学生運動の抗争においてゲバ棒と共に多用された。
そのままの状態で硬い物を殴ると衝撃がモロに使用者の腕に伝わり、取り落としてしまう危険性もあるため、滑り止めも兼ねて布テープを持ち手の部分に巻いたり、手袋や軍手を着用してから振り回すなどといった工夫をしていたとされる。
言うまでもないが、現実で鉄パイプを振り回すのは危険であり、下手をすれば人の命を奪いかねない。
状況次第では所持しているだけでも警察にお世話になる可能性も十分あるので、武器として扱う事はダメ、絶対。
ちなみに、こんな感じの少し細身のものは大抵ガス管。
関連タグ
サボ・・・鉄パイプを武器として戦うキャラクターの代表格。作中では棒術のように振り回したり、自身の能力で炎を纏わせて攻撃している。
サイレントヒル・・・シリーズ通して鉄パイプが定番の武器として登場する。
ゼロ・・・X4回想シーンのシグマ戦で武器として使用した。ロックマンゼロ4でもオマージュとしてゼロナックルで鉄パイプを引き抜いて武器にすることができる。
マイク・ハガー・・・鉄パイプが得意武器に設定されており、クロスオーバー作品でも実際に持ち込んで使用した。
NieR・・・シリーズを通して、主人公が装備する小型剣として鉄パイプが登場。しかし、その裏には悲しい物語が隠されている…
