概要
史実に於いて
「電波探信儀」の略称。電波によって位置を捉える装置の意味。なお、電波のつかないただの探信儀とは、先行して開発されていたソナーのことをいう。
なお、「電波探知機」は、敵の発するレーダーの電波を探知する装置で、「逆探」とも呼んだ。
また、日本陸軍ではレーダーのことを「電波警戒機」と呼んだ。
詳細はレーダーの項を参考のこと。
『艦隊これくしょん』における電探
DMM.comの配信するオンライン育成シミュレーションゲーム『艦隊これくしょん』では、艦娘の装備アイテムとして登場する。
その中でも、提督(プレイヤー)たちにとっては喉から手が出るほど欲しい激レア装備の一つとして黎明期から認知されて来た。
『艦これ』では――
- 命中率を上げる
- 艦娘の索敵値を上げる
- MAP上にあるハズレマスの渦潮による被害(弾薬・燃料の喪失)を抑える
…の、上記三つの効果を持つ。
全装備中でも「明確に命中率の上がる装備」であり、かつ渦潮での被害を抑えるという嬉しい効果が付加されているため、海域攻略の大変強い味方となってくれる。
また種類も「水上電探」と「対空電探」が存在し、水上電探は索敵と命中率を集中的に上昇させ、対空電探は水上電探にこそ命中・索敵は劣るが文字通りに対空値を上げる。
特に対空電探は、対空砲火による敵空母系の航空戦力の削減に一役買うため、欲しがる提督は非常に多い。
また2014年までのアップデートで、索敵値による進撃ルートの固定、さらに「対空カットイン射撃」の導入により、電探の活躍の場が増えている。
2017年には駆逐艦娘専用の夜戦カットイン攻撃として、「主砲+魚雷+水上電探」の1.6倍強の単発攻撃が実装されたほか、駆逐艦娘によっては電探装備時にステータス補正が発生するようになるなど、単なる索敵・命中・対空を補うだけの装備から脱却しつつある。
そしてなによりこの装備、開発するには資材をかなり食うのである。
どの電探も最低レアリティが「レア」と出にくく、さらに鋼材とボーキサイトを多量に投入しなければまず出てこない。(有志による現在の統計上、鋼250・ボーキ150以上)
一応『21号対空電探』は、他の電探に比べて改造時の初期装備で持ってくる艦娘が多く、一部の低レベルで改造できる艦娘たちが持ってきたりするので、比較的に入手は容易だったりする。特に五十鈴はLv12で改造でき、出現するレア度も普通なので、俗に言う“十二鈴”という戦略を講じる提督も割といる。ちなみにこの記事のメイン画像は「二号一型電探」、艦これで言うところの「21号対空電探(通称・五十鈴電探)」である。
一応、司令部レベルさえ上がればそれなりに開発は楽になるので、焦るよりはデイリー任務での開発で地道に回すのが一番といえよう。
2019年時点では、改造時に電探を持ってくる艦娘が増えたこと、特に第2期にリニューアルしてから島風が初期装備として22号対水上電探を持参するようになったため、黎明期から興隆期にかけて過熱した電探開発戦争は鳴りを潜めるようになった。
その代わりに改修工廠と工廠任務での需要が上がっており、特に電探そのものの強化に相当数の電探の共食いが発生しており、一種のエンドコンテンツ化が進んでいる節もある。
そのほか、雪風や金剛型艦娘など、一部の艦娘の髪飾りやアクセサリーなどに、電探が意匠に用いられている。
初期実装の艦娘の艤装としても少数描かれていたが、改二実装以降はより多くの改二艦娘に明確に描かれるようになっている。
関連イラスト
艦これ関連
オマケ
……まぁ、こういうことではない。