概要
正式名称は「二式二号電波探信儀一型」。
実用レーダーの開発を急いだ帝国海軍が、航空機に対する見張り用として開発していた陸上用の12号電探を艦載用に転用したものである。ミッドウェー海戦後の1942年6月ごろから搭載が始まった。
大和型戦艦にも搭載されたが、より小型軽量で性能の良い13号電探の開発に成功すると増備の主力はそちらに移り、一部は交換されてしまった。
性能
1942年5月に戦艦「伊勢」に搭載された試作品の試験結果によれば、単機の航空機を距離55kmで、戦艦「日向」を距離20kmで探知した。
実践に於いては、航空機を単機では70km、編隊では100kmの距離から探知できたという。
大きさ | 幅3.3m、高さ1.8m(アンテナ部) |
---|---|
重量 | 840kg |
出力 | 5kW |
波長 | 1.5m |
アンテナ | ダイポールアンテナ |
ゲーム「艦隊これくしょん」に於いて
艦これに於いては艦娘に装備できるアイテムのひとつとして登場する。
入手難易度の高い電探シリーズの内では「比較的開発しやすい」「低Lvの改造で持参する艦娘がいる」ことなどから新参から古参まで多くの提督によって運用されている。
スペックは「対空+4、索敵+4、命中+2」。対空電探なので電探の絡む対空カットインの装備にも使える。