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日本以外全部沈没

にほんいがいぜんぶちんぼつ

『日本以外全部沈没』とは筒井康隆の短編小説。及びそれを原作にした映画。
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原作版『日本以外全部沈没』

小松左京のパニック小説『日本沈没』のパロディ。以外沈没の部分は小文字で書かれている。
日本沈没ヒットを祝う作家の集会で星新一が提案し、原作者の小松左京の了承を得て筒井康隆が執筆。小説雑誌『オール讀物』1973年9月号に掲載された。

タイトル通り、天変地異によって地球から高山地帯を覗く日本以外の全ての陸地が無くなってしまた世界を舞台に、次々と日本列島に殺到する各国人の悲惨な境遇、そして突如世界一偉い人種となった事で徐々に傲慢になって行く日本人の姿を描いたブラックユーモア小説である。

日本沈没が星雲賞長編小説部門を獲得するのと同時にこの小説もまた短編部門を獲得した。

映画版『日本以外全部沈没』

2006年に樋口真嗣監督によって日本沈没が再映画化されたのをきっかけに、それに便乗して本作も映像化された。監督は河崎実

監修に実相寺昭雄、73年映画版日本沈没で主演を務めた藤岡弘とドラマ版で主演した村野武範が共演を果たす等本家に負けないほどの豪華なキャスト、スタッフが集まっている。実相寺の盟友寺田農は本家日本沈没とのダブルオファーに悩んだ結果、こちらに出演したという。

あらすじ

西暦2011年。突如発生した天変地異によって、アメリカ大陸が一週間で海底に沈没した。
輸入品は高騰し、アメリカ大統領やオスカー俳優などがこぞって日本を含めた各国に移住する中、その一週間後、今度は中国大陸が沈没。さらに一週間後にはユーラシア大陸の全て、そのわずか二日後にアフリカ大陸、その次の日にはオーストラリア大陸が沈没。地球から数多くの陸地が無くなったが、温暖化の影響でマントルが動き、挟まれた日本列島のみが突出し、影響を受けなかった。

続々と押し寄せる避難民で日本の人口は五倍にまで膨れ上がった。一ドルは五銭にまで低下し、セレブ達は一気に貧乏に、英会話学校は倒産し新たに日本語学校が出来上がる。
捕鯨禁止を掲げる国も無くなったためクジラ肉が出回り、外国の芸能人たちは最初こそもてはやされたが徐々に見向きもされなくなった。外国人娼婦は10円という価格となり、たった一つのおにぎりやうまい棒欲しさに仲間や体を売る者が続出。外国人犯罪が多発したため政府は特捜チーム「GAT(外人アタックチーム)」を設立。それどころか「日本の文化・芸能が理解できない外人は国外追放」という極悪な法律までもが制定された。

今や米大統領やロシア大統領が酒場で日本を持ち上げ、中韓首脳陣も神社に参拝する世の中となった。アメリカ人を妻に持つ主人公「俺」が外人蔑視を強める中、妻のキャサリンは彼に愛想を尽かしうまい棒を万引きして捕まり、国外追放を受けた。

そんな中、北朝鮮が国内でテロを起こす。そして田所博士は日本の破滅を予言した。

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