登場話:『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』など
データ
身長 | 240.0cm |
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体重 | 125.0kg |
特色/力 | 飛行能力、鋭い爪と牙、腕部を射出 |
概要
『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』に登場する、シアゴーストがレイドラグーンを経て成虫となったミラーモンスター。
それまでは人型を保っていた前二種から一転して、完全なトンボ型の形態になっている。
時速900kmで飛行する能力を持ち、鉤爪やミサイルのように飛ばす腕による攻撃を得意とし、遠距離近距離共に隙がない。口腔部にも鋭い牙が生えており、爪と牙は直径30㎝の鉄骨(「仮面ライダー図鑑」では「鉄」表記)を断つほどの切れ味を誇る。
シアゴーストもレイドラグーンも単体では戦闘力は大したこと無かったが、ハイドラグーンは仮面ライダーともそれなりに渡り合える程に強くなっている。しかし、装甲はお世辞にも堅いとは言えない模様。
最初に現れた個体は仮面ライダーナイトのトリックベントで地上に叩き落とされたレイドラグーンから羽化したが、ナイトによって倒される。そして終盤では大量にレイドラグーンから羽化し、ドラグランザーとダークレイダーに乗った龍騎サバイブとナイトサバイブの攻撃に次々と撃ち落とされて行くが、それを上回るハイドラグーンの大群に二人が覆い尽くされた所で物語が終わっている。この二人の生死は不明のままである(爆風が途絶えているので恐らく…)。
シアゴースト系モンスターがまるで龍騎世界のライダーの進化をなぞっているように思える点や、現実世界に適応し生き残る為の姿という点から、これがシアゴースト系モンスターのサバイブ体という見方もできる。
また、このような変態を自力で遂げるのは後にも先にもこの種族だけだという。
なお、TV本編では進化前は登場しているが、ハイドラグーンは登場していない。
派生作品
『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』
『龍騎』の北米向けリメイク作品であり、『EPISODE FINAL』からの流用映像でハイドラグーンが登場(ラストで撃墜されたシーン)。なお、劇場版と本編終盤が溶接されており、ここで倒されたのはブルー・ミニオン(レイドラグーン)の群れである。
『仮面ライダーディケイド』
第1話「ライダー大戦」に登場。
上空に多数出現し、アミキリやウブメを捕食していた。しかし、ビルによじ登って暴れていたバケガニやイッタンモメンと交戦の末にビルに突っ込んで全員仲良く爆死した。
『仮面ライダーウィザード』
最終回「終わらない物語」に登場。
平成ライダーたちに追い詰められたアマダムが空を埋め尽くさんばかりの大群を解き放つ。しかしクウガ、アギト、ブレイド、ディケイド、W(ルナジョーカー)、オーズ、フォーゼ、ウィザードの一斉攻撃を受け全員爆死した。
『仮面ライダージオウ』
EP47「2019:きえるウォッチ」~LAST「2019:アポカリプス」に登場。
EP47で世界の融合が始まり、龍騎ライドウォッチが壊れた影響で他のミラーモンスターと共に無数に出現した。
なお、最終話では仮面ライダーオーマジオウが拳から放った無数のコウモリ型のエネルギーによって大多数が撃破され、最終的にアナザーディケイドが敗れ去った事でハイドラグーンも他の怪人達共々まとめて消滅した。
余談
群体で登場し、合体融合して巨大CGモンスターになるというオーダーから、「龍vs龍を見せるのが良いと考え、ドラゴンフライ=トンボがモチーフとなった。
メリハリづけのため、動かない羽は大仰に、動く腕と尾はより動かしやすくデザインしている他、CGのため、前腕は物理的に繋がっていない(『完全超悪』p141より)。
『仮面ライダー龍騎超全集 最終巻』p59では、崩壊するミラーワールドから現実世界に唯一適合できたのが急繁殖したトンボ型モンスターで、変態を経るごとに少しずつ現実世界に適応する体を作っていったと思われる他、神崎優衣の粒子化が始まった時期と急繁殖時期も一致している、と語られている。
関連タグ
メガギラス・・・トンボの最終形態繋がり。