概要
Lv12に達し、改造を施した五十鈴・改のこと。
改造直後、非常に有用な以下の武装がデフォルトで装備されており、
大抵ははぎ取られて他の艦娘に転用される運命にある。
・12.7cm連装高角砲(駆逐艦以外に装備できる汎用性の高い対空砲)
・61cm四連装(酸素)魚雷(量産可能ラインで最上級の魚雷)
・21号対空電探(命中・対空・索敵UP、うずしお対策)
さらに本体も他艦の近代化改修(合成)の素材に使うと能力値(特に対空)が上がりやすいという
素晴らしいエサなのである。(素材的な意味で)身を余すところなく使われる娘である。
一部廃人プレイヤーは五十鈴牧場なるものまで持っているとか・・・
ブラック鎮守府最大の被害者といえるだろう。
ちなみに十二・・・五十鈴のために一言付け加えると、彼女は耐久力こそやや低いもののトップクラスの対潜と、武装無しでもそれなりに高い対空を有する有能な艦娘である。しかも入手が容易で十二レベルという低いレベルでの改造が可能であるため、初期にダブった駆逐艦などを処分する時には最適となる。そして適当に近代化改装しているうちに結構戦艦や空母に混ぜても思ったより活躍できるくらいにはなっていたりする。だから五十鈴牧場をやめろとは言いません、せめて一隻くらいは育ててあげてください、そしてこのネタは不快に思われる人がいることは分かってあげて下さい。
また、一部提督達の間ではその改造可能レベルの低さから改二実装有力候補であると噂されていたが、2013年9月25日のアップデートで本当に改二が実装された。改造可能レベルは50で、まさしく五十鈴である。高めの対空に加えて近代化改装では得られない対潜能力が全艦娘中トップの数値となり、唯一無二の「対潜番長」となった。
(十分な対潜装備が整っているならば、4スロ装備できる夕張改のほうが強いのはナイショである)
しかも改造によって付与される装備は電探2つに爆雷1つと、性能は平凡だがやはり攻略にはそこそこ重要なアイテムであることには変わりがない。
最高性能の爆雷を持ってくるとはいえ、さすがにレベル50まで育てる牧場はほとんど見かけない。ここまで育てるなら開発不可能な装備を持ってくる艦娘(北上など)が優先されるからだ。
まさかの再評価
最近は電探を比較的高確率で、かつ21号よりもさらに優秀なものを入手できる開発レシピが確立されつつあること、旗艦大破進撃が不可能になったため近代化改修の素材としては労力・消費資源の割に合わないという見方が強くなってきたことなどから各地の五十鈴牧場は減少している模様。
また、ある程度ゲームが進めば効率的なレベリングポイントには困らなくなる上、改造で電探を持ってくる艦娘は数多く存在するため、五十鈴に拘る理由もだんだん少なくなる。
熟練提督になると牧場対象がより強い装備を持ってくる夕雲型(三式ソナー)や三隈(20.3cm(3号)連装砲)、北上(61cm五連装(酸素)魚雷)などに移り(中には飛龍を牧場する廃人もいる)、対空上昇用の空母や戦艦もオリョールクルージングやキス島レベリングで容易に入手できるようになることから五十鈴は見向きもされなくなり燃2弾4鋼11にされることが多くなっていた。
ところが改修工廠の実装により状況は一変する。
・12.7cm連装高角砲:91式高射装置、94式高射装置の改修及び12.7cm高角砲+高射装置への更新に必要
・61cm四連装(酸素)魚雷:同装備の改修及び61cm五連装(酸素)魚雷への更新に必要
・21号対空電探:同装備及び同改の改修に必要
と、引っ提げてくる装備が軒並み改修素材として非常に優秀だったのである。装備1つですら改修を限界まで行うにはこれらの素材がまとまった量必要になるため牧場は非常に有効となる。
また一部装備の改修には2番艦に特定の艦娘を配置する必要があるが、五十鈴改二が必要になる装備が
・三式爆雷投射機(2014/10/24以降)
・25mm連装機銃・25mm三連装機銃(2014/11/14以降)
・三式水中探信儀・九三式水中聴音機(2015/01/09以降)
・13号対空電探(2015/06/12以降)
とやたら多く、更にアップデートでどんどん増えている。
このため余す所なく利用できる優秀な艦娘として再び五十鈴にスポットがあたるようになった。尤もそれが彼女にとって幸せかは微妙だが。
五十鈴コピペ
軽巡洋艦 五十鈴の一生
艦隊に新たに加わった五十鈴は、しばらく出撃の時を待ち続けます。
近代化改修に使われることもなく、解体されることもなく、大切に扱われます。
初出撃の時、五十鈴は第1艦隊旗艦を務めます。
装備を追加で1つ搭載しますが、この装備が良いものであることはありません。
そしてこれが五十鈴にとって最初で最後の装備追加になります。
初出撃の後、レベルが5に達していれば五十鈴は第1艦隊旗艦の任務を終えます。
ここから2~4艦隊の旗艦に配属され、長い遠征生活が始まります。
遠征によりレベル12になった五十鈴に、転機の時が訪れます。改造です。
「もっと働ける」
その言葉を最後に、五十鈴がこれ以降発言することも、出撃することもありません。
装備を全て外された五十鈴改
最後の仕事は、他の艦船の対空を上げることです。
五十鈴はその一生を余すところなく使われ、その後も他の艦船の中で生き続けるのです。
それでも、五十鈴は提督のために頑張ります。
「主砲」+「対空砲」+「対空砲」の対空&連射装備や、
「主砲」+「魚雷」+「魚雷」の雷撃カットイン武装にされる場合もあるが……
しかし……
一部のコレクターや特定用途で役立つ艦娘を除いて、ダブった艦娘の多くは改修素材や解体で資源となる運命にある。
どれだけ愛着があろうと上限までしか所持できない仕様上仕方ないのだが……。
一度の出撃すら叶わぬまま艦隊を去って行った艦娘と比べ、装備目的とは言え短期間の活躍の場を与えられた五十鈴。
そのどちらが彼女たちにとって幸せだったのか、提督達に知る術は無い。
(補足)『艦これ改』では
2017年1月で販売が終了してしまったが、PSVita版・『艦これ改』では、“十二鈴”を「海上護衛艦隊(旗艦)」として活用する道もあった。同作の護衛艦隊には対潜能力のある駆逐艦、軽巡洋艦などが配備可能だが、入手が容易で、“対応演習”1、2回で容易に改造可能な五十鈴は、有力な旗艦候補だった。
スペック的にも申し分なく、他にLv5~10前後の駆逐艦を揃えて配備すれば、低難易度では輸送船団の被害はほとんど生じなくなる。電探を“収穫”するかどうかは悩みどころだが、対潜だけならよりコモンの零式水偵でカバーできる。
支配海域が広がってくると護衛艦、特に旗艦任務を担える軽巡クラスの手当てが悩みどころとなる『改』では、十二鈴は「もっともっと働ける海」があったのだ。