熟練見張員とは、ゲーム『艦隊これくしょん』に登場する装備(装備妖精)の一種。
概説
ランカー報酬や菱餅イベントで配布され、後に鳥海改二や高波改・風雲改の初期装備として入手可能となった。高波改二では★+8版を初期装備として持参する
現在は単発任務や秋の秋刀魚祭り、季節ごとに更新される「クォータリー任務」の報酬としてそれなりに入手機会が増えている。
装備の大半は火器や魚雷などの武装や、電探・探照灯などの装置であるが、この「熟練見張員」は日本海軍の見張員の夜間における驚異的な視力をゲームに取り入れたものである。
ステータスは【命中+2/対空+1/索敵+2/回避+3】と、若干地味である。
しかし最大の機能は「装備艦の夜戦カットインの発動率の向上」であり、特に夜戦を見越した戦術を要する難関海域で効果を発揮する。
某大手攻略wikiでの有志による検証では「最低+5%」という程度らしく、探照灯と照明弾との効果重複を見込むと「最低+15%(各+5%)」まで上昇するらしい。
ただし、【幸運:50以上】の艦娘には効果が薄い(効果は出るがより補正が緩やかになる)という結果も報告されたため、【幸運:30~40】程度のカットインを狙うには若干運が心許ない艦娘に対して効果が高いようだ。
また、イベント海域の回避盾・PT小鬼群に対し命中率が向上するため、交代要員はなるべく残しておきたい。秋刀魚漁の季節になると、各種漁船装備を施した「夕張丸」「大淀丸」に乗り込む姿もよく見られる。
何故か「探照灯」を「96式150cm探照灯」に更新するために必要になるので、最低でも2つは持っておきたいのだが、入手できるのは設計図が必要な鳥海改二、通常海域でのドロップが高難易度海域ボスのみな高波と風雲の改造後のみなので、通常の探照灯で足りると判断するなら無理に改修する必要はないだろう。
ただ潜水艦用の水中電探「潜水艦搭載電探&水防式望遠鏡」の★6以上の改修で1つ必要となる。現状では改修更新がないため趣味の領域の改修でしかないものの、今後の発展次第では阿鼻叫喚の様相を呈する可能性も否めない。
2020年3月27日のアップデートで、補強増設への配備が解禁された。
これまでは【武装(2スロット)+電探or探照灯or見張員】で取捨選択を迫られていたが、これにより【一部の上位主砲+電探】の火力・雷装補正に、見張員による追加補正と特殊攻撃発生率の向を加えることが可能となった。
更に駆逐艦の夜戦攻撃に至っては、【主砲+魚雷=1.3倍×2回】/【主砲+魚雷+電探=1.3倍×1回】/【魚雷+主砲+見張=1.2倍×1回】の三面待ちが可能となり、敵旗艦への痛打や、S勝利狙いにおける撃ち漏らしのリスクを回避する一手となってくれる。
ついでに前述の火力補正については、駆逐艦の火力上位陣にとって追い風といえる仕様であり、ただでさえヤバい殲滅力が威力とカットイン発生率のWアップでより凄まじいことになる。
某二水戦旗艦に至っては、同日に探照灯補正(火力+8/雷装+6)が実装されたことで文字通りの鬼に金棒状態という青天井ぶりに。ただ探照灯は通常スロットのみでの装備となるため、水上偵察機等の補助装備とは取捨選択となる点に注意。
なお、夜戦で活躍したエピソードを反映してか、妖精さんたちは艦娘の鳥海と綾波に容姿が似ている(片方は眼鏡を掛けているが遠視なのだろうか?)。
なお2021年5月8日に、イベント報酬として本装備の上位互換「水雷戦隊 熟練見張員」が登場。
この装備は単純な性能強化のみならず、軽巡洋艦・駆逐艦のみカットイン攻撃の発生率を大幅強化するという、これまでにない特性を発揮する。
そのため熟練見張員を幸運艦にセットして発生率を底上げしておき、幸運値が最低保証の【30】に満たない艦娘に水雷見張員をセットするという幅の持たせ方も可能になった。
関連イラスト
今日もどこかで艦隊のために見張りスキルを発揮している…?