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概要

名称は「仮称三号電波探信儀二型」。

帝国海軍が開発した艦載用の対水上射撃レーダである。出力増強のために電探室(送・受信機のある部屋)ごとアンテナを回すという豪胆さ。電磁ラッパも矩形を使用し特徴的な姿をしている。サイズも軽ワゴンほどあり、重量も5トンときわめて重くなってしまったために艦載は見送られた。

終戦までに60台ほどが製作され、陸上砲台の射撃管制用に極少数が配備されたといわれるが真相は不明。何にせよ戦局には全く影響を及ぼすことなく終わってしまった。

性能

戦後の米軍による報告書によれば、距離精度±100m、角度精度±0.5°とのことである。探知距離は35km。

大きさ高さ2m、長さ2.8m(受信ラッパ)
重量5t
出力2kW
波長10cm
アンテナ電磁ラッパ

ゲーム「艦隊これくしょん」に於いて

艦これに於いては艦娘に装備できるアイテムのひとつとして登場する。「大型電探」のため戦艦空母といったある程度以上の艦しか装備できない。スペックは「索敵+10、命中+8」で、開発可能な電探の中では命中、索敵共にNo.1であり、報酬限定品を入れても上位にはいる。なお「対水上電探」なので対空カットインの装備には使えない。

2015年6月15日に調整改良型として「32号対水上電探改」が実装され、こちらのスペックは「索敵+11、命中+9」であり索敵値はNo.1、命中はNo.2の性能を誇る。

余談

「三号」は艦艇用射撃レーダを表わしているが、この仲間には他に一型(31号電探)と三型(33号電探)が確認されている。一型は23号電探のアンテナと支柱を流用して32号の性能そのまま小型化を試みたもの、三型は22号電探を改造して32号と同様の使い方ができるようにしたものである。32号は戦争にギリギリで間に合ったが31号と33号は完成する前に終戦を迎えてしまった。

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32号対水上電探
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