図鑑データ
艦名 | 夕張 |
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図鑑No | 111 |
艦級 | 夕張型1番艦 |
艦種 | 軽巡洋艦 |
CV | ブリドカットセーラ恵美 |
イラスト | コニシ |
「はーい、お待たせ?兵装実験軽巡、夕張、到着いたしました!」
概要、出撃!…ってあっ、ちょ、ちょっと待ってぇ~!
実装初期はドロップする海域が少ないレアな軽巡洋艦娘だった。なお建造ならば最低値(all30)でも低確率で建造可能。
幻の産廃兵器12.7cm単装高角砲は夕張改の初期装備で入手できる。
装備図鑑を埋めたいなら最低1人は改にする必要がある。
2014年1月29日のアップデートで追加された弥生も改造時に持ってくるようになったためオンリーワンとは言えなくなったが、相変わらずレア装備な事には変わりないだろう。
見た目の配色や名前により、プレイヤーからの愛称はメロンちゃん。
たまにバリィさんと呼ばれることも(漫画『止まり木の鎮守府』でも鈴谷に「ばりぃ」と呼ばれており、後にブラウザ版にも逆輸入された)。
2020年1月14日に夕張改二及びコンバート改装である夕張改二特・夕張改二丁が実装された。
※艤装が描かれていない場合の見分け方は通常の改二ではスカートが緑系だが改二特以降は白系で改二丁ではソナーのヘッドホンを装備している点。
この性能、早く試してみましょ!
重装備実験艦の背景を持つためかゲーム中では他の軽巡洋艦よりも装備スロットが1つ多い(重武装)が、耐久力(と胸部装甲)が低く(軽量化)で回避も低め(鈍足)とかなり癖のあるピーキーな性能をしている。
改造可能なレベルは25と軽巡洋艦の平均値(20)よりもやや高めになっているが、改造を施す事で軽巡洋艦では数少ない装備スロットを4つに拡張可能となる。
このため、主砲を4積みすると球磨や名取らを僅かながら上回る軽巡洋艦最強の火力を、そして何より対潜装備を4積みする事で対潜番長こと五十鈴改二をも越える最強の対潜攻撃力を獲得できる(*数値上は三式ソナーx3を装備した五十鈴改二の方が上だが、対潜のダメージ計算式が装備の対潜数値を大きく取り、艦娘の素の対潜数値は低く取る事による)。
この特徴からある程度対潜装備が充実し始めると、潜水艦の多く配置されたマップでは凄まじい実力を発揮し、真の対潜番長となっている。
2014年2月末のアップデートで「ソナー+爆雷」の相乗効果が実装されたため、主砲または副砲を2つ装備した夜戦連撃装備と「ソナー+爆雷」の対潜装備を両立させる事も可能。
ボスに潜水艦が混ざっている4-4や5-3などで「昼戦で潜水艦を撃沈し、夜戦では連撃によって戦艦を沈める」芸当が可能なのは、現時点でも夕張のみである。
2016年6月30日のアップデートにおいて先制爆雷攻撃が実装された後も、4スロット艦としての対潜攻撃力の高さと、先制爆雷攻撃が両立している唯一の艦として、無条件で先制爆雷攻撃が可能という大幅強化を遂げた五十鈴改二と、対潜番長の二大巨塔として君臨することとなった。
また、「東京急行」こと5-4でも、装備スロットが4つある利点を活かして「ドラム缶」を論者積みし(ドラム缶は駆逐艦、軽巡洋艦、航空巡洋艦しか搭載できない)、ボスに到達するための「ドラム缶輸送船」「ドラム艦」として活用する提督も多い。
なお、ドラム缶ネタは公式4コマ(34話・36話)でも拾われた。
この他にも装備スロットを生かして様々な兵装を積み替え大きく性能を変化させる事が出来るのが夕張の特徴であるが、その代償として防御性能が致命的に低い。
そもそも軽巡洋艦娘自体が「対潜を確保しつつ、全体的にそれなり」という性能に設定されており、そこから防御と回避を引いてしまっている夕張は耐久・装甲・回避のどれをとっても(特殊カテゴリである潜水艦を除き)全艦娘でワーストクラスの底辺性能なのである。
具体的に言うと「駆逐艦並の耐久力に、重巡洋艦程度の回避力」と言えば、その生存性の低さもお分かり頂けるだろう。
逆に他の軽巡洋艦が駆逐艦の上位互換でしかないのに対し、夕張はフレキシビリティの面で優れているとも言えるが……そもそも現状のシステムでは一定以上の回避は提督のリアルラック次第なので、重巡程度に避けられれば充分という事でもある(同じ事は天龍型や古鷹型にも言える)。
また、水上機の搭載機数は0のため、2014年4月23日のアップデート(春イベント「索敵機、発艦始め!」)で実装された弾着観測射撃を行う事が出来ないという弱点も持つ。
2014年8月8日から期間限定で実施されたイベント「AL作戦/MI作戦」で、彼女のライバルが登場することとなった。
大淀も改造すると装備スロットが4つになり、更に耐久・装甲・回避・運・索敵・水上機搭載可能と夕張を上回る部分が多いのである。
ただし大淀は史実で雷装を持っていなかったことから雷装値は軽巡では最弱レベルであり、夜戦での戦闘力では夕張の方が優位を保っている。
しかし大淀は偵察機の搭載数が0でないスロットを有するため、昼戦における砲撃戦では弾着観測射撃の分夕張に勝る。
夜戦では夕張、耐久・昼戦では大淀と住み分けが出来ていると言えよう。ただ、「夜戦三種の神器」と呼ばれる九八式水上偵察機(夜間偵察機)を夕張は運用することが出来ない他、大淀は運の初期値が高いためカットイン狙いに有利という側面もある。
昨今増えている陸上型の姫級に対し、対地ロケットランチャーで攻撃を行う場合は、攻撃力に関しては両者には実質的な差はなく、単純に生存性の面で大淀が有利となる。
また、2014年11月のアップデートで対空射撃が仕様変更されてからは、両者共に重巡洋艦には装備できない最強の対空兵装「10cm連装高角砲+高射装置」を装備できる艦の中で数少ない4スロ艦とあり、対空兵装をガン積みして対空カットインを発動、敵空母を沈黙させる役割も担えるようになったが、やはり大淀は弾着観測射撃との両立が可能である。
対潜に関しては、フル対潜装備での対潜番長にするのなら与ダメージに差はほぼ無く、素の対潜値による差は度外視できる程度。
生存率を考えると大淀が有利だが、大淀には先制爆雷攻撃がほぼ不可能(厳密には可能だがケッコンカッコカリ済Lv155付近かつレア装備を要する、と条件が非常にシビア)であるため、攻撃性においては夕張に軍配が上がる。先制爆雷攻撃は敵潜水艦の先制雷撃フェイズより前に行われるため、敵の先制攻撃を封じる意味では夕張のほうが防御的な面でも有利と言えるかもしれない。
但しイベント海域など潜水艦ウヨウヨの中にたまに水上艦部隊が紛れ込んだりする時は、今度は昼間連撃装備に対潜装備を1つだけだが搭載していける大淀が有利な場合も。
索敵については、偵察機を装備さえしていれば搭載数が0であっても索敵に支障は無い。また計算式において艦娘自身の索敵値は平方根をとるためほとんど影響しない。そのため、索敵については夕張と大淀は同等であると考えてよい。
その後、2017年4月5日のアップデートで、阿賀野型も補強増設枠に8cm高角砲を装備可能になり、夜戦連撃装備と「ソナー+爆雷」を両立できる疑似4スロ軽巡として運用可能になった。
同年6月23日には由良改二もこれに続き、尚且つ夕張には搭載不可能な瑞雲や水上戦闘機、甲標的に大発動艇等が搭載可能と夕張を越える変幻自在な拡張性を獲得した。ただし由良改二に関しては寧ろ夕張が積極的に係わってるのではないかという疑惑がある。
2018年4月6日のアップデートで大淀にも補強増設に副砲カテゴリーの特殊高角砲の「10cm連装高角砲改+増設機銃」が装備可能となった事で拡張性の面で大淀の方が上になってしまった。
これに加えて、艦これ2期に入ると、遂に海外の軽巡洋艦が実装を開始した。しかも全員が改造後に4スロット目を有し対潜値も夕張並みにある。例としては、夕張が装備出来ない装備が搭載できる艦(ゴトランド)、火力では神通改二と同等で装甲・耐久並びに船体規模も重巡洋艦クラスといえる大型軽巡(L.d.S.D.d.Abruzzi級)といったラインナップである。
さらには、イベント海域序盤の対潜MAPも海防艦や艦隊のアイドルが切り込み役に選ばれたり、ドラム艦でのルート固定海域消失等、現在苦境に立たされている。
だがしかし、そんな苦境を跳ね除けるかのように、2020年1月14日のアップデートで、ついに夕張改二が実装された。艦これ史上初の5スロ軽巡であると同時に、史上初となる三種類の改二を備えた艦娘として。
容姿もバッチリね!
スタンダードな軽巡洋艦娘らしい十代中盤くらいの年齢設定。
コンパクトボディとも言える細い腰回りに控えめの胸囲、制服はへそ出し半袖の黒いセーラー服にオレンジのリボンと緑のミニスカートという専用の組み合わせを着用。
左腕にのみピンクのリストバンド、背中には重武装を施した艤装を背負っている。
頭髪は少し緑がかった銀髪で前髪ぱっつん、セミロングをポニーテールにして大きな緑のリボンで留めるという洗練されたデザイン。瞳の色は橙色。
ちなみに下には黒のストッキングを履いており、靴は白のハーフブーツである。
艤装は阿賀野型と同じで腰に装備された艦橋・電探・煙突の付いた背部艤装ユニットを起点にジョイントで左右の砲塔ユニットを接続しており、砲塔ユニットには前部に14cm単装砲・後部に14cm連装砲という組み合わせになっており、2基づつの計6門装備されている。
また、各砲塔ユニットにはコントロールスティックが設置されており、これによって精密操作が可能になっていると思われる。
更に脚には二連装魚雷発射管が装備されているが、これは史実での改装時に配備された波除け盾付きの物である。(それまでは長良型や川内型で運用されていたのと同じ発射管をただ並べていた物だった)
2016年秋にローソンで実施された「鎮守府秋祭りキャンペーン」では、景品のイラストとして浴衣姿の新規イラストが披露された。
また、キャンペーン中の店内ナレーションも担当している。
実装当初から、史実艦が他の5,500トンより小さいのが売りだったため「軽巡洋艦にしては胸部装甲が薄め」と言われていたが、2017年5月7日の『Grand Fleet Tour 2017』北海道公演に合わせて変更されたTwitter公式アカウントのイラストでは、バストアップのため下部が見切れているものの谷間ができるほどにはある事が判明した。この時の服装は薄手のTシャツ(とメガネ)。つまり普段は着痩せするタイプなのである。(それでも軽巡洋艦全体では下から数えた方が早いのは変わらない)
アニメでタンクトップとつなぎ姿で工廠にいる姿を見せていたことから、それらを描いたイラストも多い。
後に「コンプティーク2017年6月号」表紙イラストでコニシ氏描き下ろしによる姿を披露している。
三越コラボでは私服姿を披露している。
結構性格はデリケートなの。丁寧にね。
勝ち気で世話焼きな元気っ子。
史実で実験艦な上に試験艦だったからか技術屋気質であり、実戦でも各種装備のデータ取りに余念がない。
準公式イラスト集である「提督の夏休み。」では装備の設計にも携わっているようで、自身の設計者でも在る造船の神様「平賀譲」氏を尊敬している。
足が遅いらしく、ゲーム中での台詞から出撃時によく置いていかれている事が窺い知れる。というよりアニメ版では艦隊最後尾かつ少し遅れている姿が描かれている。
足が遅い事は本人も気にしており、それを指摘されると怒る。
ただ、足が遅くて問題になったのは第一次ソロモン海戦でタービンが故障して艦隊速力を下げざるをえなかった時の事であって、夕張が元々速力がなかったわけではなく速力だけなら川内型と同程度である。史実を細かく調べると実は「燃費が悪く航続距離が短い」と言うことなのでどちらかと言えば「足が遅い」ではなく「瞬発力は高いがすぐ息切れしスピードが保たない」という短距離ランナー的な性質である事が分かる。ちなみに夕張の最高速度として表記されている事が多い要目値の35.5ktという数値は実は「設計図上の理論値」であり実は夕張は建造時に設計上の理論重量値(常備排水量)をオーバーし喫水が下がって抵抗増加等が起きている為初期公試では34.8ktしか出せなかった。その後の運用で軽量化や速度向上の記録は残っていない為最高速度はこの公試値の方が正確な方だと思われる。
なお、後に夕張も真っ青になるほど足が遅い軽巡(就役時27.5kt)が実装された。何の因果か、彼女も4スロである。
また、アニメ好きという意外な一面もあり、特に深夜アニメが好きで録画は欠かさない。メロン繋がりでここの常連扱いとか秋雲と同じ同人趣味持ち扱いされる事も。
アニオタと呼べるほどに重症かは不明だが、深夜アニメを見たいためか、秘書艦任命時の深夜帯の時報ではかなりそっけなくされる。
提督には非常になついており、「提督の好きなメニューのデータはぜぇーんぶ揃ってます」と豪語したり、朝起こしてくれたり、夕食を作ってくれるような台詞があるなど非常に甲斐甲斐しい。
そのあまりの甲斐甲斐しさから一部では提督LOVE勢の一人に数えられている。
だが、おさわりした時の台詞ではなぜか装備余剰箇所を指摘されたと勘違いしており、どこかズレている感がある。
また、夕張を秘書艦にした時に聞ける時報ボイスでは、蕎麦が好物だったり、夜戦する艦娘がうるさくて文句を言いに行こうとしたり(※)、深夜アニメが好きだった事が判明している。
※:ただし夕張自身も当然夜戦は得意、というか15.5cm三連装砲×2+副砲or高角砲による砲撃カットインまで狙える。
これは他の軽巡でもできる芸当だが、夕張の場合改装後ならこれに魚雷発射管か対潜装備、あるいは電探をいずれか1つ余分に積んでいける。
そして夕張自身、夜戦突入時の台詞は「夜は……また別の顔なんだから!!」 人の事は言えない。
二次創作
「夕張」という名前から「夕張メロン」が連想されるのか、pixiv内外を問わず「メロン」という呼称が浸透している。
とゆーか、イメージカラーがエメラルドグリーンという時点で公式は故意犯と思われる。(事実ローソンのノベルティの芳香剤の香りはメロンだった)
なお、メロンという呼び名はご存じ大きめの胸を連想させる単語であったりするので、そこまで胸の大きくない夕張には…という意見もあるが、有名な夕張メロンの登場は戦後(1961年)なので仕方ない。
また、あまり大きすぎると本来の元ネタである軽巡夕張のコンセプトと相反するという考え方もある。
スレンダーが売りなんです。
「夕張メロン-メロン=夕張」なのでこの大きさでいいとする提督もいる。
…………が、上記にある通りつい最近隠れ巨乳であり、マスクメロンやプリンスメロン級のこの方々には及ばないものの、小玉メロン程度のものはお持ちであることが判明した。
涙拭けよ阿武隈。
データマニアで平賀譲氏のファンな一面もあってか、機械オタクっぽく描かれることもあり、アイテム屋娘こと明石と並んで艤装の調整や装備開発に勤しむ姿もよく描かれている。→工学部コンビ
先述の2014年春イベントでアイテム屋娘が明石だと公言されるまでは、むしろ彼女が艦娘たちの中で“技術開発担当”というイメージも強かった模様。
というより、ボツになった「艦これストーリーモード」を原作とした準公式コミック「艦隊これくしょん -艦これ- いつか静かな海で -」の二巻では明石と共に工廠で装備開発に励んでいる描写が有り、あながち間違いでもなくなった。つまり準公式。
新システム「改修工廠」では、明石をサポートして「14cm単装砲」を『14cm連装砲』に改修できるようになった。ある意味で公式にコラボが実現した瞬間といえよう。
そのせいなのか、やたら魔改造じみた艤装をセットさせられることも……。
アニメでの夕張
アニメには第1話から登場。当初は第二支援艦隊に所属していた。第3話では第四水雷戦隊の旗艦に就任。W島攻略作戦では主人公吹雪ら第三水雷戦隊が敵水雷戦隊と敵空母の航空機動部隊に挟撃されるのを防ぐため敵水雷戦隊の足止めを行った。作戦終了後、四水戦に所属していた如月にあの悲劇が襲ったことから、(とばっちりな気がしなくもないが)旗艦である彼女の責任を追及する声がネット上で上がった。
(批判するつもりはないが、帰投する際に髪を気にしてしまった如月の油断でもあったので、一概に夕張が悪い訳ではない)
第6話ではオレンジのツナギに溶接面、ハンマーという完全に職人の作業服姿も見せた。
ただ、この姿で制作したのはなんと鍋。
加えてハンマーを叩く音がよりによってゲームにおける解体時のものだったからか、依頼した第六駆逐隊の面々は音に怯えていた。
第7話では第三艦隊旗艦に就任しており、どうやら鎮守府内において彼女は、如月の件を差し引いても旗艦としての統率力に優れていると評されている模様。
その他よ!ってやだ、私が一番遅いって…お、置いてかないでよぉ!
なお、20世紀初頭の軍艦燃料は主に石炭であり、北海道夕張市は当時の有力な産炭地のひとつであった。
夕張炭鉱の良質な石炭には、東郷平八郎元帥も感謝の念を抱いていたという。
軽巡夕張の艦内神社にも夕張神社の分霊が祀られていたため、夕張市は艦娘・夕張の第二の故郷と言ってもいいだろう。
ただし、夕張自身は小型高効率化の為建造当初から重油専燃缶のみである。
(夕張の姉妹枠と言える5,500トン級は建造当初石油石炭混焼缶二基を搭載していた。これは混焼缶で低出力時(停泊時等)の長時間出力の維持を目的としている物。川内型では燃費改善や航続距離・巡航速度改善の為に缶の内訳を混焼缶四基に増やしていた。開戦前の改装で5500t級は全艦専焼缶に交換されているが……)
他にもメロンを食べたりメロンと一緒にマスコット風に描かれたりするほか、あまりに可愛いせいか夜戦仕様のイラストもそこそこ見受けられる。
図鑑内の解説で彼女が口にする「機関室に一発」は、米潜ブルーギル(Bluegill,SS-242)の雷撃が機関室に命中した事が原因で沈没した史実に由来。潜水艦トラウマ組と見なされてもおかしくない最期である。
このときには五月雨が同行しており、曳航に失敗するも最後まで救援を諦めず、しかし最期を看取ることになってしまった。五月雨とのカップリングであるゆうさみは、この史実に由来する夕張のセリフから見出されたものである。
一方、長らく第六水雷戦隊と第二海上護衛隊の長を務めた史実はあまり注目されておらず、彼女の麾下だった第三十駆逐隊と絡めたイラストは少なめ。
また、ほぼ同時期に同じ工廠で建造され、白露型駆逐艦とのカップリングを抱える由良とのコンビや、第一次上海事変で共に活動した大井を加えたトリオでの二次創作も存在する。
「艦これRPG」では、『着任ノ書』掲載リプレイ「温泉娘の曳航」において、PCの一人として登場。
プレイヤーである声帯の妖精さんにより、当リプレイの夕張は「同型艦がいない→特に仲のいい相手がいない」という設定が付き、その同型艦がいない子との絡みが話の展開に大きく影響した。
2015年秋に期間限定ドロップイベント「鎮守府秋刀魚祭り」が実施され、秋刀魚を最大30尾獲得することで、雷電姉妹による特製家具「大漁旗」が貰えた。
そして秋刀魚の漁獲率UPのアイテムとして「探照灯」「三式水中探信儀」「熟練見張員」「爆雷系装備」が有効と判明し、これらを4スロット持ちの夕張や大淀にガン積みして漁船に仕立てる提督が続出。
秋刀魚漁漁船「夕張丸」の爆誕であった。
そしてこのネタが翌年、2度目の秋刀魚祭りで限定ボイスとして拾われることに……。
妹もいた海自の「ゆうばり」
現存しないが、夕張の名はのちに海上自衛隊のゆうばり型沿岸護衛艦に受け継がれ、建造された2隻は「ゆうばり」および「ゆうべつ」と命名された。つまり、日本海軍の夕張とは異なり姉妹ができたことになる。
2代目「ゆうばり」は住友重機械浦賀工場で建造され、1983年3月18日に竣工し、翌年竣工した「ゆうべつ」ともども、北方沿岸警備用として建造されたこともあり、就役以来一貫して大湊基地を定係港にしていた。のちのあぶくま型に比べても全長100mに満たず、また凌波性不足もあってさらなる妹艦がつくられることはなかった。結局2010年6月25日付で「ゆうべつ」もろとも除籍され、短命に終わっている。
この2代目「ゆうばり」と同様に、日本海軍の艦である先代とは異なり姉妹ができたケースとして島風→「しまかぜ」(3代目/はたかぜ型2番艦)、大淀→「おおよど」(2代目/あぶくま型3番艦)、加賀→「かが」(2代目/いずも型2番艦)がある。ことに2代目「おおよど」は、2代目「ゆうばり」亡き後の2011年からは大湊基地を定係港にしている。
どーぉ、この関連イラストはっ!
- メロン
- 地元ネタ
- かご入り
- 立てば勇猛座れば才女とどのつまりは夜戦馬鹿
関連タグ?提督、見せて見せて!
・同型艦が存在しないという共通点がある。前者は、アンソロジーコミックでも彼女との話が取り扱われた。
・史実で夕張が旗艦を務めた第六水雷戦隊に所属していた。
・史実で夕張の最期を看取った。
・夕張と共に第一次上海事変で揚子江警備に出動した。
・『艦これ』では初期段階のクエストでは編成任務に指定されていないが、史実では同艦隊の一員だった。鳥海改二実装以降に登場した新編「三川艦隊」関連任務では編成枠の1隻に指定されている。特に第1期では出撃に指定されていた「5-1」のボスマスでは高確率で敵潜水艦が混じる為対潜火力が低い天龍よりも4スロットに対潜装備が積める夕張が選ばれる傾向が高くなり先制対潜実装以降はほぼ夕張固定に変わった。
デンドロビウム(武装満載という共通点でpixivでよくいじられている)
・二次創作では技師仲間として一緒に描かれる傾向にある。pixiv以外の二次創作でも、明石と共に発明品で提督や艦娘達の悩みを解決する某ネコ型ロボット(通称・夕張えもん)的立ち位置で登場することが多い。