21号対空電探
2
にーいちごうたいくうでんたん
帝国海軍が開発した艦艇用対空警戒レーダー。
正式名称は「二式二号電波探信儀一型」。
実用レーダーの開発を急いだ帝国海軍が、航空機に対する見張り用として開発していた陸上用の12号電探を艦載用に転用したものである。ミッドウェー海戦後の1942年6月ごろから搭載が始まった。
大和型戦艦にも搭載されたが、より小型軽量で性能の良い13号電探の開発に成功すると増備の主力はそちらに移り、一部は交換されてしまった。
1942年5月に戦艦「伊勢」に搭載された試作品の試験結果によれば、単機の航空機を距離55kmで、戦艦「日向」を距離20kmで探知した。
実践に於いては、航空機を単機では70km、編隊では100kmの距離から探知できたという。
大きさ | 幅3.3m、高さ1.8m(アンテナ部) |
---|---|
重量 | 840kg |
出力 | 5kW |
波長 | 1.5m |
アンテナ | ダイポールアンテナ |
関連記事
親記事
兄弟記事
コメント
コメントが未記入です