漢のスポーツゲーム。1988年発売。
ドッジボールの名を借りた殺し合いサバイバルバトル。
概要
通常のドッジボールは1度ボールを当てられて取れずに落とすと退場して外野へ移動。相手チームが全員が退場で自チームの勝利。
このゲームのドッジボールはボールを当ててダメージを与えて体力が0になったら退場。退場した選手はNEOGEO版を除いて、外野にも移動できない。
一部作品は人を投げつけてダメージを与えたり、全滅以外の条件による勝利を設定することも可能。
登場シリーズ
アーケード
操作チームは熱血高校のみ。制限時間があり、時間内に相手チームを全滅できなかった場合も負け。
実質くにおの必殺技(なっつしゅーと)が頼り。
プレイヤー側はくにお+小さいモブ3人なのに、相手チームは2戦目以降は増援ありで3分以内に倒さなくてはならない。
PCエンジン版
アーケードをベースに、相手チームに混ざった宇宙人を探し出す「クエストモード」付。
試合で勝ったチームから情報を聞き出して(例:あつい国、見なかった、等)どのチームに宇宙人が紛れているかを推測する。
地球人に化けている人物を4人の中から化けている対象を倒すと宇宙人が姿を現す。
各国に潜んでいる宇宙人を全員見つけ出すと最終戦へ移行する。
ファミコン版
日本の熱血、花園の他に、いぎりす、いんど、あいすらんど、ちゅうごく、それん(ロシア)、あふりか、あめりかが使用可能に。
コートのラインがないフィールドで熱血チームのうち1人を選んで、1人生き残りを争う「くらぶかつどう」モードが追加。
各チームの選手に名前、パラメータ、必殺シュートが設定された。
んじょもといった名前に印象の強い選手はこのピクシブにも記事があるほど。
ゲームボーイ版
大会の案内状で呼び出されたドッジボール部。それは藤堂が仕組んだ罠だった。
藤堂がくにおを倒すために用意したチームに「やくざチーム」とかいるが、藤堂が呼ぶとは思えない人材がいるのは番外編という可能性もなくはない。
処理の重いゲームボーイゆえの遅さがテンポを悪くしている。
スーパーファミコン版
「○○くんのドッジボールだよ 全員集合」がタイトルとして表示。デフォルトの登録選手がくにおなので、
セーブデータの選手を変えるとオープニングでボールを投げる選手とタイトルの「○○くんの」が変化する。
あいすらんど、あふりか以外のステージにもギミックが用意されるようになり、頻発する設定にしてしまうと、ギミックが邪魔になって試合が進行しなくなる。
(無駄に)フォーメーションで相手コート内に飛び込む指示を出したり、ダイビング、ブロックで弾く等、アクションが多い。
シュート合成により必殺シュートの性質を2種類からベースにする割合まで選べる。
(A:25%B:75%、A:50%B:50%、A:75%B:25%)
NEOGEO版
「くにおの熱血闘球伝説」
ボールはかなり捕りやすく、慣れたプレイヤー同士、終盤のCPU戦では余程でない限り直撃しないので、大抵は時間切れの判定で勝敗が着く。
ゲージを消費する超必殺技や、通常の必殺技、その場でボールをはね返す技も存在する。
声の出演者に堀川りょう、郷里大輔、PCエンジン版「熱血物語」「熱血行進曲」時代からの声優。
河川敷ステージがどこかで聞いたBGM、どこかで見たギプス、ドッジボールでなく野球でもしてそうな声。
SNK特有のパロディのレベルを超えて、「本人がそのままゲームに登場したような人物」そのもの。
ラスボスのドッジボール魔王は真の姿を現したら「座禅を組んで宙を浮くヒゲ多めのおじさん」という、どう見てもアウトな容姿。
番外編
熱血高校ドッジボール部 サッカー編
熱血高校のサッカー部がお祝いに寿司を食したことが原因で食中毒になり、部員がほぼ壊滅。
サッカー部のマネージャーみさこが助けを求めて来たのでくにおは引き受ける気満々だった。
他のドッジボール部メンバーがやる気にならないので、みさこが「優勝したら♡♡♡♡(ハートの記号が4つ)してあげる」と言った途端…
「や、やるぜっ!」こうしてくにお達は唯一残ったキーパーのたかしとサッカーの大会で優勝を誓うのであった。
試合を勝ち進み、特定のタイミングで食中毒より入院していたメンバーが帰って来て、ゴールキーパーのげんえいが最終戦前に復帰する。
いけいけ!熱血ホッケー部 すべってころんで大乱闘
くにおとしんいちがドッジボールの練習中、誤ってボールをぶつけしまった相手はホッケー部のよういち。
「今度の対抗戦でも負けたら部は廃部」重い空気のよういちは言う。
ドッジボール部の面子でホッケー部と紅白戦をしてもドッシボール部はホッケー部をボロ負けにしてしまう。
落ち込むよういち。白金(しろがね)高校との対抗試合を前にくにおは人脈を用いて、実力を付けさせるために練習試合をしてくれる相手を探した。
ダウンタウン乱闘行進曲 かちぬきかくとうSP
番外編ではよくある別次元同士の人物が集まり、ドッシボール部で編成された「ドッジボール部チーム」がある。
「ミスズチーム」にはみすずを中心に、向こうのみさこときょうこ、ひろしと知り合いのみほがメンバーにいて、ストーリー中では会話も存在。
「ドッジボール部チーム」のエンディングでは後ろからボールをぶつけられ、その相手を追いかけて「まてっ この野郎!!」とアーケード版「ドッジボール部」の再現をする。
後日のバージョンアップ版乱闘行進曲マッハではみつひろ、しんいちの顔がファミコン版基準に変更され、ひろしの必殺技にサッカー編の「しゃくとりしゅーと」が追加された。
コラボ
熱湯!まくら投げ in 伊東市
2021年4月26日、くにおくんシリーズ35周年を記念し、「全日本まくら投げ大会 in 伊東温泉」とコラボ。
このゲームをベースに枕投げ大会のルールを説明する動画『熱湯!まくら投げ in 伊東市』が上げられていた。
それに伴い、ユニフォームが浴衣に、ボールが枕に、コートが畳に差し替えられている。
最後には、伊藤市のロゴの8ビットのドット絵が表示される。
関連タグ
バトルドッジボール:同じくライフ制のドッジボール。回避不可の必殺技があるのが特徴。