――時は世間がハロウィンで賑わう10月初旬――
運営「鎮守府「秋刀魚」祭り、開幕です!」
提督「…………ぇ? (゜Д゜ )」
概説
正式名称は『「艦これ」秋の秋刀魚祭り』。
翌年からは『鎮守府「秋刀魚」祭り』と改名された。
内容は、北方海域を中心とした特定の海域で深海棲艦を撃破すると、期間限定アイテム「秋刀魚」を一定の確率でドロップ入手できるというもの。参加は強制ではないが、当イベントに関する任務をあらかじめ受諾しておくと他では入手できない家具やレアな装備アイテムなどが入手できるため、資材の残量に余裕があれば参加しておくのが吉。
ちなみに秋刀魚はイベント終了後に消滅してしまう(「足が早いので消えてしまう(=腐りやすくメンテ中に放っておくと食べられなくなる)」)が、「刺身」「塩焼」「蒲焼」に調理する事で資源や資材と交換する事が可能。更に「蒲焼」にすると戦闘糧食とほぼ同じ効果を持つ新アイテム「秋刀魚の缶詰」も手に入れる事ができる。
ただし、菱餅の時と違い、秋刀魚漁を支援するという設定のためか、同じ海域で獲り続けていると漁場が枯れて入手しづらくなるとの事。当初は「獲得量を回復させるためには対象になっていない海域に出撃すればいい」などの推測の域を出ない噂が大量に飛び交っていた。
各年の開催状況
鎮守府秋刀魚祭り2015
記念すべき初の秋刀魚漁イベント。2015年10月9日のアップデートから実施。任務で秋刀魚を30匹集めると限定家具「艦隊大漁旗」(翌年度からは「一五式大漁旗」)を入手できた。デザインは雷電姉妹によるもので、イベント限定任務の説明文は姉の方が担当した。
このイベントに併せて、磯風・村雨・曙・潮の4人に『「旬の秋刀魚」mode』と称される期間限定グラフィックが実装された。更に磯風はイベント期間内に限り2-x、5-x、6-xを中心とする特定海域限定でドロップ率が上がった。
鎮守府秋刀魚祭り2016
2016年10月21日のアップデートから実施。今回の限定任務の説明文と限定家具「一六式大漁旗」のデザイン(下絵?)は最新鋭軽巡の長女が、「一六式大漁旗」の製作は次女が担当し、三女と四女が姉達と共に寄せ書きを入れた。
※画像はイメージ(ry
今回は前年の秋刀魚の漁獲量より任務達成に要求される規定値が下がっており、最終目標も24匹になっている。また、秋刀魚を一定数集める各任務の報酬が選べるようになっており、大発動艇や探照灯、そして超貴重装備WG42(U-511しか所持していないドイツ製艦載用対地ロケットランチャー)の中から1つを入手可能であった。更に最終目標を達成すると、報酬として前年度と本年度の大漁旗に加え、これまたレア装備である96式150cm探照灯を選択できた。
イベント開始から早くも最終目標数に達する提督も出現しているが、マウスの連打癖があるせっかちな提督達が不用意なクリック連打でWG42ではなく探照灯を選んで爆死する事件が多発した。原因は、任務達成のマーカーが画面右端で、その位置でクリックを連打するとちょうど探照灯の選択アイコンを押してしまうこと。そして選択時に確認画面を挟まないこと。…確認画面を設けなかった運営側の落ち度もあるだろうが、提督側ももう少し落ち着いたプレイを心掛けてほしい。報酬の装備もゲットした秋刀魚も逃げないんだし……
限定グラフィック『秋刀魚mode』も、新たに時雨改二・夕雲・多摩・大鯨/龍鳳・あきつ丸・ザラ・扶桑のそれが追加された。
限定グラフィックは他にも新規の『買い出しmode』や既存の『秋の味覚mode』『ハロウィンmode』『オクトーバーフェストmode』なども同時に実装され、先行したなか卯とのコラボグラフィックなども続行されていたため、2016年度は限定グラフィックの大盤振る舞いと言える状況になっていた。
更に期間限定ボイスも追加されており、4スロ軽巡の2人(後述)を含む一部の艦娘は「漁船」装備について言及している。
また、2016年夏の第三回『艦これ観艦式』では「リアル秋刀魚祭り」なるものが開催されると告知され、その後10月23日に『「艦これ」鎮守府秋刀魚祭りin横浜泊地』が開催された。
鎮守府秋刀魚祭り2017
2017年9月29日のアップデートから実施。漁獲量の最終目標が前年の24匹から再び30匹に引き上げられた。また、今回から3つの装備(後述)に加え、爆雷の搭載や「北方漁場警備などにも活躍したある艦種が艦隊に随伴することも有効となる」という発表があった。今回の限定任務の説明文と限定家具「一七式大漁旗」の製作は第八駆逐隊が担当した。
※画像はイメ(ry
任務報酬は同年の夏季イベント『西方再打通!欧州救援作戦』にて入手できたソードフィッシュや新型航空兵装資材の他、最終目標の30匹を収穫すると、任務報酬として実装間もないTBFや現時点では他の入手方法がない英国式の対潜ソナー「Type124 ASDIC」が選択できた。
併せて「低速で飛行できる航空機」も魚群捜索に有効とされる仕様から、ソードフィッシュの配布の裏にソードフィッシュにも秋刀魚特効が乗ると推察された。のちに運営からのTwitterで正式に有効であることが明かされるも、「水上偵察機や瑞雲が有効」(後述)という記載から漏れたためか、急いで追加のツイートが発信されている。
前年度で誤クリックによる報酬の選択ミスが多発したのを受けてか、本年度からは報酬入手時に確認画面が表示されるようになっている。
本イベント中、一部のマップで海防艦娘がごく低確率で獲得できるようになった事や、任務の最終目標数が再び引き上げられた(前述)事も相まって前年以上の大接戦となり、通常の艦娘同様に「描けば出る」などの都市伝説に縋る提督もやはりいた。
尚、先述の大漁旗であるが、秋刀魚祭り終了翌週の25日に行われたメンテナンスにおいて満潮改二が実装された事に伴い、一部デザインが変更されている。
鎮守府秋刀魚祭り2018
※画像は(ry
二期(HTML版)移行に伴って海域の構造が変化、また同年初秋イベントの度重なる延期を鑑みてか、秋刀魚の獲得確率自体は向上している。
引き続き、一部海域で海防艦娘のドロップも実装されているが、今回は択捉型に限定されている。
報酬は例年通り探照灯と熟練見張員のほか、航空母艦に夜間戦闘機での夜戦カットインを可能にする「夜間作戦航空要員」が配布された。この配布に当初は困惑する提督が多かったが、翔鶴の新録ボイスにそれらしき言及があったことに加え、後日運営公式とタニベユミ氏による「三〇秒しらしぐ秋刀魚漁支援講座」(前編 後編)が配信され、航空要員の「誘導灯の明かり」も有効だと判明した。
30尾報酬は、取り損ねた提督向けに「一六式大漁旗」と「一七式大漁旗」が用意されたものの、それを霞ませる超高性能な米国製の対空電探「GFCS Mk.37」が用意され、ほとんどの提督はそちらに飛びつくことに。この電探、同年8月のランカー報酬として実装されたもので、特定の上位小型砲との同時装備で補正が入り、オマケに小型電探に類するので駆逐艦娘に装備可能で彼女らの射程を「中」に延長可能という破格の特性を秘めている。
リアルイベントの「鎮守府第二次秋刀魚祭り」は、ゲーム内イベントより一足早い10月5日から開催される(旗艦店のみ11月4日まで、他9店舗は10月14日まで開催予定だった)。
今回の秋刀魚祭りは外食チェーン・アントレストの直営店「魚串さくらさく」の東京6店舗+北海道・名古屋・京都・広島の計10店舗にて実施され、内容の異なる3種+レディースの4コースから1つを予約時に選択する方式となっている。
食事は元より艦娘をモチーフとしたオリジナルアルコールの他、艦名と同じ由来を持つ地酒も提供される予定。
旗艦店舗の魚串さくらさく・神保町店にはイベントトップイラストを飾る鳳翔の看板を掲げるなど力の入れようは例年以上であり、その甲斐あってか10月2日20時の予約開始と共にサーバーが高負荷状態に陥り、10店舗で全13000席以上を用意したにもかかわらず一晩で10000席が埋まり、10月4日の時点で全日程全時間帯の予約率が約95%に届く事態となった。
加えて余りの盛況ぶりに対応が追い付かず、初動でもたついて提督諸氏の不興を買ってしまう事態となった。後日アントレス側は「想定していたキャンセル率より来店率が遥かに上回った結果」と釈明しており、艦これファンの熱量を甘く見ていたことを反省している。
鎮守府秋刀魚&鰯祭り2019
現実世界での2019年の秋刀魚漁獲量は平年の1/7という大不漁であり、2016年から形を変えつつ続いていたリアル秋刀魚祭りは2019年は開催されなかった。この不漁を反映してか、今回は秋刀魚に加えて鰯までもが漁獲対象となった(こちらは逆に平年に比べて漁獲量が3割増という大漁である)。運営はそこまでして艦娘に漁業をさせたいのだろうか。
※画像h(ry
またこの絵の朝霜はこのイベの開始と同時に改二が実装されており、改造すると法被を脱いで通常の服になってしまうというちょっと残念な事態になった。
ちなみに鰯は秋刀魚とは全く別にカウントされ、鰯2尾で秋刀魚1尾分などのような代替品にはならないため、漁の手間はむしろ増えている。
ただリアルの秋刀魚不漁の影響を鑑みてか、それとも鰯も集めなければならないことも考慮してか、恒例の報酬「一九式大漁旗」を入手するために要求される秋刀魚は18尾と例年よりかなり少なめ。またここまで集める途中の8尾では強力な艦攻である「流星改(一航戦)」が選択でき、18尾のおまけ報酬として「一八式大漁旗」らとの選択で高性能ソナー「Type144/147 ASDIC」が用意された。
また鰯25尾で「択捉」「松輪」「佐渡」「対馬」「福江」のうち1人が、50尾で「日振」「大東」「占守」「国後」「明石」のうち1人と「試製甲板カタパルト」が入手できた。また任務とは別に、鰯30尾で対陸と対潜を兼ね備えた「二式12cm迫撃砲改」と交換できた。
ちなみに2019年の案内役は赤城、加賀、雷、電という前年までの面子の再登場、また新規秋刀魚祭りグラも新BGMもなし(同時期に新規ハロウィングラはあったが)という少し準備不足感もある寂しい祭りとなった。リアルでの不漁の中での秋刀魚祭りイベは不謹慎とも受け取られかねないことを考えると、運営サイドも本年の開催をぎりぎりまで迷っていたのかも知れない。
なお、開始3日後に1か月半遅れの秋刀魚の旬到来が報じられるとC2機関のアカウントがそのニュースにいいねしていた。
2020年 開催断念
2020年は2019年よりも秋刀魚の不漁がさらに深刻化し、C2機関は鎮守府秋刀魚祭りの開催中止を発表した。
代替企画として、2020年11月1日に富士スピードウェイで鎮守府鰻祭りが行われた。
帰ってきた鎮守府秋刀魚祭り(2021)
(後述のアーケード版が先に実施)
本年も2020年ほどではないものの2019年よりも深刻な不漁と予測されているが、なんとか実施される運びとなった。
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迅鯨、長鯨、大鯨の潜水母艦トリオが案内役を担当。いつも通り暴走気味の迅鯨のやらかしを長鯨がフォローするという光景が見られた。
2年ぶりの秋刀魚祭りということもあって豪華に例年通りの報酬家具の「二一式大漁旗」(宗谷、曙、ゴトランド、ホノルル)の他、既存家具である「潜水艦隊の窓」(大鯨、迅鯨)、「海防艦の汎用円形机」(描きかけ)にも大漁旗が期間限定で加えられた。
秋刀魚漁の報酬としては試製甲板カタパルト等の他、新機軸として秋刀魚祭り期間限定で秋刀魚を消費してSwordfish Mk.II(熟練)をSwordfish Mk.III(熟練)に機種転換する任務が実装された。ただ機種転換にはSwordfish Mk.II(熟練)のMAX改修が必要であるためネジが馬鹿にならず、また改修が週末にしかできないため1日1回のデイリー改修任務では調達が厳しいという難点があった。
また今回は従来の通常海域漁場の他に期間限定海域も漁場となり、これが秋刀魚祭り終了後に2021年秋イベ「海上護衛!本土近海航路の防衛」の前段海域となるという特殊な仕様であった。このイベントの後段は対潜戦が多かったため、先述のSwordfish Mk.III(熟練)の対潜の強さが早速役に立ったという提督も多いことだろう。ちなみにこの前段海域には「深海北方任務群 水産物調査集団」という深海棲艦艦隊がおり、深海サイドも漁あるいは水生生物保護活動を行っているらしいということが示唆されることになった。
またリアルでも2018年以来久々にごく小規模ながらカレー機関において秋刀魚祭りが行われた。
鎮守府秋刀魚祭り2022
直前に「艦隊"南瓜"祭り」があったため、11月9日のアップデートから実施と言う例年より遅い開催となった。
これ以降も、南瓜祭りを先に行っているため、11月に入ってからスタートしている。
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『「艦これ」いつかあの海で』にも登場している「西村艦隊」所属の3人である。
前々から、アニメで興味を持ち新規ではじめた人が最初に目にするのが秋刀魚祭りでは温度差に困惑するのではないかと心配されていたが、そこは安定の艦これ。任務名とその説明の所為で西村艦隊の任務が「秋刀魚漁」みたいになってしまうという想像を超えたカオスっぷりであった。
今回は報酬としては試製甲板カタパルト等の他、2機限定で秋刀魚22尾と交換で瑞雲(六三四空/熟練)を貰えたり、任務で8尾と消費して先の瑞雲(六三四空/熟練)を改修MAXにしたものを瑞雲改二(六三四空)に機種転換できたり、と瑞雲祭りでもあった。
鎮守府秋刀魚祭り2023
11月2日のアップデートより実施。
※画z(ry
今回は秋刀魚の調理先として、従来の「刺身」「塩焼き」「蒲焼き」の他に、46尾と引き換えに1回限定で「秋刀魚カレー改二」を選択できる。そこで手に入るのは、2017年の初実装以降今日に至るまで、最強の陸戦として名を馳せながらも入手手段がなかった一式戦 隼II型(64戦隊)。必要な秋刀魚は46尾と少々多めだが、これまでの入手手段である「各サーバーTOP5のランカー報酬」と「イベント最終海域難易度甲の報酬」に比べれば、入手難易度が圧倒的に低いのは言うまでもない。収集任務の報酬ではなくアイテム欄から交換する形となるため、46尾集める事さえできれば、初心者や歴の浅い提督でも入手できるのもポイント。ちなみに、46尾というのは、最後の収集任務に必要な数でもあるので、ここまで入手できれば、収集任務も完遂できるという事になる。
また、関連任務の報酬には、ランカー報酬でしか入手できなかった最強格の陸攻の1つである四式重爆 飛龍+イ号一型甲 誘導弾がある。こちらは軽巡をはじめとする特定の艦種を旗艦に3-xの各ボスマスで1回ずつS勝利をとるだけなので、非常に簡単。さらには、ランカーの中でも上位入賞者しか手に入れられなかった、上位種の四式重爆 飛龍(熟練)+イ号一型甲 誘導弾に更新できる工廠任務も実装。詳細は省くが、必要な装備やそれを改修するための環境まで全て、関連任務だけで揃えられる。追加で秋刀魚を10尾消費するため、64戦隊の分と合わせて56尾が必要となるが、装備のスペックや過去の入手方法を鑑みると、64戦隊と同じく入手難易度が圧倒的に低い。
これらの大盤振る舞いには多くの提督が度肝を抜かれ、秋刀魚を収集しに我先にと海へ向かっていった。そして、早く64戦隊を入手したいという思いが先走った結果、収集任務を完遂する前に64戦隊と交換してしまい、収集任務のためにまた46尾を探し求めるという提督も散見された。
鎮守府秋刀魚祭り2024
11月8日のアップデートより実施。
傾向としては2023年のものに近く、収集任務と出撃任務の他に秋刀魚を使用して行う工廠任務が実装され、48尾と引き換えに1回だけ選択できる「秋刀魚カレー改三」が調理先に追加されている。工廠任務は2種類あり、1つは新装備の三式指揮連絡機改二、もう1つは試製20.3cm(4号)連装砲と、直近2か月の最上位ランカーに配布された試製 震電(局地戦闘機)を作成できる。「秋刀魚カレー改三」でもらえるのは、長らくランカー報酬でしか配布されていなかった上位陸攻の1つである銀河(江草隊)。総じて、2023年と同等レベルに豪華な代物となっている。しかし、工廠任務が2つになった分、必要な秋刀魚の数も増えており、収集任務完遂及び銀河(江草隊)の引き換えに必要な48尾と、2つの工廠任務でそれぞれ必要な8尾と18尾で、合計74匹が必要となる。
秋刀魚の漁場
鎮守府海域(1-X)、北方海域(3-X)が軸となる。
鎮守府海域は「鎮守府正面海域(1-1)」、「鎮守府近海(1-5)」、「鎮守府近海航路(1-6)」で漁獲可能。
北方海域ではほぼ全域に漁場が点在する。
2016年度からは中部海域(6-X)も対象になり、「中部海域哨戒線(6-1)」、「KW環礁沖海域(6-5)」に漁場が存在する。
特に6-5は攻略法が確実化した2017年度では、下ルートで漁場が3ヶ所もあることから一気に注目を集め、早期ノルマ達成のために海域開放を進める提督も出現している。
鰯漁の漁場
2019年は秋刀魚が不漁ということで新たに鰯も追加された。
獲れる海域は上記の海域の加え「南西諸島近海(2-1)」、「バシー海峡(2-2)」、「東部オリョール海(2-3)」が漁場となっている。
もっとも秋刀魚よりも遥かにドロップ率が高い為「鎮守府正面海域(1-1)」にキラ付け目的で随伴に海防艦を2隻連れて行くだけでほぼ入食い状態である。
今回も恒例の海防艦ドロップも狙えるため海防艦ドロップと並行で周回するなら有力な海域は「南西諸島防衛線(1-4)」や「キス島沖(3-2)」などが上げられる。
有効な装備
運営からは秋刀魚漁支援に有効な装備を装備させる事で収穫率を向上させる事もできると公表されている。具体的にはソナー・探照灯・熟練見張員の3つである事が、有志による検証でほぼ確定した。
ちなみに、これらの支援装備は同じ艦娘に集中して持たせる必要はないとの事。
……とは言うものの、「ドラム艦」の前例もある事から、これら漁船装備を4スロ軽巡にガン積みした「大淀丸」や「夕張丸」があちこちの鎮守府で見られた。また、練習巡洋艦の香取と鹿島も改装後4スロになるため「漁船化」が可能である。さらに、コマンダン・テストも4スロ・大型探照灯搭載可能・短射程という漁船適性のため重用された。
2016年度では「比較的に低速で飛行可能な航空機」として、水上偵察機や瑞雲も魚群発見に一助すると明言され、2017年度には「低速で海上を飛行できる紅茶の国のあの機体」も有効と判明した。他にも二式大艇・カ号観測機・戦闘糧食等も有効であると運営より明言された。また、ソナーに関してはアクティブソナーのみが有効であるとも明言され、具体的には「三式水中探信儀」と新装備である英国製ソナーの「Type124 ASDICシリーズ」が該当する(パッシブソナーは基本的に「エンジンやスクリューが発する音を聞き取る」ものなので、魚に対して効果が無いのはむしろ当然。現実の魚群探知機もアクティブソナーの原理を応用して生まれたものである)。
加えて、新たに艦隊に参加した海防艦達が元々北方の漁場警備を目的に設計されていたという史実を踏まえ、彼女達を艦隊に組み込む事で秋刀魚漁支援に有効に働くという仕様も実装された。
さらに、「爆雷の搭載もある程度有効」とも示唆されたが、これは漁場が荒れて漁獲量が減りやすくなるため最終手段とする事が推奨されている。
なお、2019年に追加された鰯漁支援については秋刀魚漁で有効だった装備のうち、探照灯だけが有効装備から外れる。
これはそもそも探照灯の有効判定が現実における秋刀魚漁で集魚灯が使用されていることを反映していたためで、秋刀魚と違って光に集まる習性の無い鰯の漁では集魚灯は使わないため、ゲーム内でもそれに応じた仕様となったものと考えられる。
BGM
漁場が存在する海域ではBGMがわざわざ当イベント限定のBGMに変わるという凝りよう。
2015年度版↓
2016年度版↓
2017年度版↓
2018年度版↓
曲調もコミカルかつ“艦これ節”を効かせた大漁節で、要所要所で景気のいい合いの手まで入ってくる。しかも無駄に中毒性が高いから困る。誰がここまでやれと言った。
2016年度・2017年度では、更にアレンジが加えられたバージョンが使われている。
毎年アレンジが加わってパワーアップするって、わけがわからないよ……
さらに2016年度では、ボスBGMが新作の「艦娘音頭」になっている。
そして2017年度では、後半海域のEO海域である「3-5. 北方AL海域」「6-5. KW環礁沖海域」で後述の『鎮守府秋刀魚祭り四人衆』が歌う新曲BGM「月夜海」が流れた。
メディアミックスにて
公式4コマでは第104話にてこのエピソードが登場。本作において秋刀魚漁をする事になった理由は、何と缶詰用の備品として保管されていた秋刀魚を利根が第100話の秋祭りにおいて無断で塩焼きとして使い込んでしまったためというものだった。
2016年に発表された143&144話でもネタになり、前者にて正式に「鎮守府秋刀魚祭り」として開催されることになったのだが、やる気の空回りした阿賀野が早速大漁旗を作ろうとシーツに墨で謎のドシンプルな絵を描き上げたため、それを元に能代が仕上げたとのこと。ちなみに阿賀野の元絵は、大漁旗を提督へプレゼントした結果、その代理として駆逐寮に飾られた。意外にもウケは良かったようで、後日掛け替える時は惜しむ声がたくさん挙がったそうな。
その他にも提督と大淀が安全性を考慮して養殖を試みるも(主にコストの面から)難航し力尽きたり、曙がフライングかまして止められたり、磯風が調理担当から外されてスネたり、盛り上げ担当の支援艦隊に配備された時雨がヘトヘトになり、リズムに釣られた夕立に代わって村雨&春雨と組んだり……と大分カオスながらも無事集めきり、報酬にWG42(大淀が挙げた途端大興奮の満場一致)を獲得した。
『止まり木の鎮守府』でも、第20話にて阿武隈が秋刀魚を送ってきてくれたという形で少しだけ話題になっている。
そしてアーケードでも
艦これアーケードにおいて水着イベントからほぼ間を置かずにハロウィンイベント2021と並行して開催されることになった。
指定された海域の通常戦(ブラウザでは対象外の南西諸島海域及び西方海域も含まれる。なお追撃戦では獲得できない)で秋刀魚を二尾(EO海域では一度に二尾獲得可能)獲得することにより限定イラスト&フレームの艦娘カードを印刷可能。
限定敷波改以外はホロ・中破も含まれている。
印刷するたびに指定海域はリセットされる。
2022年版では前半と後半で秋刀魚を集めたときに印刷できる艦娘が異なる。
去年のもの(敷波改限定ホロ除く)は建造、ドロップ、演習での復刻。
余談
尚、秋刀魚が獲れる海域が日本周辺の海域であるという事情もあって、秋刀魚を食す文化が根付いているのは日本以外には韓国や中国、台湾およびロシア極東地域くらいなものである。母港ボイスなどでは海外艦も秋刀魚祭りに参加する様子が時折見受けられるが、前述の地域に配属されていた純粋な海外艦は現状一隻も実装されていない(※)。その為、中には既に秋刀魚漁についての話を聞いている艦娘も多少はいるものの、目新しさや奇妙さなどを感じる艦も少なくない。
※前述の通り、ロシアの極東地域には秋刀魚をマリネにしたり焼いてサワークリームを添えたりという食文化があるのだが、当該地域を拠点とする太平洋艦隊に配属された事のあるソ連艦は現状日本からの賠償艦しかいない。同じく秋刀魚を食する文化のある中華民国の艦娘に関しては、むしろ賠償艦しかいない状態である。
一方、2019年に漁獲対象に追加された鰯については海外でも「サーディーン(マイワシ)」や「アンチョビ(カタクチイワシ)」の名で親しまれており(イワシ以外の他種の魚もこれらの名前で呼ばれる事があるが)、そのまま料理に使うほか、塩漬けや油漬けなどの加工品の形で食される事も多い。
関連イラスト
pixivでは漁や調理にいそしむ艦娘達のイラストや漫画が投稿されているが、タグとしては単に「秋刀魚」を使ったものも多い。
中には秋刀魚漁をしていなかったり、何やらヤバい状況になっているイラストもあるのだが…
秋刀魚のドロップ率が一番高い海域であった3-3(アルフォンシーノ方面)では、レア艦が多くドロップする事からこんな珍事も……いや、いつもの事か。
2018年以降は秋刀魚漁の最有力海域となった6-5(KW環礁沖海域)に出撃を命じられる英国ビッグ7の姿も
関連タグ
瑞雲祭り、鎮守府氷祭り:秋の秋刀魚祭りを含め「艦これ三大奇祭」とも例えられる。ただし、ゲーム内イベント発祥の秋刀魚祭りと異なり、この2つはリアルイベントが先行している。
鎮守府秋刀魚祭り四人衆(『「艦これ」鎮守府秋刀魚祭りin横浜泊地』のトークショー出演者。のちに「月夜海」を艦娘名義で歌っている)
※画像はイメージです。
サーチ&バッチコイ:……関連…?
水雷どうでしょう:『水曜どうでしょう』の企画「釣りバカ対決」を連想した藩士提督によって、当イベントの模様を「釣りバカ対決」風に描写するネタが見られる。